車いすラグビー、日本が初の決勝進出…橋本勝也「金メダルを獲得して最高の家族になる」

パリパラリンピックは1日、車いすラグビーの準決勝が行われ、日本は豪州を延長の末に52―51で破り、決勝進出を決めた。第4ピリオド終盤は47―47と同点に追いついても、なおも相手ボールで残り約15秒。時間を使いながら、終了間際の勝ち越しを狙って相手が攻めてくる中、岸光太郎監督は「何かを起こしてくれるはず」と祈るような気持ちだったという。劣勢にも動じず、無我夢中だったチームの闘志がそうさせたのか。自陣での必死の守りで相手が球をこぼし、ピンチをしのいで延長に入ると日本は勢いづいた。ティップオフから先手を取って橋本勝也(日興アセットマネジメント)が勝ち越しトライ。さらに主将の池 透暢(ゆきのぶ) (同)が球を奪って点差を広げ、激しい接戦に決着をつけた。ここまで2大会連続で3位の日本にとっては、初の決勝進出。前回から11人が残り、長い時間をともにしてきたこのチームを、橋本は「家族」だという。その仲間と挑む決勝へ、「世界一のディフェンスを発揮して、金メダルを獲得して最高の家族になれたら」と目を輝かせた。【(杉野謙太郎)【読売新聞】

車いすラグビーの選手たちにエールを送ります!!

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