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僕の頭の中には おじさんが常在している。 性別は女性だが 頭は中年男性なのだ。 古風、朗らか、母性溢れる、奥ゆかしい、穏やか、愛嬌のある、気配り上手な そんな風に見えるだろう。 それはすべて このおじさんの判断があってこそなのだ。 話し方、立ち方、座り方、拾い方、食べ方、笑い方、ほほえみ方、服装、化粧、肩書きに至るまで 僕の女性性をプロデュースするのは、 このおじさんだ。