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“こ”の具合が絶妙で “こ”が大変

小綺麗な部屋で、小洒落た格好をして、小気味よく暮らしたい。
間違っても小汚いオバサンにはなりたくない。

この””の具合が難しい。

ピカピカに磨き上げられた家、部屋、というのは想像がつく。
お洒落なダンディ・マダム・イケメン・レディというのも想像できる。
ところが、”こ” がついたとたん私のイメージとお隣さんのイメージがすごく食い違ってくる。

学生の頃なら
「60点以上 可」「70点以上 良」「80点以上 優」と「優良可」とか
「ABC」 とか 「〇△×」 とか通信簿によく書かれていた。
当時はそれを見て一喜一憂してみたり、
点数で判断するなんて、と反発してみたりしていた。

けれど、それはまだ簡単だったんだ。

世の中に出ると判断基準がたくさん、あいまい、変更有と割り切れない。
そもそも自分に必要、有益な基準と、
全く有益でなく気にかけなくていい基準と、とにかく基準が溢れている。

私とあなたは同じ世界にいて、同じものを見て、違った基準で判断している。
多様性の時代と、違いを認め合うことが大切だというけれど、
その前に、違うことを理解するために言葉を尽くしてるか?
言葉で説明する努力を省略してないか?

私の小綺麗は、ちょっとした天然石のピアスを身につけたりすること。

娘の小綺麗は、美顔20分、爪の先から髪の先までお手入れすること。

一緒に暮らしてきたはずなのに、”こ” の具合はとても違う。
そして、説明してもわからないし、説明も面倒だ。

”こ” は大切だけど、わかり合うのは難しい。

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