【Logic】MIDIで簡単にクレッシェンドやランダムなべロシティを作る
Ifです.楽器は人様に聞かせられるほど上手くないので,曲を作るときは全部打ち込みでやってます.そんな時にいつも思う,クレッシェンドとかランダムな強さの音を打ち込むのがめんどくさい.でも大丈夫!MIDIトランスフォームという機能を使えば,指定した範囲でいい感じにクレッシェンド(デクレッシェンド)やランダムなベロシティのノーツを作ることができます.今回はLogicの画面を使って解説していますが,他のDAWでも似たような機能があれば参考になるかもです.曲作る度に毎回やり方忘れてググってるので自分用に備忘録としてまとめることにしました.
クレッシェンドの作り方
ここから本題.まずは,適当にピアノロールにノーツを打ち込んでいきましょう.8つの同じペロシティのノーツを「3〜4小節目(ここ覚えときましょう)」に打ち込みました.
打ち込んだら早速MIDIトランスフォームの出番です.「機能」→「MIDIトランスフォーム」→「クレッシェンド」と選択していきます.
選択するとこんな感じの画面が出てくると思います.
クレッシェンドを作るには,どの範囲のノーツを変化させるかを決めた後,最小のベロシティと最大のベロシティを決定します.今回は3〜4小節目のノーツのベロシティを50から100にだんだん強くしていく感じにしましょう.そんな感じに設定した後の画面がコチラになります.細かいことはスクショ見て察してください.
最後に「選択して実行」をクリックするとノーツがいい感じにクレッシェンドになります.ちゃんと狙ったところを選択できているか不安な場合は,「選択のみ」をクリックすると現在指定している範囲がピアノロール上でハイライトされます.ちゃんと確認しておいた方が事故は少ないかもです(まあcommand+zでやり直せるんですけどね).そうして出来上がったノーツがこちら.
ランダムなノーツの作り方
次はランダムなノーツを作りましょう.今度は8つの同じペロシティのノーツを5〜6小節目(今回は覚えなくていい)に打ち込みました.
打ち込んだらここでもMIDIトランスフォームの出番です.「機能」→「MIDIトランスフォーム」→「ベロシティをランダム化」と選択していきます.
選択するとこんな感じの画面が出てくると思います.
ランダム化は選択したリージョン全体に対して行われます.ランダム化したいリージョンを選んだ上で,選択のみをクリックするとノーツの数が↓みたいに出力されるので,対象のリージョンと一致しているか確認するとミスがないと思います.
今回は最小50最大70の範囲でランダムにベロシティを変化させてみましょう.設定後の画面はこんな感じ.まあ2箇所しかいじってないんですけどね.
最後に選択して実行をクリックすると指定した範囲でベロシティがランダムに変化します.生演奏っぽい微妙な強弱の揺れを出す際に使えるテクニックだと思います.
まとめ
LogicのMIDIトランスフォームを使ってクレッシェンド(デクレッシェンド)とランダムなノーツを作成する方法を解説しました.他のDAWソフトにもこういう機能ってあるんですかね?この記事が皆さんの快適なDTMライフの役に立てば嬉しいです.
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普段はボカロPと歌い手やってます.YouTubeのチャンネル登録とTwitterのフォローをよろしくお願いします.