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【中央競馬】古馬平地サラ系重賞勝利数&勝率データ【世代別】※途中

参照元:netkeiba優駿達の蹄跡

1984年グレード制導入以降のデータを世代別に数えただけです。
間違ってる箇所、ミス等あれば知らせてただけたら幸いです。

※コメント等は制作途中


G1・G2・G3の各詳細はコチラ




-簡易ランキング- ※2024/10/21現在

【JRA古馬平地重賞・勝利"数"】
108勝▷18世代
94勝▷02世代
93勝▷11世代
89勝▷99世代
87勝▷97・12世代
85勝▷06世代
84勝▷05・10世代
83勝▷98世代
82勝▷07世代
81勝▷13世代


【JRA古馬平地重賞・勝利"頭数"】
58頭▷18世代
51頭▷07・(20)世代
50頭▷11世代
49頭▷19世代
48頭▷12世代
47頭▷05・16世代
46頭▷10・15世代
45頭▷98・(22)世代
44頭▷85・97・13・14世代


【JRA古馬平地重賞・"勝率"】
28.8%▷18世代
28.0%▷90世代
26.4%▷02世代
25.6%▷99世代
25.5%▷97世代
25.0%▷86・11世代
24.1%▷85・98世代
24.0%▷88世代
23.5%▷12世代
23.0%▷06世代







80世代(オペックホース)

【合計】 [ス0][マ0][中1][長0][牝0][ダ0] 
1.7%】 1勝[1頭] / 58レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中0][長0][牝0][ダ0]
【0.0%】 0勝[0頭] / 7レース

【-G2-】 [ス0][マ0][中1][長0][牝0][ダ0]
【6.2%】 1勝[1頭] / 16レース

【-G3-】 [ス0][マ0][中0][長0][牝0][ダ0]
【0.0%】 0勝[0頭] / 35レース


【主なデータ】
・8歳(旧9歳)でG2勝利した最初の馬(世代)


【コメント】
グレード制開始の1984年時点で7歳(旧8歳)なのでグレード重賞はG2を1勝のみ。しかしグレード以前では古馬八大競走(天皇賞&有馬記念)を"5勝"するなどCBオグリ世代に負けず劣らずな80年代の強豪世代である。
1985年に8歳(旧9歳)でG2勝利した最初の馬&世代であるが、8歳でのG2制覇はこの後1996年のフジヤマケンザン(91世代)まで出てこない。
その勝ち馬イナノラバージョンのwikiによると当時のJRA重賞最高齢勝利記録保持馬らしい。




81世代(カツトップエース)

【合計】 [ス2][マ3][中1][長1][牝1][ダ1]
7.7%】 9勝[5頭] / 116レース


【-G1-】 [ス0][マ1][中0][長1][牝0][ダ0]
【14.2%】 2勝[2頭] / 14レース

【-G2-】 [ス0][マ2][中0][長0][牝0][ダ0]
【6.2%】 2勝[2頭] / 32レース

【-G3-】 [ス2][マ0][中1][長0][牝1][ダ1]
【7.1%】 5勝[4頭] / 70レース


【主なデータ】
-

【コメント】
グレード制開始の1984年時点で6歳(旧7歳)だが84年にG1"2勝"は立派。グレード前に天皇賞秋やハンデ時代の安田記念を制覇している。ステイヤー全盛期の80年代前半ではあるが、グレード前含めCBC賞3勝、スプリンターズ2勝と短距離勢が頑張っていた世代かもしれない。




82世代(バンブーアトラス)

合計】 [ス0][マ6][中12][長1][牝0][ダ5]
13.7%】 24勝[18頭] / 174レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中0][長0][牝0][ダ0]
【0.0%】 0勝[0頭] / 21レース

【-G2-】 [ス0][マ1][中6][長0][牝0][ダ2]
【18.7%】 9勝[9頭] / 48レース

【-G3-】 [ス0][マ5][中6][長1][牝0][ダ3]
【14.2%】 15勝[13頭] / 105レース


【主なデータ】

【コメント】
グレード制開始の1984年時点で5歳(旧6歳)。まだまだ重賞戦線で活躍できる年齢ではあったがG1は未勝利。グレード前も含め古馬八大競走未勝利で、虚弱&層の薄さで比較的有名な世代。
G2のダート2勝は雪でダート変更になった84AJCC84日経新春杯であるが、90年代とは違いダート変更になってもグレードは付いたまま行われた為、フェブラリーSがG2に昇格する1994年以前ではこの2レースだけが貴重な"ダートG2"である。
あと障害が強い世代。




83世代(ミスターシービー)

