彼の歌声に未来しか見えなくて怖い Rain Drops歌リレー4日目
Rain Drops 2nd Anniversary歌リレー。
4日目は鈴木勝で『formula』
formula / Rain Drops (covered by 鈴木勝)
誰がどの曲をカバーするのか発表された時に1番気になっていた組み合わせ。
作詞・作曲は、ヒトリエのシノダさん。『バイオグラフィ』発売当時、詰め込まれた音を聞いてこれは6人で歌う曲だな…と思ったからこそ今回のソロカバー、めちゃくちゃ楽しみだったんだよな。
結果として俺は泣いた。鈴木勝に、鈴木勝のいるRain Dropsに可能性を感じすぎて泣いた。
行間から溢れ出している大体の一切が解読されないまま
繋がらない想いだけ募ってつまんないな
行間から溢れ出している大体の一切が解読されなくたって
繋がらない想いばかりじゃないだろう
それだけじゃないだろう
この部分のリズム展開がこの曲の中でもう丸呑みしたいほど好きなところなんだけど、鈴木勝verなんかもうマジで良くて…なんか…もう…マジで…良くて…。
「繋がら『ない』」の息の抜き方が本当に綺麗。綺麗、だが、そこで終わらせず「想い『ば』かりじゃない『だろう』」「それだけ『じゃ』ないだろう」で一気に13歳の少年へとギアが入る。この流れが本当に上手い。そしてMVもここで表情が変わる。拍手喝采。スタンディングオベーションだろこれもう。
高さと低さ、強さと弱さ、透明感と不透明感のバランスで成り立つ少年の声は魅力的だけど、その魅力を歌に落とし込むのは多分結構難しい。自分の声の魅力的な部分全部乗せ。それをこの疾走感のある曲の中でやり遂げるのか…。怖い。可能性しか感じなくて怖い。
もう既に彼の声が彼自身にめちゃくちゃ大切にされていることが伝わってきたけど、これからもぜひ大切にして欲しい。
こんなふうにたくさんの人の目に触れる場所で自分の魅力を自分で理解し、自分の見せどころを自分で作れる人は本当に強いと日々思ってる。これは感覚的な部分もあるかもしれないが、彼の場合はASMR配信による音への強いこだわりや朗読における演じ分けといった普段の配信活動の賜物、そして、需要や期待に応えるために自分が求められていることを理解しようとする彼の配信者としての在り方によるものなのではないかと思った。
未来、明るいぞ。