家づくりスケジュールを狂わす4つ。1つ狂うと家づくりがパーに、、、
さて、今回は家づくりのスケジュールを狂わす原因についてお伝えしていきます。
はじめに
今記事をご覧になっている方は「いつぐらいに家づくりを始めていこうか?」決まっていますか?そしていつぐらいには引っ越しておきたいのか決まっていますか?
2年後までに住めれば良いかなぁとか子供が小学校に上がるまでには~などある程度の入居目標を多くの方が決められるのではないでしょうか。
しかし、この入居予定を狂わせてしまう原因が注文住宅にあるのをご存知でしょうか?
予定が狂ってしまうと当たり前ですが、色々な予定をずらさなくてはいけない。可能性は0に近いもののすべてが台無しになってしまうかもしれません。
だからこそ、今回の記事では家づくりのスケジュールを狂わす原因について詳しくお伝えして、トラブルの原因をあらかじめ理解してもらい、大切なマイホーム計画をスケジュール通りに進めてもらえるようにしてほしいと思っております。
興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
家づくりのスケジュールを狂わす原因
ご両親様のお言葉
例えば、そろそろ家を建てようと考えて、それをご両親に伝えに行くと突然反対されてしまうというパターンが結構多かったりします。
よくある理由といえば、
・まだ早いのではないか?
・お金をもっと用意するべきではないか?
・住宅の予算が高すぎるのではないか?
などなど反対要因は様々ありますが、共通しているのは子供であるお客様のことが心配で何とか成功してほしいがために反対しているということです。
ただし、とても注意が必要です。
それは時期やお金のようにすぐに解決できない理由だと、簡単に年単位でスケジュールが伸びてしまうからです。場合によっては家族や子供を巻き込んでのトラブルになってしまいます。
中には依頼する住宅会社を、もっとたくさん見てじっくり考えなきゃダメとか同級生からここで建てろとか家づくりを頼む住宅会社のことまで意見してくる場合もありますので、困ったものですね。
もちろんすんなり聞けるような反対理由であれば、問題はないですが、それは実際に起きてみないと予測ができないことです。
さらにはご両親様から少し費用の援助をしてもらったり、土地を貰ったりで住宅を検討している人は本当に要注意です。当たり前のように反対意見などをいってきます。はっきり言ってスムーズに話が進む方が珍しいぐらいです。
なので、親に口を出されたくないという方は、自分たちのお金だけでイチから住宅会社や土地を探して新築するという決断される人もいます。
ただ、勘違いしてほしくないのは、繰り返しになりますが、ご両親が反対するのはこれから新築をされる息子、娘さんたちが心配だからだということを忘れないでください。
昔家を建てた人は、金利も高かったかもしれないし、住宅会社を決めて建てたとき、すごい後悔したかもしれない。さらには、今ほど住宅性能がしっかりしている会社なんて正直いなかった時代です。
そんな後悔をしているからこそ、息子さん、娘さん夫婦にはうまく行ってもらいたいのです。
うまく立ち回ってあげるか、もしくはどちらにせよご両親に話すのであれば、家を考える前から相談をしてみるといいです。
住宅会社もある程度絞ってからご両親が入って口を出されてしまうと、それこそお互い困ってしまいます。
農地転用
今これから家を建てる方で、親族から土地を借りて家を建てようとしている人がいるのではないでしょうか。
そういう場合って、ただ土地を借りれば住めるかというとそうではなくて、役所に様々な許可をもらうための申請を出さないといけません。場合によっては半年~1年ほど掛かってしまう場合もありますので注意が必要です。
もちろん2~3ヶ月で済んでしまうような申請などであればいいのですが、1~2年単位で申請に時間がかかるとなると完全にスケジュールは崩れてしまいます。
それだけではありません。
申請の中には、貰い受けた土地での建築許可が下りないことも稀にあります。
土地があるからウチは大丈夫!と決して思わず家が建つまで安心しないよう対策を練っておくといいでしょう。もしくは土地を親族から貰い受ける場合には、あらかじめ土地の調査を住宅会社に依頼しておくといいかもしれません。
家づくり終盤ぐらいまで差し掛かってきて、結局建てられませんでした。となるとほんとにガックリ来ます。全て1から考え直さなくてはいけません。しっかり後悔しないよう注意してください。
基本的にどんな所で時間が掛かってしまうかというと、土地の地目の部分です。
地目とは、土地の種類のことで不動産サイトを見たりすると宅地、農地、畑など土地の種類が書いてありますよね。
