【読書】愉楽の園

タイが舞台の小説を探していて見つけました。
タイのバンコク、チャオプラヤ川のそばにある邸宅に、ひっそりと暮らす日本人美女、恵子。
彼女を愛人として囲ってきた政府高官、サンスーン・イアムサマーツ。
偶然、恵子と知り合いになる旅人、野口。
ホテルでボーイとして働く美青年、テアン。
彼らの運命が絡み合い、物語が展開していきます。

タイの情景が五感を通して感じることができ、まるでそこにいる錯覚を与えるような語り口。
少しずつミステリーのような要素も加わり始め、途中からは一気読みしました。

タイの固有の名称が出てきたりするのに少し戸惑いましたが、それも異国情緒、登場人物たちと一緒にタイの街中を探索している気分になれます。個人的には野口の宿の描写が特に、バックパッカーになれた気がして楽しめました。私はこれをタイに滞在中に読んだので、更に雰囲気を楽しめたんじゃ無いかと思います。

タイの雰囲気を味わいながら、物語を楽しみたい方にオススメです。

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