週報(12/2〜12/9)
【音楽】
Torus / SjQ
文学フリマで購入した『カンサイ・オルタナティヴミュージック・ディスクレビュー Vol.2: Since 2020』で知りApple Musicで検索したところヒットした。
レビュー内で西村紗知さんが解説されていた通り、限定した音階で即興を行って、プログラミングと並走しているのだが、グルーヴがあるようで無いようであったり、音が粒子状に散らばっているけど奇跡的な綺麗な配置具合だったり、うるさくない。楽器の音色がとにかく美しいからだろう。特にギターの音が完全にツボ。アルバム内で様々な楽器が出るが『ゲストとかじゃなくて同じ人たちだろうなぁ』と思わせる、演奏者の人となりが見える。ライブも見てみたい。
ARROGANT / Anna Wise
ケンドリック・ラマーのアルバムにも参加したシンガーのシングル。アコギとピアノのイントロと絡む声が強すぎず、弱すぎずコレしかない!っていう歌唱法で音を置いていく。ビート入るまでの妙な緊張感もいい。バックはMAE.SUNとダル・ジョーンズ(ちょい前にブーツィーとJBトリビュート作品でクッソファンキーなドラム叩いてた)、Maurice II(魔法のカセットテープでお馴染みの変なプロデューサー)と様子なおかしな人たちが参加していて最高。7インチ欲しい。
Gems of Masochism / Antioch Arrow
私は大変奇異な経緯でurghというハードコアバンドでギターを弾いているのだが、地元札幌でリアルタイム(1998-2005)に見たバンド以外のハードコアに関しては全くと言っていいほど知らなかった。日々メンバーやら対バンした相手にどういうのが好きとか参考にしてるとかを聞き周り、レコ屋に行ったりサブスクでチェックするようにしている。後述するが先日urghのメンバーも在籍しているpenisboysと高倉健(っていうバンド名)のスプリットのレコ発が行われたおり、この曲が流れていた。当然ハードコア不勉強勢の私は知らなかった。
ハードコアといってもメロがありややチープなオルガンが荘厳に響く。リズムはコロコロ変わり曲はあっという間に終わる。Rich Kidsあたりのニューウェーブ好きな人ならスッと入ると思われる。このバンドの他に私はgogogo airheartあたりが好きなのだが、近い感じでオススメがあればコメント欄でご教示ください。
【ごはん】
基本的にカレーばっかり食べているのだが、仕事が終わった時に歩いて銀座の半月というスパイスカレー屋に寄るのが楽しみの一つ。今回はポークとチキン。美味かった。
【近所】
季節が変わったタイミングだからだろう。様子がおかしい。
10月から隣に越してきた男女のカップルは未だに引越しの挨拶もなく、私が住む部屋のルーフトップの上に光ケーブルを通し、アイドルマスターの『ワタシポンコツアンドロイド』という楽曲を爆音で30分間リピートし毎晩0:05にとんでもない勢いで窓を閉め、音と振動が我が家に伝わる。階段の上り下りも激しいので目立ちたがり屋なのだろう。目立ったので管理会社に報告しておいたが改善する気配はない。
西側の2軒隣の家では月に1-3回程度、深夜に罵詈雑言と叫び声を上げながら帰宅して壁か何かを奇声を発しながら叩いている音が聞こえる。
東側の2軒隣の家は過去に玄関が血まみれだったり、入り口に路上駐車され出入りできなくなったのかレッカー車が出動したり、ワンクールに一回ポリスメーンが押し寄せたりと、たいへん賑やかな家庭だ。9日に久々に赤色灯が灯り自転車に乗ったポリスメーンも2人ほど確認できた。北千住に住んでいた頃、隣のスナックに深夜0時過ぎに男性が『出てこい!アバズレ!!!』という叫び声とガラスの割れる音が聞こえた際にも赤色灯が確認できた。
あーとーっても治安が良いー。引っ越したーい。
【ライブ】
penisboysと高倉健のレコ発@中野Moon Step。途中から参加したが凄まじい人の数に驚いた。1階のライブスペースと2階のバースペース交互にライブを行うため、15分に一度民族大移動が上下階間で起きる。熱気が建物にこもって常に暑い。外は10度くらいだから寒暖差もツラい。
久々に見れたGevabowのシンセ音とポップさが立つショートチューンの連発。
goreflixは札幌のcolor me blood redのドラム+ベースのデュオでボーカリストがいない。マイクが3本あり、その場にいる人がマイクを取りテキトーに阿鼻叫喚する地獄のカラオケ大会。過去に何度かライブを見ているが、ここまで全身ボコボコにされたのは初めてかもしれない。PAブースにお構いなしに人が突撃するので私は肉壁になっていた。PAをやったことある人間なら誰でもそうするだろう。するとどうだろう?PAの人もマイク握って暴れてた。まさに地獄だった。それにしても小森さんもミヤコさんも本当にカッコいい。あの優しい2人が出す音は人間の内に眠る原始を呼び戻す何かがある。
ボロボロだったのでsuper structureは後ろから見てたが前に行ってたらたぶんトドメ刺されてた。見るたびに怖いしカッコいい。怖カッコイイ。ありし日の白竜かアル・パチーノくらい怖カッコイイ。
penisboysはもともとうるさいのに曲が切なくてカッコいいがALP$BOYS、東京スーパースターズのニッシーが入ってから、季節の変わり目に感じる寂寥感が増した。同じバンドのメンバーだが徹底的に褒める。彼はギターを演奏する技術も高い上に、どんな上手い人でもなかなか持ち合わせない表現力とか映像喚起するような音を出す。誰も彼に敵わないと常々思っているが改めて痛感した。
高倉健は1月にレコ発で見ると決めて一路秋葉原goodmanへ。
大好きな札幌のバンドspartankixxを見に行った。
過去、私が見たライブと違い照明は一切使用しないオウテカスタイル。手元の照明だけの暗闇で視界が限られて耳に神経が集中される中でマーシャル、JC、アンペグから飛び出す電子音とノイズの轟音洪水。そこに混ざるキクケンのポップなメロディと異常な歌詞世界。暗闇の中で時折消えるマーさんのプリンスよろしくなダンス。無理して見に行ってよかった。
【コンサドーレ】
書いたら長すぎたので明日別にポストします
以上、異常
胃カメラやったらグッタリしてます…