合計】 [ス1][マ20][中23][長3][牝3][ダ2] 
22.2%】 52勝[29頭] / 234レース


【-G1-】 [ス0][マ4][中5][長0][牝0][ダ0]
32.1%】 9勝[5頭] / 28レース

【-G2-】 [ス0][マ5][中6][長1][牝0][ダ0]
【18.4%】 12勝[8頭] / 65レース

【-G3-】 [ス1][マ11][中12][長2][牝3][ダ2]
【21.9%】 31勝[23頭] / 141レース


【主なデータ】
・古馬G1勝率"32.1%"▶歴代3位
・古馬G1"9勝"▶80年代2位
・古馬混合マイルG1"4勝"▶歴代2位タイ


【コメント】
牡馬三冠馬を輩出した世代ではとても珍しいG1特化の強豪世代。
4歳(旧5歳)からグレード制導入。3歳時にリードホーユー有馬記念を制覇しているがグレード前なのでこのデータ的には残念ながらノーカン。
83世代が3歳時に勝った古馬平地重賞は"7勝"【函館記念新潟記念ダービー卿ステイヤーズCBC賞有馬記念阪神大賞典】で、これを84年に当てはめるとG1-1勝、G2-1勝、G3-5勝していることとなる。
しかし3歳時の実績を入れなくてもG1関連はかなり強烈で特にマイル路線が強い。もし83年にマイルCSがあれば5勝していたのかもしれない。
強いと言われるCB世代だが、データの特徴としてG1にはとても強いがG2とG3では他世代を圧倒しきれていない印象を持つ。
このようなG1特化世代は今後も出てくるのでそのプロトタイプ。




84世代(シンボリルドルフ)

【合計】 [ス2][マ13][中25][長4][牝3][ダ5] 
19.4%】 52勝[33頭] / 267レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中4][長1][牝0][ダ0]
【16.1%】 5勝[2頭] / 31レース

【-G2-】 [ス0][マ5][中9][長1][牝0][ダ0]
【20.8%】 15勝[13頭] / 72レース

【-G3-】 [ス2][マ8][中12][長2][牝3][ダ5]
【19.5%】 32勝[24頭] / 164レース


【主なデータ】
・古馬ダート重賞"5勝"▶80年代1位タイ
・フェブラリー3連覇


【コメント】
CB世代とは違うテンプレ通りのTHE三冠馬世代。
3歳(旧4歳)からグレード制導入された84世代、G1勝利はルドルフ1頭だけで4勝してしまう。G1どころかG2G3もあまり勝てていない為、1年少ないCB世代や後輩世代と比べても見劣りしてしまう数字で、牡馬三冠輩出世代は弱いと言われる通りの印象を受ける。
しかしダートは優秀でフェブラリー3連覇した世代は84世代と05世代のみ、無敗の牡馬三冠を達成した世代は何故ダートが強くなってしまうのか。




85世代(シリウスシンボリ)

合計】 [ス3][マ21][中30][長4][牝3][ダ4] 
24.1%】 65勝[44頭] / 269レース


【-G1-】 [ス0][マ1][中2][長2][牝0][ダ0]
【16.1%】 5勝[5頭] / 31レース

【-G2-】 [ス0][マ4][中12][長1][牝0][ダ0]
【23.2%】 17勝[12頭] / 73レース

【-G3-】 [ス3][マ16][中16][長1][牝3][ダ4]
26.0%】 43勝[33頭] / 165レース


【主なデータ】
・古馬G3勝率"26.0%"▶歴代2位
・古馬G3"43勝"▶80年代1位
・古馬重賞勝利頭数"44頭"▶80年代1位
・古馬マイル重賞"21勝"▶80年代1位
・G3関屋記念"4勝"


【コメント】
層の厚さ、駒の多さは80年代No.1の可能性あり世代。
重賞数自体が少ない80年代でG3勝利数と勝率が凄まじく、これは重賞数が増えた90年代後半の世代と同レベルの数字である。
勝率は最近18世代が新記録を達成するまで85世代がずっと1位だったことになる。
地方馬として初めてJRAのグレードレースを勝った[地]ジュサブロー、外国産馬として初めてG1を勝った(外)パーシャンボーイがこの世代。
個人的に一般的な世代イメージよりかなり優秀な印象を受ける。




86世代(ダイナガリバー)

