
地獄!謎のパチマイクロTF軍団!!
あけましておめでとうございます。いえさぶです。
2025年一発目、いきなりトンチキなブツが手に入ったので紹介せていただきます。

メ◯カリにて購入したミニカーセットに含まれていたこちらのカラフルなプラスチック製ミニカー、これらが今回紹介するトイです。
特に手前の3台は見覚えのある方もいるんじゃないでしょうか?





3体とも奇抜なカラーリングになっていますが、G1トランスフォーマーのマイクロトランスフォーマー(Micromasters)のほぼ完全コピー品、つまりパチモンです。
パチモンながらもしっかり変形可能で、プラスチックの質もそこまで粗悪ではありません。パチの中では優等生の部類に入ると思います。
しかし、今回の本題は彼らではありません…


最初の写真の奥側に写っていた怪しいヤツら、彼らこそが今回のメインです!
見た目でわかる通りマイクロTFのコピーではなく、変形システムを模造して作られたオリジナルの変形ロボットと思われるもので、サイズはマイクロTFよりもひと回り半ほど大きく、パーツ構成も本家ではあまり見られないものもあります。
それでは各々を詳しく見ていきましょう!

まずはこちらのトラック型から。
G1トランスフォーマーのドラッグやパイプスをを思わせるデフォルメされた車体が特徴で、荷台にはクレーンが取り付けられています。
ビークルモードのギミックとしてはコロ走行の他、クレーンが可動します。

変形後の姿がこちら。
全体的にマイクロTF風の変形ですが、ルックスは本家よりかなり劣化しています。
薄っぺらいボディに左右つながった足、バックパックと言い張るには無理があるキャビン部など、かなり見苦しい見た目になっています。
細部の造形も雑で、いかにも「適当」という言葉が似合う出来になっています。

次はブルドーザー型です。
こちらもトラック同様デフォルメチックなデザインになっています。
キャビン部とドーザーの造形が2種類あり、それぞれ微妙に形状が異なります。
ギミックはコロ走行とドーザー可動です。

ロボットモードです。
…なにこれ?
例によって薄っぺらいボディ、左右つながっているどころか最早一本足と化した下半身、かなりの貧弱ロボです。
その上、異なる外装が取り付けられているのにも関わらず、ロボットの造形は完全に同じです…
だいぶ雲行きが怪しくなってきましたが、次に進みましょう…!


最後はホイールローダー型とロードローラー型です。
例によってデフォルメされた車体、ギミックもコロ走行とバケット(ローラー)可動とシンプルなものになっています。
ホイールローダーとロードローラーではキャビン部の造形が異なっており、無駄に気合の入った作りになっています
もう嫌な予感しかしませんが、ロボットモードを見ていきましょう…


…
はい、ロボットモードです。
…ロボットモードです!!
もう説明するのも辛くなってきました。これまでの貧弱ロボを遥かに上回る最強貧弱ロボです。

横から見るとこの通りです。ペラッペラの上半身、皺寄せされた巨大な下半身、何処ぞのサーフ系ボディビルダーの逆パターンです。
造形も適当です!

さて、それぞれの詳細を見たところで考察の時間です。
今回彼らはミニカーのまとめセットに含まれていましたが、パッケージは無くルース品での入手だったので詳細は不明でした。
しかし、同梱されていたミニカーも所謂チープミニカー系だったので、そういったミニカーが流通していた場所、つまりゲームセンターの景品や食玩、お土産屋や駄菓子屋のおもちゃコーナー、100円ショップ、ガチャガチャなどで流通していたのではないかと思われます。
そして画像検索するととあるメルカリの商品がヒットしました。

(発見時すでに売り切れ)




この商品の写真から、少なくとも今回入手した型の他に
・ショベルカー型
・ダンプカー型
・スポーツカー型
・ミキサー車型
が存在している模様です。
さらに検索を続けると、「シーバトロン」や「カーバトロン」シリーズでお馴染みの駄玩具メーカー、ザ・アクセスのブログがヒットしました。




そこにはトラック型とそっくりなロボットが!
ついに流通経路の一つを特定できた、と思いましたが…


「変身ロボ メカBOX」版のトラックロボと今回入手したトラックロボを見比べると、塗装が省略されている他、造形や質感、成形色などに違いがある事が分かります。
全体的に今回入手したバージョンのほうが造形、材質的にチープなので、おそらく「メカBOX」版のコピーと思われます…
結局謎が深まってしまいました…
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
散々書き散らしましたが、こういったチープで愛嬌のあるトイは大好物なので今後もコレクションしていきたいです。
それでは、またお会いしましょう!