ココロスキップ様にオタ活用名刺への点字の刻印をお願いした話
始めに
この記事では、ココロスキップ様の点字名刺プロジェクトに依頼した時の話を書く。
もしココロスキップ様で点字名刺を作りたくて、依頼手順等で困っている人がいたら参考にして頂きたい。
尚、筆者は点字は読めない人である。点字については「一応これはそう打ってるんだよな……?」と思いながら、届いた点字名刺を撫でている。読めるようになりたい。
点字名刺のきっかけ
とある界隈のオンリーに参加した際に、参加者の一人が趣味用の名刺に点字を打っていた事からである。その人物は福祉関係の人であった為、その関係で点字名刺を使っていたのだろう。
筆者個人も点字名刺というものは知っていたが、営業と言った外回り系の職業でも無い為、本物の点字名刺には出会わずに生きてきたのであった。
そこからしばらく経ち「趣味で名刺を作ろう」となった時にオリジナリティを出したいと考えた。そこで行き着いたのが点字名刺である。
点字名刺を作る
点字名刺を作るとなった時に、とりあえずググった。素直。いくつか点字 名刺を取り扱っている場所があった。
ある界隈で「点字名刺でオススメの場所はあるか」と尋ねた所、「ココロスキップって所が良いのでは。点字の同人誌をそこで作って貰った人がいたと記憶している」と聞いて「じゃあそこにするか」みたいな感じで決めた。
実際、筆者個人、福祉だとかそういう言葉に惹かれるのもある。ココロスキップ様に仕事として発注すると、発注代のいくらかが作業者の工賃になるらしい。win-winだ!
ココロスキップ様への依頼手順
名刺を用意する
さてそんな訳で依頼していく。まずは名刺を作る。作りました。「既存の名刺に点字の刻印をするサービス」なので、元が無いと始まらない。それがこれ。
オタ活用名刺なんて人それぞれ。尚用紙はボンアイボリー180K。一般的な名刺と比べるとちょっと厚手な紙かもしれない。
そんな訳で、これに刻印してもらう事とする。
注文する
次に、ココロスキップ様のページで注文していく。メールからでも依頼できるらしいのだが、筆者は注文ボタンから注文した。
今回用意した名刺は60枚だか70枚だか。1セット100枚なので、1セット注文すれば良い。
注文してアマゾンペイで支払った。今回の場合、刻印に指定は必要だが備考欄は空白で出した。この刻印内容の指定は送る段でメモを入れれば大丈夫なようなので、送る際に入れる事にした。
注文をすると、まず機械による自動の注文受付メールが来て、次にココロスキップ様から注文受注のメールが届いた。「以下の住所に送ってください」「内容に指定があればメモを同封してくださればスムーズです」というような事もメールに書いてある。
送る
次にやる事は、名刺を向こうへ送る事である。今回使ったのはレターパックライト。というのも、追跡が可能なのと、メモを同封するのだが、これが信書に該当するのでは? という個人的懸念からである。黒猫だのでは信書は送れない。余談。
名刺は薄いPP袋に入れ、そこらに転がっていたプチプチの梱包材で包んだ。とかく雑。
同封するメモだが、以下のような事を書いて印刷したA4の紙を折って同封した。
……とまあこんな具合である。住所と氏名はいらないかもしれないが、一応念の為もある。丁寧であればあるだけミスは減ると信じて。
文字の指定については、ココロスキップ様のQ&Aにこのような事が書いてあるので、参考にしていただきたい。
今回であれば、一行目は「し」「拗音」「ゆ」「く」「ん」「め」「い」で8点字、「E」「X」「P」「u」「m」「p」で6点字、入ったなガハハ! となる所だったが。
実際来たのは「しゅ」「く」「ん」「め」「い」で7点字(どうやら2点字で「しゅ」を指定できるらしい)、「アルファベット指定」「大文字」「e」「大文字」「x」「大文字」「p」「u」「m」「p」で10点字であった。アルファベット結構膨れ上がるな!?
もしこの刻印の点字数について気になった方がいたら、依頼前にココロスキップ様に問い合わせするのも良いかもしれない。少なくとも筆者は「文字数余裕持とう……」になった。
待つ
後は送り出して待つだけである。向こうに到着したら連絡をくれる。また、何かあった場合はメールもしくは電話をするとの事で、メールボックスや電話の受信履歴を数日程気にしていた方が良いだろう。
作業が完了した場合にもまた連絡をくれる。丁寧すぎる……! 筆者の場合は土曜日に作業を終えたとの連絡と、郵便局が開く月曜日に発送して火曜日に到着する見込みである旨を伝えられた。わくわくだ!
届いた
そして改めてになるが、届いたのがこちらである。
筆者の名刺を担当したと思われる作業者からの点字の手紙も付いて来る。点字の……手紙?! 点字読めないが?! しかし助かる事に文字訳付き。ありがてえ! 点字の手紙という貴重な物なので大事にファイリングした。作業者に幸あれ。長生きしてくれ。
終わりに
そんなこんなで、筆者の元には点字が入ったオタ活名刺が無事に爆誕した。オタ活名刺に点字、珍しいが面白い。ずっと撫でて点字の感触を味わってしまう。
この名刺が捌けきるかは定かではないのだが(数が……多い!)、もし捌けてしまったらまたココロスキップ様にお願いをしたいと思っている。
貴方のオタ活名刺に点字、是非検討して頂きたい。