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スランプのち、Inktober2024にチャレンジ①

# 82 書き手:アケル

 さて、前回つぶやきに「もうすぐ書ける」と書いたにも関わらず、全然スランプに突入してしまった。


スランプのほどき方

 上のイラストをババンと出しておいてなにがスランプというのか、という話だが、まだ本調子じゃない。
 毎年9月は季節の変わり目で体調を崩しがちだったけど、今年は残暑に体が付いていけず、寝て起きて仕事に行くだけで精いっぱいだった。
 本当にまずい時は、あらゆる欲が消えていく。そのくせ、スマホで動画やSNSを見漁って、自分と他人の人生を比べてしまう。
 そんな時期が10日ほど続いて、これはいかんと思いまずはスマホを絶った。
 ひたすら寝て(スマホを使っているうちは気づかないけど、目や肩がバキバキに固くなっていた)、トマトや冬瓜のあったかいスープを飲んで、少し動けるようになったら庭を歩いたり筋トレを始めた。
 食べたいものを選べるようになって、花や草が夏から秋の支度を始めたことに気づいて。
 デイキャンプで焚火をしたり、お店で草花の苗を買ったりして、欲を少しずつ取り戻していった。
 ぼくは大人になったら、図書館のレシピ本で見たごはんを作り、休みの日は焚火でお酒とおつまみを楽しみ、庭に好きな花を植えたかった。
 それが全部できることを思い出せた。

 焚火のチーズフォンデュは、チーズが鍋の中で丸まってしまって笑った。
 ウイスキーは苦手だったが、かなり薄めの水割りをちびちび飲めるようになった。
  季節外れで安くなっていたが、大株の白い芙蓉を買えた。まだつぼみをたくさんつけていて、毎日一輪ずつ開いてくれる。

 大人になったらの夢を残らず叶えておいて、人の何と比べるというのだろう。(もちろん、アケルと大多数の人のやりたい生活がかなり違うので、比べる要素が少ないというのも、もちろんある)


 調子を取り戻したけど、文章を書くのがまだいまいち乗れず、10月は絵に集中することにした。(つぶやきとまったく違うことをしていて、更新を待っていてくれた方にはすみません)

 大人になったらの最後の夢『好きなことを仕事にしてお金を稼ぎたい』を意識しているのもある。
 好きを仕事にする。これを叶えるかどうかは人によって意見が割れると思うが、ぼくはシンプルに『もう少し絵や物語に取り組む時間が欲しい』『本業にするというより、純度120%の描きたいものを作って人に渡したい≒同人誌的なもの』を始めてみたいとずっと思っていた。
 器用でないし、流行も追えない。でもぼくは自分が何を好きか、一番分かっている。
 
 まずは腕試しとして、インクトーバーに挑戦することにした。

 


Inktoberは2009年に、イラストレーターJake Parker氏が、彼のイラストレーター仲間と始めたイベントで、今ではアメリカを中心に25万人もの世界中のアーティスト・漫画家たちが参加しています。※作品の投稿は厳密に毎日でなくてもかまいません。また、1日2作品以上の投稿でもOKです!好きなタイミングで、好きな数だけ投稿してください。

上リンクから文章引用


 

1日30分しか描けない…


 そして始めてみてすぐに気が付いたのだけど、10月、まったく時間が取れない事に気が付いた…。

 毎日描くとしても1日30分しか集中できる時間がない。
 
 2.3枚書き始めたが、線画だけで1枚に1時間ほどかかってしまう。パッとすぐに描けるわけではなく、一つのお題に対して構図を考えたり、小物を調べたりの時間を含めての1時間だ。


異様なキャラクターだが、これは自由帳の住人の小鬼。子どもの頃の発想の方がめちゃくちゃ面白い

 これだととても30枚描けない。試行錯誤して既に3日経ってしまった。
 どうしたものか…。


 そんな時、以前学んだドローイング方法を思い出した。
 一筆描きだ。

 本当は線を重ねてはいけないのだが、迷って筆が止まってしまうので、

・アタリをとってもいい
ざっくり一筆で描く
・本当に気になるところはあとで加えてもいい
・布目や髪の毛など、どうしても離したほうがいいところは離して描く)

という自分ルールを追加した。コアな一筆書きファンに怒られそうだが、始めたばかりなので勘弁してほしい。

 とにかく、この描き方は迷ってる暇がないので断然速い。
 
 これなら続けられそう…というわけで、無事に描き上げることができた

↓線画はinstagramに投稿しています↓



ただそれだけだと、noteに投稿しても面白くないので、みんなのフォトギャラリー用に投稿した。(こっちの方が頑張ったので見てほしい)

28 巨大:地下神殿と呼ばれるエリア。まだかなり荒い
1 バックパック:小鬼のシェルパ
17 日記:自作のトラベラーズノート
30 ヴァイオリン
21 サイ:神社彫刻の犀と混ぜ合わせてみた
15 ガイドブック:
20 未知・未踏:※一筆描きではない
26 カメラ:※一筆描きではない

 一筆描きのほうが時間をかけて一生懸命描いたのよりお洒落だ。不条理を感じる。

  ともあれ、記事を書く際にみんフォトから選ぶときに、見かけてくれたら嬉しいなと思う。(
(イラストは若干タイムラグがあるので、今日の夕方か明日にでも反映されると思う)

 画法やスランプの話だったし、今回はだらだらと書いてみた。
 今回は書き溜めてしまったので、今度は4.5枚にして、いつもの二人の感想でももらおうかな。
 ひとまず、ここまで。

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