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いえながのやくそく vol.22

2020年9月6日

風が気持ちいい朝。

いつの間にか夏も終わりなんかな。


九州には大きな台風が来ててすごい大きさらしい。
何事もなく過ぎ去りますように。

日曜日ののんびりな朝、キッチンで目についたポップコーンの種。

思わず食べたくなって適当にフライパンに入れて油と塩を入れて炙ってみたら出るわ出るわ。
フライパンを閉じていた蓋が飛ばされる勢いでポップコーンがポポンポン!
どうやら油を入れすぎたらしく、こってこてにこってり味な仕上がり。
コショウをかけてごまかしつつ、朝から脂っこいポップコーンを食べるシュールな朝。

まずは一曲いきましょう。

Kevin Ayers - When Your Parents Go To Sleep

それでは前回からの続編「ソロアルバムへの道」第2話いってみよ〜♪

6月に入って自粛解除になって、6月9日に二ヶ月ぶりに渋谷へ。
コロナ禍真っ只中な感じで、渋谷の街はガラガラだった。
道玄坂を上がってB.Y.Gに着くと、なんだかとても久しぶりな気がしてジ〜ンと感慨に浸りながらB.Y.Gの空気を味わっていた。


この日は『アートにエールを』という企画の動画&音源制作のためにベースの高橋”Jr”知治さん(以後ジュニアさん)とリハーサルをしようと集まった。

誰かとセッションするのは2ヶ月ぶりだった。

音をだしてみると、音楽ってこんなに実体がありそうで無いような不思議な感覚だったっけ?ってな感じ。
ジャムってるうちにどんどん形を変えていくし、曲の雰囲気も変わっていって、二人で音を出し合ってると楽しくてとまらない。

ジュニアさんも自粛明けで人と一緒に音を出すのは久しぶりらしく、やはり演奏を止めることができない。w

もう二人で気の済むまでジャムり倒す濃厚なリハーサルというかリハビリのような。

そして作ったのがこの動画作品。



MONKY & 高橋”Jr”知治 - STAY HOME STRUT

このセッションがとても楽しく、ジュニアさんも他にもいろいろやってみようと言ってくれたので、そのまま僕のソロアルバムの制作に参加してもらうことに。
僕が持ってきたリズムトラックの上で二人でジャムる。

ジュニアさんが「いいね、面白い。」

「もっとやってみよう。」と言ってくれる。

こういう言葉が欲しかったんだなと気づく。

一人でやっていると、これでいいのかな?って思うこといっぱいある。

特に定番じゃ無いようなアイデアなら余計にそうだ。
そこで背中を押してくれる一言があるとないとじゃだいぶ違う。

一緒におもしろがってくれる人がいるとますます面白くしたくなる。

という流れで、ここに鍵盤が入ったらもっと楽しいんちゃうか?ということになった。

そして今度はcro-magnonのキーボード、金子巧に声をかけて3人でジャムってみた。

今まで僕がプログラミングしていた鍵盤パートやベースパートがミュージシャンの演奏に変わっていくと、音楽がどんどん面白くなっていく。よく「曲に命が吹き込まれる」っていうけど、まさにあの感じ。
あぁ、あのフレーズはこういうことをいうのねって思った。



そんなことでセッションは加速してどんどん録音を進めていった。


2、3年ほど前、この3人にHuman Beat Boxとハンドパン奏者のREO MATSUMOTOの4人で何度か録音セッションしたことがあった。

年齢も背景もバラバラであまり交流することのないメンバーが集まってのセッションは、異種格闘技のようなところもあって面白かった。



じゃぁREOも呼んでやってもみようということで四人でジャムる。


Human Beat Boxってなんとなく知ってるつもりでも、一緒に演奏してみると、その表現の幅広さに驚く。

声だからボーカル的な雰囲気も出せるし、目を瞑って聞けばドラムマシンの電子音にも聞こえたりする。

アルバムではCharlie Pakerの曲「Donna Lee」をバリトンと二人で演奏したのを収録。

これは僕の大好きなJaco Pastoriusの1枚目のソロアルバムの一曲目に収録されてる「Donna Lee」へのオマージュ。


Donna Lee - Jaco Pastorius

改めて聴くとやっぱりすごい演奏だなぁ。


そしてJacoといえば僕はこのアルバムを一番聴いたかも。



MYSTERIOUS MOUNTAIN - Jaco Pastorius

スチールパンのオテロ・モリノーが全編フィーチャーされているこのアルバム。
オテロの素晴らしい官能のサウンドが堪らない極楽サウンド。

90年代にオテロさんは大阪のロイヤルホースに毎年のように来ていたので、そこでセッションさせてもらったりして、いつも多大なる刺激を受けていた。

REOが演奏するハンドパンは手で叩くスチールパンといった趣もあり、やはり極楽系の癒しサウンドが心地よい。

このハンドパンの世界観を取り入れた曲もやりたいなと思い、ふと思いついたのがこの曲。



Grazing In The Grass - Hugh Masakela

New Orleansのブラバンでもよく取り上げられる曲で、僕もBBBBでよくやっていた。
でも今までオリジナルを聴いたことはなかった。
オリジナルを聴いてみると、その牧歌的な雰囲気(曲名は草を喰むって意味)がなんとも気持ちよくて、アフリカのスケールの大きな風景が感じられるようで心地よい。



