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カタツムリは漆喰の壁を登れるか

ブロックをカタツムリが登っている姿を見ることはありますか?
カタツムリの殻は生まれた時からカタツムリとともにあり、カタツムリの成長とともに成長していきます。
殻の成長に必要なのはカルシウム。
カタツムリはコンクリートブロックをかじってカルシウムを補給しているそうです。

では、漆喰の壁もカタツムリにかじられるの

漆喰は次のように作られて塗られて固まっていきます。
石灰石を加熱して塗ってまた空気中の二酸化炭素を吸収して石灰石にかえっていきます。
(漆喰が石灰石に変わる化学変化には100年以上かかるといわれています)

CaCo3(石灰石)➡加熱➡CaO(生石灰)
CaO(生石灰)➡散水➡Ca(OH)2(消石灰)
Ca(OH)2(消石灰)にのりや繊維等を配合すると漆喰に
Ca(OH)2(漆喰・消石灰)➡空気中の二酸化炭素吸収➡CaCo3(石灰石)
※分かり易くするために省いた部分があるので完全な化学反応式にはなっていません

ほらしっかりとCa(カルシウム)が含まれている。

漆喰の壁にカタツムリをのせてみました。
塗って1週間目
泡吹いて落ちました。
まだ漆喰が乾ききっていないかな?

塗って6か月後
落ちないけど泡吹いてます。

カタツムリがいた場所が黄色くなっていました。
(水ぶきで簡単に跡は消えました)

カタツムリの跡

漆喰は強アルカリ性 

塗るときは「アルカリ性なので手袋・眼鏡で気を付けて」とやっていましたが、乾いてもアルカリ性なのですね。

ケースに帰ったカタツムリに仲間が寄り添うように寄ってきていました。
カタツムリさん ごめんなさい。





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