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おめでとうと羨望と妬みと・・人の心はままならず
心のうちを覗いてみると、いいものばかりは詰まっていない。
知り合いから、
「YouTubeを始めた知り合いがいて、登録1000人必要なので登録して」
と頼まれて登録した。
登録はしたけれど、全く興味がない内容の動画だったので見ることもなく放置、久方ぶりに登録通知を見てみると、
「登録者1万人!」
やったね、おめでとう!
さてさて、YouTubeって儲かるとは聞いていたけれど、どれくらいの収入になるのかしら?
Google先生に聞いてみます。
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あら、毎日パートにでるよりずっといい収入になるのですね。
うす~い関係ではあるけれど、顔を合わせる機会もあるので敢えてネットでは知らんふり。(回りまわって私が登録者になっているとは知らないかも)
ちゃんと夢見たユーチューバーになれたのね、
「おめでとう」と思った後に、
「好きなことができていいな」と羨ましい気持ちもあり、
「こんなに稼げていいな」と、私の中に妬みもあった。
あらあら、素直に喜ぶだけでは終わらない、私の心の中。
その人の家族仲がぎくしゃくしているのも聞いている。
子どもも独立し夫婦二人きりの家族になり、
一方は、しっかりした組織の安定収入のある職場に長年勤めているが、
長年勤めるということは、組織の軋轢、人間関係の煩わしさに耐える必要もある。
もう一方は、好きなYouTubeで収益を得ながら、社会保障は被雇用者の配偶者という特権を維持してYouTubeのネタのために飛び回っている。
YouTube作成も収益化するのは苦労もありそうなのに、相手が「好き勝手している」と思えて仲がぎくしゃくする。
まあ、滅多に顔を合わせないうす~い関係の私ですら「いいな」と羨ましく思えてしまうくらいなのだから、毎日顔を突き合わせる家族であればなおさらだろう。
「好きなことをやってはいけない」、という縛りがなくなったのだから、
「妬むくらいなら自分も好きなことをすればいいのに」、というのは正論だけど、大きい組織での安定した職、収入、今まで培ってきたステータス、レールから外れると二度と同じ位置には戻れないという現実、を考えると、
「好きなことのために今の位置を捨てられない」のも理解できる。
でも、「妬むのはお門違い」じゃない?
選んでいるのは常に自分でしょ。
「好きなことをする」、ということは実は逃げ場がなくて怖いこと。
YOASOBIさんの「群青」と歌詞にもありますね。
・好きなものを好きだと言う 怖くて仕方ないけど
・好きなことを続けること それは楽しいだけじゃない
・好きなものと向き合うこと 今だって怖いことだけど
好きなものを選べない状態、
ある範囲の中でしか選べない状態、ってのはたくさんある。
好きなものを選べる状態であっても、尻込みしてしまうことはもっとある。
だからって、好きなものを選んで、自分をかけて頑張っている人を妬むのはお門違いだし、自分にも相手にも世の中にも全く益がない。
私も心が小さいもので、羨ましく思ったり、妬ましく思ったりもするけれど、「花咲かじい」の〆の言葉を身に刻んで、自分の人生を生きていこう。
はたらくのがいやで、人のことばかりうらやましがる者は、罰があたってとなりのじじのようになるんだと。 とーんびんと。
何はともあれ、おめでとう。
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