思い出のムービー
未遂に終わった国際文化会館。
リベンジしたのはそれから1年後のことでした。
前回もそうであったが、今回も友人と2人。
あたりまえだが、ここのような「ちゃんとした施設」にはさすがに1人では入れない。
昨年の反省を活かし、
まずは「施設利用者」になるところから始める。
国際文化会館には「ザ・ガーデン」というカフェがあるので、まずはそこでお茶をする。
庭園に入るためにお茶をする。
別に喉は乾いてないけどお茶をする。
代金を支払い、立派な施設利用者になったところで。
問題の入口探し。
前回は焦りで頭が真っ白になっていたからか
なかなか庭園の入口が見つけられなかったが、
冷静に探してみると、今回はあっさり入口を見つけることができた。
ただ。
勝手に入って変に問題沙汰になるのも嫌。
というわけで、今回も一応施設のスタッフに尋ねる。
「先ほどこちらのカフェでお茶したところなんですけど、庭園も見学させていただきたくて・・・」
答えは「OK」
すんなりOK。
庭園に入ることができた。
これでようやく、庭園を見ることができる。
一年越し、待望の庭園である。
それから5分ほど経った頃だと記憶している。
庭園を鑑賞している私たち2人の後ろが
なにやら騒がしい。
振り返って見る。
そこにいたのは新郎新婦。
ここで言っておきたいのが、ホテル庭園等での
前撮りやフォトウェディングはよくある光景。
出くわしたら、カメラマンがシャッターを切り終えたタイミングで「すいません」と言って間を通り抜ければいいだけ、なのだが。。。
今回はいつもと様子が違う。
動画である。ムービーである。
要するにカメラ回しっぱなし。
「これはしゃれにならない!」
一生に一度の思い出のムービーに、
なんの脈絡もない我々2人が写り込むわけにはいかない!
怖すぎる。
ムービーを見ていたら、急に謎の男2人が現れる。
想像するだけで怖すぎる。
せめて脈絡くらいはないと。
何度も言う。
急に謎の男2人が現れるムービーは、
あまりにも怖すぎるのである。
しかし感心。
向こうもさすがはプロのカメラマン。
ナチュラルに新郎新婦の足元を映したりしている隙に、「どうぞ」と言って我々が通る道を作ってくださった。
そこからは前回と同様記憶がおぼろげなのだが、
やはり一目散に庭園を退散したことだけはよく覚えている。
なにはともあれ。
国際文化会館。
結局まだじっくりと庭園を見れていません。