宅地以外の土地でも農地転用をすれば宅地に変えることが出来るのですが、中には簡単に変えられない土地も合ったりします。下手すると1年以上変えられない場合があります。
繰り返しになりますが、親族に土地が借りられるからやご両親に土地を譲ってもらうなどで安心だけはしないでください。しっかり住宅会社に伝え調べてもらうといいです。ちなみに古い家の建て替えなどでも同じようなことが適用される可能性があるので注意が必要です。
境界確定
Q.境界確定
隣の土地との境目をしっかり法律の元、境界線を区切ることになります。
よく家が建っていない土地の四隅を見ると杭が刺さってたりします。もし刺さっていれば境界がしっかり確定されているということです。仮に刺さっていなかった場合、隣との土地の境目が明確になっていない場合があります。仮にその境界がわかっていない土地だと土地の許可申請のために隣地との境を明確にする境界確定という作業が必要になる場合があります。隣の土地の地主も同時に立ち合い境界を決めていきます。ですが、境界をどのラインにするかなどで隣と揉めたりして、境界確定がなかなか進まないことも少なくありません。
土地の許可申請はお客様にとってはあんまり馴染みがないし、予想外に起きてしまうので、家づくりのスケジュールを狂わす原因の第二位としました。なので土地をすでにお持ちの方、親せきや親族が譲ってくれる方は注意しながら家づくりを進めていただければ幸いです。
ローン審査
ローン審査は名前の通り、住宅ローンを借りる際に銀行がちゃんと返済能力があるかどうかなど借りる人の情報をいろいろ調べることです。
現在の勤め先や勤続年数、収入、他に借りているローン、過去の支払いやローンの支払い状況などを確かめながら審査をします。何千万という大金を貸すわけなので、それ相応の調べをするということです。
大きな会社に勤めている人や、年収の多い方はすんなり貸してもらえそうですが、実はそう簡単な話じゃないです。もちろん、中小企業より大企業に勤めていた方が属性は良くなるので、ポイントは高いですが一番重視するのはその人個人の信頼性が最も見られます。審査結果としては4000万円貸してほしいけど、3000万円までしか貸せないよなど、そもそも一円も貸しませんと厳しい回答が返ってくることもあります。細かく言うと、○○銀行で融資を受けたいとなったとき、まず一番初めに行うことが、事前審査です。これに通らないと基本的には本審査はしません。
だからこそ、結論を伝えると審査になかなか通らないと、その分審査を通すことに時間を費やしてしまう。むしろそこが通らないと先の話をしても全てが時間の無駄になってしまいますので、早い段階で事前審査だけでも決着をつけておくといいでしょう。
一つポイントをお伝えすると、住宅ローンを扱っている会社でも審査基準は全く違います。
少しテンションを下げる話をすると、
フラットや最近でいうと、アルヒさんなどは比較的事前審査が通りやすかったりします。だからこそ話は進めやすいのですが、本審査で落ちることが非常に多いので注意が必要です。
他にも信用金庫さんでたまにローン審査を受けたい、もしくは住宅会社が「うちの提携している住宅会社は○○信用金庫だからここを通そう」と言われても、信用金庫は銀行と比べて住宅ローンは通りにくいのが現状です。
そもそもの役割として信用金庫は中小企業のお助け部隊としての役割が強いので、個人のましてや住宅ローンに関しては力をそこまで入れておりません。
簡単な注意ポイントですが、これから遭遇する可能性もあると思いますので、注意してみていただければ幸いです。
話を元に戻しますが、住宅ローンの事前審査だけでも遅い金融機関で1週間~2週間。ずっと通らなければ〇週間も時間を使っていくことになります。
また、たくさんの金融機関を掛けて通るところを探そうと思うのはやめた方がいいです。
なぜかというと、全ての金融機関には「どこどこの銀行に先に審査をした」などの情報は出回ってしまうからです。
例)A銀行で審査をしたのち、B銀行に審査をすると・・・
B銀行は、○○のお客様はA銀行で先に審査をしている。という情報が知れ渡っているということです。
これが何回も続いてしまうと、とても金融機関に印象が悪いんですよね。
理想は3~4個ぐらいの金融機関(銀行2行、フラット、JA)など分けて、それで通らなかったら、少し時間を空けた方がいいかと思われます。もしくは頭金をためていく方がいいです。
少しでも金融機関からの評価を上げていく方法を考えてもらった方が先決です。
様々な理由がありますが、やはり住宅ローン関係で時期がずれることが特に多いので解説をさせて頂きました。