挨拶をしなければいけない理由は特にない
昔から我々日本人は、
「どんなにバカでも挨拶だけはしっかりしろ」
などということを言われていると思います。
小さい頃から学校教育で
このことを叩き込まれてきて
それに多くの人が盲目的に従ってきていますが、
何がなんでも挨拶を抜きにしてはいけない理由はなんでしょうか。
先日バイト先の飲み会で
「今日新しく入った子が、俺に挨拶をしてくれなかった。」
と愚痴をこぼしたところ、
冗談半分で
「もうそういう時代だよ。
挨拶をしなきゃいけないっていうのが絶対じゃない。」
と突っ込まれました。
昨今では
多様性多様性と叫ばれ
多くの人の価値観を尊重していこうとする機運が高まっています。
何を隠そうぼくもその一人です。
しかし
挨拶に関しては違うと思います。
そう思い
上の会話で、
「挨拶は違うだろ。」
と反論したものの、
自分の中で
なぜ挨拶は絶対的なものになるのかの根拠は出せませんでした。
そんな何気ない飲み会での会話から
一人で悶々として、
ひたすらに挨拶の意義を考えました。
相手に失礼だから?
これからの関係を良くしていくため?
ただ単に自分のことを知ってもらうため?
いくつか浮かびましたが、
『礼儀』というだけで
これだというようなものは浮かびませんでした。
そして思いました。
挨拶をしなければいけない理由は特にないのではないかと。
もちろん古くから伝わる万国共通の風習で
挨拶はするというのが当たり前ですが、
上でも述べたように
あくまでもそれは礼儀であって
絶対的なものではありません。
とは言え、
やはり愚痴をこぼしていたように
挨拶が絶対化された社会に生きてきたからか、
挨拶がなければ違和感を感じます。
ですから
とても複雑な気持ちです。
以前プロ奢さんが
「挨拶や人助けなどっていう簡単なもので、
相手に『こいついい奴だな』って思わせることができるから
コスパがいい」
というようなことを言っていたのを思い出します。
単にそうのような理由で
挨拶をするというのもいいかもしれません。
挨拶の真の意義はなんでしょうか。
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