若い投資家

お母さんが子供さん連れて来られて、お小遣いとか無駄遣い減らしたいっちゅう話をしはったんやけど、その話の中で、僕が言うたんは、「僕のお客さんで一番若い投資家は小学校2年生ですよ」っちゅうことなんですわ。ほんで、その子に株式投資の基本を教えたら、ちゃんと分かりはったんですわ。最初に彼が言うたんは「利益が上がったら株価が上がる」っちゅうこと。お母さんが、「あんた、夜中にこっそりゲームばっかりして、やめなさい」って怒ってたんやけど、その子は「僕だけやない、友達もみんなゲームしてるし、ゲーム作ってる会社はこれからも儲かるはずや!」って言うんですわ。ほんで、「だからその会社に投資するねん」って。

次に、「ウイルスに感染せえへん、ウイルスをやっつける会社ってないん?」って言い出して、そら小学校2年生ですよ。「サイバーセキュリティの会社はいろいろあるけどな」って教えたら、「じゃあウイルスに感染せえへんコンピューター作ってる会社は?」ってまた聞いてきたんですわ。お母さんがそれ聞いて「うちの子、天才ちゃうか」って思わはったんやね。ほんで、彼はそのまま株式投資を始めて、どんどんお金が増えていったんです。

彼がママと買い物行った時に、「ママ、あの一番上の棚にあるお菓子、ちょっと取って。僕、届かへんから取ってや。」って言うたんですわ。ほんで、「このお菓子、クラスの友達もみんな毎日買ってるし、僕もこれ好きやねん。このお菓子の会社、きっと儲かってるわ。この会社の株、買おうよ。」って言い出したんや。小学校2年生で、そんな発想ができる子やったんですわ。

彼はママのお手伝いして100円もらって、塾で100点取ったら100円もらって、それをコツコツ貯めて、100円玉が10枚貯まったら1000円札に換えて、それをまた貯金箱に入れて…、ってやり続けて、9000円になった時、「もうすぐ1万円になるから、投資信託買おうと思うんやけど、どんなのがええん?」って聞いてくるんですわ。

今まで彼は欲しいもんを何でも買ってたんですけど、すぐに飽きて捨ててまうんですわ。お母さんが「欲しいもんやったら買うてええと思ったんやけど、すぐ飽きるのは本当の欲しいもんやないんやね」って気づかはったんや。それが無駄遣いやって分かってなかったんやけど、株式投資を始めてからは、本当に必要なもん以外は買わへんようになったんですわ。買う前に、「これ、ほんまに必要か?」ってめっちゃ考えるようになったんです。

お母さんが一番喜んでたんは、彼が無駄遣いせえへんようになったことですわ。そやから、無駄遣いをやめさせる方法は、ただ「無駄遣いやめろ」って言うてもあかんねん。他にもっと楽しみができたら、自然と無駄遣いせんようになるんやね。

彼は株式投資でお金が増えて、ママに「マッサージ行きなよ。僕がお金出すから」って言うてたんですわ。ほんで、今ではママが売りたくなった時に、「ママ、今売るタイミングちゃうよ」って彼がアドバイスするんですわ。

こうして、株式投資を正しい方法で教えたら、子供でもお金の使い方が変わるんやな、ってことが分かりますわ。子供たちに株式投資を教えるんもええと思いますよ。

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