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空白恐怖症の研究 -会話が途切れるのが怖い現象-

つい先日、友達の車にのっていたときのことです。特に会話もせず、じっとしていたところ、「ねぇ、なんかしゃべってよ」と怒られてしまいました。

その友達ですが、ぼくはふつうに仲良しだと思っています。ですが、ずっとしゃべっていないと、なんだか落ち着かない感じがします。会話が途切れると、なんだか怖いというか、緊張する感じです。

みなさんも、こういう感覚ありませんか?

今回は、会話が途切れるのが怖い、すなわち、「空白恐怖症」について考えてみようとおもいます。

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ぼくの場合、空白恐怖症は、会話の相手によって発症したり、発症しなかったりします。イメージしてもらいたいのですが、例えば、アルバイトの面接はどうでしょうか。もし、面接中に会話が途切れてしまったら、なんとなく緊張するというか、胸がチクチクすると思います。

あと、好きな人と初めてのデートしているときはどうでしょうか。これはあまり経験がないので、よくわかりませんが、皆さんはどう感じますでしょうか。

もし、会話が途切れたら、「あっ!なにかしゃべったほうがいいのかなー。」などと不安になりませんか。

一方で、まったく空白恐怖症の起こらない相手もいますよね。自分の家族と一緒にいるときに空白恐怖症が起きるという人は、あまりいないのではないでしょうか。

長く付き合っている彼女/彼氏の場合も起きないかもしれません。すごく仲の良いひと、あるいは安心感のある人のばあい、空白恐怖症はあまり起きないはずです。

空白恐怖症が起きる/起きないにはどういう違いがあるのでしょうか。

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空白恐怖症の起きる/起きないの違いについて仮説をたてていきましょう。

ぼくは空白恐怖症は、「次になにを喋ったらいいのか探している」ときに起こるのではないかと思います。

逆説的に考えると、会話に対する<期待値>が高いときに起こるものともいえるかもしれません。

先ほどの例でいえば、アルバイトの面接もはじめてのデートも、会話に対する<期待値>が上がっている状態といえます。

アルバイトの面接では、「いいところを見せないと!」であるとか「変な部分はみせちゃだめだ!」といったプレッシャーがかかっていますね。はじめてのデートでも同じことが言えるでしょう。

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空白恐怖症を上手に回避するには、<期待値>を下げるという方法があるかもしれません。

<期待値>の下げ方については、この記事が参考になるのでぜひ見てください。

会話でもオーガズムは起きる!? 恋バナ収集1000人超の達人に学ぶ「異性の話を聞くコツ」https://r25.jp/article/563891762286779969

なんだか煽っている記事のタイトルで、仰々しいですが、きっと面白いとおもいます。空白恐怖症という名前もこの記事からもらいました。

社会人になって、「失恋ホスト」の活動をしていたなかで、ある日、メンバーで一番話がつまらないという位置付けだった男が、一日中ずっと相談者さんと会話が弾んでいることに気付いたんです。
不思議に思って盗み聞きをしていたら、そいつが「おにぎりの具、何が好き?」とか聞いてるんですね。(記事より引用)

おにぎりの話でもいいのかぁーと楽になりました。

もし面接で、話題がなくなったら「おにぎりの具はなにが好きですか?」と聞くことにします。

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