最初はこの曲をHuman Beat Boxとベース、キーボード、サックスでやってみた。
それも独特な面白いサウンドだったが、もっとのんびりとした雰囲気にしたくて最終的にはKOBAYASHI"TONY"YOSHIOが叩くドラムの上でREOのハンドパンが癒しサウンドを燻らせるといったアレンジになりました。

心地いい曲に仕上がったので早く聴いてもらいたいなぁ。



そうやって、6、7、8月とB.Y.Gに集まっては録音セッションを繰り返した。

  第三話につづく


B.Y.Gでのセッションを繰り返してるうちにB.Y.Gの社長の安本さんの鶴の一声でライブもやってみようということになり、このメンバーでGolden High Pine House(GHPH)を結成。

このタイミングということもあって配信ライブを先月やりました。

それはもう破茶滅茶な配信だったんですが(笑)
それを踏まえて次回はバッチリお届けすべく準備してます。


次回のGHPHのライブは9月25日に20時から配信予定です。

ぜひ、お酒片手にゆっくり観て欲しい〜!
宜しくお願いします。



9月25日(金)『Golden High Pine House Live from 渋谷B.Y.G』
●LIVE START 20:00~

配信サイト→https://www.youtube.com/c/REOMATSUMOTO
投げ銭サイト→https://ienaga2020.thebase.in/

●出演 『Golden High Pine House』
MONKY(Sax)
金子巧(Keyboard:cro-magnon)
高橋"Jr."知治(Bass:三宅伸治&Spoonful)
REO MATSUMOTO(Voice Prec&Hand Pan:松本族 )

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/313673213199851

そして今年もこの季節がやってきました!
9月19、20、21日の三日間、長野県は菅平高原で行われる音楽イベント、菅平JAZZ WEEK2020!



去年は息子と参加して、息子にとっても忘れられない思い出になったようで、今年もめっちゃ楽しみにしてます。

そんなわけで大人も子どももリピータ続出の菅平JAZZ WEEK。

気持ちのいい場所で心地いい音楽を浴びて免疫力アゲアゲ間違いなし!

今年は去年大成功だったアフロビートワークショップとあわせて僕のブラスワークショップもやります!


アフロビートにはホーンがメロディをとることが多く、今回の課題曲も出番多めです。


普段あまり触れる機会のないアフロビートの音楽を体験するこれとない機会。三日間のワークショップなのでじっくり楽しめると思います。

楽器を持ってぜひ参加してください。
もちろん初心者も大歓迎〜!!

一緒に楽しみましょ〜!

詳しくはこちら!
https://inmylife-pro.com/sugadairajazzweek2020/https://inmylife-pro.com/sugadairajazzweek2020/

菅平JAZZ WEEK


告知が多くてすいません。

9月11日に本来なら高田馬場ホットハウスでライブの予定だったMONKY&岩見継吾DUO。
先月にホットハウスのオーナーのアキさんが亡くなったので、店も閉めることになりライブがキャンセルになったのですが、アキさんもこのライブ楽しみにしてくれていたので、どこかでできないかなぁと思っていたところ、僕の住んでる地元川崎は溝口のやきとり屋『樹下夢』でライブすることになりました。
『樹下夢』はなんせ面白い人がたくさん集まるところで、フレンドリーな雰囲気なので一人できても自然と友達ができちゃう地元のホットスポットです。
ここで知り合ったジャズドラマーの力武誠さんも一緒に3人でJAZZのスタンダードから歌謡曲まで、いろんな曲で遊びたいと思います。
ぜひ一緒にいい時間過ごしましょう。

9月11日(金)『JUGEM JAZZ』

●川崎は溝の口のアメイジングな焼き鳥屋『樹下夢』で心地いい音に揺られるゴールデンな金曜の夜。
今回はJazz Drummer力武誠を迎え、迫力のビートで強力にswingするウッドコングこと岩見継吾とfunkyなMONKYのバリトンサックスの3人が織りなす、その場限りの一期一会なJAZZ MUSICをお楽しみください。
ミュージシャン飛び入り大歓迎!
●樹下夢(神奈川県川崎市高津区溝口1−1−2)

●Open 18:00 Live start 20:00 (2set)

●投げ銭!

●出演
MONKY(Sax)
岩見 継吾(Wood Bass)
力武 誠(Drum)

●問い合わせ)樹下夢
044-812-0288

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家永 慎也(monky)
この「サポート」は、いわゆる「投げ銭」です。 monkyのnoteや音楽を気に入ってくれた方、よろしければ。 いつもありがとうございます。