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「19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと」を読んでみたお話

以前,テレビで特集されており,その著者の書籍を読んでみたお話です↓

一言ではすまないような大変な思いもされながら医師になられた方のお話で,この本を読んで僕が学んだことを5点まとめます.

①自分ではコントロールできない悩みはすぐに捨て,コントロールできることに集中するように切り替えること.
人の悩みは「どうすることもできない」ことに憂いていることが多くあり,両親が離婚する等が一例です.自分の要因で変えようのない部分に悩んでいると,人生前向きに好転しないのではということでした.そのため,自分でコントロールできない部分は気にしないようにして,自分でコントロールできる部分(勉強等)に集中する意識が重要だと説明して頂いてます.

②ステークホルダーの調整をする
どこかで利益を得ている人がいうことは,一方でどこかで損をしている可能性があります.そのため,損している人がいる際はその人ができるだけ低減できる取り組みも必要とのことでした.
※ステークホルダー(利害関係者)については以前の投稿でも少しふれました↓


③急性期医療,在宅医療は役割が違う
これ,理学療法士である僕も実感したのですけど,医師でも同じなんだなぁと印象的でした.急性期で勤めた頃に回復期へ目を向けると「生活行為(動作練習)ばかりで機能練習やリスク管理が不足しているのでは?」と感じた時期がありました.その一方で,回復期に勤めた頃に急性期へ目を向けると「生活行為・活動レベルの獲得への関心が薄いのでは?」と感じていました.
この全ての取り組みが賄えると一番良いのでしょうけど,有限な時間のなかでどうしても,機能練習・生活行為のどちらかに割合が傾くものなんだなと,今思います.ですので,急性期,回復期,在宅と取り組むべき医療の種類が異なり,それぞれの時期を担当されている医療従事者は次の走者へのバトンパスを意識することが重要だと思いました.

④社会人の勉強はイシューから始めたい
イシューとは「論点」「課題」「問題」と訳されますが,何かの課題意識を持ったときに自身をみつめて「何が動機か」「どう考えるか」「相手はどう関心をもつか」等を考えて,論点を見つけ出すことが大事です.
仕事を単なる自分の高み(自己研鑽)や決まった業務だからやる,ではなくて,「本当に誰が困っていて(イシュー),それを解決するために動く」という思考が必要なんだと知りました。

⑤僕たちは手伝ってくれている.同じ船に乗っている.
「他人にお願いする前にできることは全て自分がやらないと」と,僕自身考えるほうの人間なので,「同じ船に乗っている」と思える仲間・繋がりとは何だろう?と漠然と考えさせられました.

自分が辛い思いをしてその実体験を基に,同じように困っている人達のために力になろうとされているところに感銘をうけました.僕もこんな人になりたい.

人のためになりたい!だとか,食べていく以外の何の目的のために今の仕事してるのかな?等々,考えている人にはおすすめかもしれません.是非,読んでみてください🤗

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