大学生版 家出マニュアルを作ろう
19歳大学生の書いたnoteに衝撃を受けた。
人生がソシャゲだとするなら、親とはゲーム開始後一番最初のガチャである。強いカードを引くことができれば、面白いくらいにうまくいく。ゴミみたいなカードを引けば、高確率でゴミみたいな人生を送ることになる。
毒親から逃げて家出した大学生の話 https://note.mu/fujitoko/
読んでいない人のために、彼女の話をまとめるとこうなる。彼女は実父からDVを受けていた。「一人暮らしがしたいなら学費も生活費もすべて自分で賄え」と言われていたため、虐待親のもとで実家暮らしを続けていた。しかし、耐えきれなくなり、家出を決行する。現在進行形で様々な問題があるが、なんとか一人暮らしを続けている。
このnoteを読んでやらなくてはいけないと思ったことがある。それが大学生版家出マニュアルの刊行である。
大学生版家出マニュアル(仮称)
「大学生版家出マニュアル」で実現したいこと
・虐待親から家出に成功した大学生5人が体験記を執筆する。(この5人という数字には訳があり、後ほど書きます。)
・体験記の内容は彼ら自身の家出を踏まえた「家出の方法」、つまり家出マニュアルである。
・noteで有料公開する。売り上げは5等分し、執筆者全員に振り分ける。(企画者の僕は赤字にはなっても黒字にはならないようにします。)
このプランの背景
虐待親のもとから脱出できない未成年は数多くいる。親元から抜け出すためには、様々な公的支援が必要だが、現状の日本ではそれらの支援は希薄である。また家出の具体的なやり方という観点からみても、抜け出した人の経験や、モデルケースが必要であるにも関わらず、それらがほとんど無いという現状がある。
これらの現状を踏まえて、最も大切なのは、家出をした先輩の体験談やモデルケースを提示することだ。それが、大学生の当事者が草の根レベルで展開できる、被虐待者支援策であるともいえる。
この企画の目的
これらの現状を踏まえて、大学に行きたいが虐待親から逃れられないという、当事者に向けて、「大学生版 家出マニュアル」を実施したい。
したがって、この企画の支援対象は「現在、家出を考えている大学生の当事者」である。この企画が終わり次第、一番困っているであろう高校生当事者に向けた「家出マニュアル」をもっと大きな規模で作りたい。
なぜ「大学生」に絞るのか
正直に言えば、本当に大事なのは「高校生」の当事者に対する支援だと考えている。しかし、今の僕の現状では、それをするだけの知恵と人脈、リソースがない。だから、まずは「大学生版」を完成させたい。
もちろん、大学生の当事者も困っている。それは痛いほどわかっているつもりだ。だからこそ、「大学生版」を作るために、まずは自分の財布から、2万5千円のお金と、今後かかるであろう時間的な労力を払おうと思う。
時間とお金がかかっても、まずはこれを完成させることが、自分の社会に対する責任だと思っている。大学生のうちにやらなければいけない。
家出マニュアルの中身
現在は未定であるが例えばこのような章立てではどうだろう。
第1章 家出をする前にするべき準備
第2章 家出後の行動について(持ち物、金銭面等)
第3章 家出体験記
第4章 先輩からのメッセージ
執筆者の募集
以下の条件に合う人に執筆をお願いしたい。
・虐待親の元で育っていること。
・家出の経験があること。
・2019年4月時点で、大学生(大学院生)であること。
skypeやLINE電話で直接やりとりが出来るとなおさら有難い。
家出の定義
「(親に内緒で)生活拠点を親元以外に移し、自分一人で生活を成り立たせること」を家出と定義する。ただし、内緒というのは厳密ではなく、親の反対する中で、無理やり強行するといった場合があり得る。
「援助交際、あるいはパパ活等で、必要なお金や居場所を貰って生活すること」は家出ではない。
謝礼について
謝礼は前払いでまず5000円を支払う。これは必ず支払われる執筆料だ。
公開したnoteの売り上げが、25,000円を超えた時点から、売り上げを5等分して均等に執筆者に配分する。これが歩合の執筆料だ。
例えば、500円で公開し、100人が購入した場合は、売り上げが5万円だ。そこから最初にぼくの支払った執筆料5000×5=25,000円を引き、余った25,000円を均等に配分する。よって、この場合は、一人につき謝礼が1万円になる。
売れなかった場合は赤字だ。申し訳ないが、最初の5000円のみが執筆料になってしまう。ただ、勇気を振り絞って書いた文章がたった5000円というのは、あまりにやるせないと思うので、頑張って売りたい。
執筆の内容
約5000文字程度の執筆を依頼する。
文章による執筆が難しい場合には、skypeやLine電話などでヒアリングし、その内容を文字起こしするということも可能だ。やり方は相談してほしい。
書いていただく内容は未定だが、かなりプライベートに込み入った話を聞くことになるかもしれない。この点はあらかじめ了承していただきたい。
(考えがまとまりしだい追記していこうと思います。すいません。)
スケジュール
おおまかにはこのようなスケジューリングを考えている。
変更の可能性は大いにある。
~4月中旬 執筆者の一次募集
5月中旬 初稿締切
~6月中旬 内容の修正、編集作業
6月末 公表予定
そもそもお前はだれなんだ。
ぼくは筑波大学の2年生です。やまぐちと言います。某所では、ひつじと名乗っています。
訳あって被虐待者支援に色々と首を突っ込んでいます。今年に入ってからも、偶然、中学生の身体的虐待事案に関わりを持ちました。このケースは、既に話の分かる大人が介入しています。
去年の5月には、今一生氏をつくばに招いて「こども虐待」をテーマに2日間にわたって講演会を行ってもらいました。
(今さんのnoteです。一度、読んでみてください。)
Q&A
1. なぜ「大学生」だけなのですか?
今後は、大学生→高校生→社会人→中学生と広げていきたいと思っています。大学生編が出来上がった段階で、各新聞社にプレスリリースを行います。そこである程度、取材等を通じて、この企画の知名度を上昇させます。
その上で、(元)高校生に「家出マニュアル」を作ってみないか?と呼びかけます。
2. 儲けを抜いたりしないですか?
noteの売り上げは、公開します。謝礼もある程度は透明性のある情報を提示します。
また、この企画に賛同してくださるサポーターの方にお願いをして、謝礼nの管理など、金銭的な管理をしてもらうことも考えています。
3. なにか協力できることはありますか?
現時点ではあまりありません。
なにかお願いしたいことがあった場合は、このnoteや、ツイッターなどで情報を回します。
4. 執筆したいのですが、どこに連絡をすればいいですか?
twitterのDMにお願いしたいです。
DMからメールアドレスをお教えします。
僕のツイッターです。くだらないことばっか言っててごめんなさい。大した人間でなくてすいません。
5. なんで5人だけなんですか?
一人につき最初の謝礼である、5000円を支払うと5人で25,000円です。まずこれ以上、捻出するのが厳しいというのが現状です。貧乏人なので。
それと売り上げを執筆者に分配するために、なるべく分母が小さい方が、皆さんにお金がいきわたると思うのです。
5万の売り上げを5人で分けると1人につき1万円で、10人で分けると5千円です。多いと分配できるお金が減ります。
6. 個人情報を出す必要はどの程度ありますか?
やはりある程度は出してもらうことになります。
一方で、以下のものは出す必要がありません。
・電話番号
・大学名
・本名
・出身地
最大限、身バレに配慮した構成を考えます。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。
出来れば拡散してもらえると有難いです。
宜しくお願い致します。