第89回(2022年4月12日)
毎週火曜企画、第89回目を始めていこう。
前回はクリエイター集団の楽曲を紹介した。
今回は少し変わった形で曲を紹介しよう。
今回はこのような形で曲を紹介する。
「乃木坂46メンバーが選んだ乃木坂ソング」
これは2021年12月15日深夜(16日未明)に放送された「乃木坂46のオールナイトニッポン」にて行われた。この日はメインパーソナリティ(当時)の新内眞衣と1期生の秋元真夏、4期生の遠藤さくらが番組内で乃木坂46の楽曲を2曲ずつリクエストした。
まずは1期生の秋元が1曲目にリクエストした曲を紹介する。
※楽曲はすべて乃木坂46の曲であるため曲名のみの紹介とする。
♪君の名は希望(2013)
この曲は乃木坂46の5枚目シングルの表題楽曲であり、2013年3月13日に発売された。楽曲のセンターは1期生の生駒里奈が務めた。
楽曲は2015年12月31日放送の「第66回NHK紅白歌合戦」で披露された(この時乃木坂46は紅白初出場)。
2016年3月26日より東京メトロ千代田線・乃木坂駅の発車メロディとして使用されている(メンバーの生田絵梨花がピアノで演奏した音源が使用されている)。
作詞を担当した秋元康は、2018年4月22日に行われた「生駒里奈卒業コンサート」にてデビューシングルから5作連続でセンターを務めた生駒を「乃木坂46の希望」としてイメージして書いたと明かしている。
続いて、メインパーソナリティの2期生・新内眞衣が1曲目にリクエストした楽曲を紹介する。
♪バレッタ(2013)
この曲は乃木坂46の7枚目シングルの表題楽曲であり、2013年11月27日に発売された。楽曲のセンターは当時加入したての2期生・堀未央奈が務めた(堀は当時まだ研究生扱い)。
乃木坂46のシングルでは数少ないタイアップ盤がリリースされているシングルである(この時「NARUTO」のタイアップ盤がリリースされた)。
MVでは闇クラブとの銃撃戦シーンがあるが、このときメンバーは銃撃戦に初挑戦した。
続いて、4期生の遠藤さくらが1曲目にリクエストした曲を紹介しよう。
♪僕がいる場所(2015)
この曲は2015年1月7日に発売された乃木坂46初のアルバム「透明な色」のリード楽曲である。センターは生田絵梨花が担当している(これを歌唱しているメンバーは10枚目シングル「何度目の青空か?」のメンバーであり、生田が同曲でセンターを務めているため同様のフォーメーションで楽曲披露をしている)。
歌詞は「僕」(一人称として)が愛する人を残して死ぬことを仮定した歌詞になっている。
続いて、遠藤が2曲目にリクエストした楽曲を紹介しよう。
♪ごめんねFingers crossed(2021)
この曲は乃木坂46の27枚目シングルの表題楽曲であり、2021年6月9日に発売された。センターは4期生の遠藤さくらが務めている。
2021年12月30日放送の「第63回日本レコード大賞」において優秀作品賞を受賞した。さらには第36回日本ゴールドディスク大賞において「ベスト5シングル」を受賞している。
楽曲のMVは「カーレース」をコンセプトにしており、さまざまな車やメンバーの映像中での相関図などが特設サイトに公開された。さらに、レース終盤の逆転シーンではナイトラス・オキサイド・システム(亜酸化窒素をエンジン内部に噴射するシステム)が使われている。
続いて、新内が2曲目にリクエストした楽曲を紹介しよう。
♪今、話したい誰かがいる(2015)
この曲は乃木坂46の13枚目シングルの表題楽曲であり、2015年10月28日に発売された。センターは1期生の西野七瀬と白石麻衣がWセンターを務めた(乃木坂46の表題曲では初めてWセンター方式が採用された)。
このシングルも数少ない作品とのタイアップ盤がリリースされた(この時は「心が叫びたがってるんだ。」とのタイアップ盤が発売された)。
楽曲の振り付けには拍をずらしながら時間差で同じ振り付けを踊る「カノン」という技法が採用されている。
最後は、秋元が2曲目にリクエストした楽曲を紹介しよう。
♪シンクロニシティ(2018)
この曲は乃木坂46の20枚目シングルの表題楽曲であり、2018年4月25日に発売された。センターは1期生の白石麻衣が務めている。
楽曲は2018年12月30日に放送された「第60回日本レコード大賞」において大賞を受賞した。さらに、2019年12月31日に放送された「第70回NHK紅白歌合戦」でも歌唱された(この時乃木坂46のみならず、欅坂46(当時)・日向坂46のメンバー、さらにはこの年の司会を務めていたウッチャンナンチャンの内村光良も楽曲披露に参加した)。
この楽曲は白石麻衣がセンターを担当しているが、もともとこのシングルで卒業を発表していた生駒里奈がセンターを担当することが当初の予定で決まっていたが、生駒本人が打診を断った(その代わり、生駒は2列目のセンターを担当)。
19枚目シングル「いつかできるから今日できる」から約半年後にリリースされたが、この時乃木坂46のCDシングルの発売期間としては過去最長となった(その後25枚目シングル「しあわせの保護色」と26枚目シングル「僕は僕を好きになる」の発売期間が記録を塗り替えた)。
今回はこの辺にしておこう。
次回(第90回)は来週(4月19日)に投稿する予定だ。
では、また来週。
2022.04.12 #089
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