合計】 [ス5][マ20][中30][長4][牝6][ダ3]
25.0%】 68勝[39頭] / 271レース


【-G1-】 [ス0][マ3][中3][長0][牝0][ダ0]
【18.7%】 6勝[4頭] / 32レース

【-G2-】 [ス3][マ6][中12][長1][牝0][ダ0]
29.7%】 22勝[15頭] / 74レース

【-G3-】 [ス2][マ11][中15][長3][牝6][ダ3]
【24.2%】 40勝[29頭] / 165レース


【主なデータ】
・古馬重賞"68勝"▶80年代1位
・古馬G2"22勝"▶80年代1位
・古馬G3"40勝"▶80年代2位
・古馬スプリント重賞"5勝"▶80年代1位
・古馬牝馬重賞"6勝"▶80年代2位
・スプリンターズ3連覇

【コメント】
80年代の合計最多勝&勝率No.1なデータ的に凄い世代。
合計の勝率は80年代だけでなくグレード制以降の世代全体でもかなり優秀な部類。
全路線ほぼ満遍なく勝っているが特にスプリント路線が強く、スプリンターズ3連覇、CBC賞2勝はまだ1200mの古馬重賞がこの2つしかない時代では快挙である。
CBオグリ世代をG1特化とするなら、86世代はG2特化世代。それでもG1とG3も悪くは無く平均して強い強豪世代と言えるだろう。




87世代(メリーナイス)

合計】 [ス0][マ19][中17][長8][牝2][ダ5]
18.5%】 51勝[33頭] / 275レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中4][長2][牝0][ダ0]
【17.1%】 6勝[2頭] / 35レース

【-G2-】 [ス0][マ5][中5][長1][牝0][ダ0]
【14.8%】 11勝[8頭] / 74レース

【-G3-】 [ス0][マ14][中8][長5][牝2][ダ5]
【20.4%】 34勝[27頭] / 166レース


【主なデータ】
・古馬長距離重賞"8勝"▶歴代1位タイ
・古馬ダート重賞"5勝"▶80年代1位タイ
・古馬G2"11勝"▶G制以降ワースト2位
・古馬中距離重賞"17勝"▶G制以降ワースト2位


【コメント】
年度代表馬3頭輩出した日本競馬史的にも物凄い世代。
…なのだが、虚弱世代で有名なだけあって全体的にかなり数値が悪い。年度代表特化ではあるがG1特化という訳ではなく、タマモ&イナリ以外に古馬G1を勝った馬がいない。
特にG2関連は悪く、G2勝利数はあの89世代や08世代よりも少ない。G2開催数がまだまだ少ないので勝率は若干マシではある。
80年代では唯一の中距離よりマイルの勝利数が多い世代で中距離17勝は歴代ワースト2位という少なさ。
しかし優れている点もある、古馬の長距離(2700m以上)重賞8勝は99世代と並び歴代1位タイ、意外とステイヤー世代と言えるかもしれない。
ダート5勝はルドルフ世代と並び80年代で最多。そしてこの中央データとは一切関係無いが、87世代は1986年から始まった交流戦の帝王賞を3勝している。




88世代(サクラチヨノオー)

合計】 [ス3][マ20][中33][長3][牝7][ダ0]
24.0%】 66勝[39頭] / 275レース


【-G1-】 [ス1][マ5][中5][長1][牝0][ダ0]
33.3%】 12勝[7頭] / 36レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中11][長1][牝0][ダ0]
【24.3%】 18勝[12頭] / 74レース

【-G3-】 [ス1][マ10][中17][長1][牝7][ダ0]
【21.8%】 36勝[29頭] / 165レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(1/8)
・古馬混合マイルG1"5勝"▶歴代1位タイ
・古馬G1勝率"33.3%"▶歴代2位
・古馬G1"12勝"▶80年代1位
・古馬G1勝ち馬"7頭"▶80年代1位
・古馬中距離重賞"33勝"▶80年代1位
・古馬牝馬重賞"7勝"▶80年代1位
・古馬ダート重賞"0勝"▶G制以降ワースト1位


【コメント】
80年代最強候補の最右翼オグリ世代。
G1実績が飛び抜けているが、G2とG3も優秀で芝路線は完全に網羅しており流石と言わざるを得ない。
唯一の欠点はダート路線で、古馬ダート重賞"0勝"を達成した世代はグレード制以降88世代のみでこれは唯一無二のワースト記録。
あと障害は歴代最強世代候補の一角で中山大障害馬5頭輩出は歴代最多。




89世代(ウィナーズサークル)

合計】 [ス1][マ13][中24][長2][牝3][ダ3]
16.7%】 46勝[32頭] / 275レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中1][長0][牝0][ダ0]
【2.7%】 1勝[1頭] / 37レース

【-G2-】 [ス0][マ4][中10][長1][牝0][ダ0]
【20.2%】 15勝[13頭] / 74レース

【-G3-】 [ス1][マ9][中13][長1][牝3][ダ3]
【18.2%】 30勝[25頭] / 164レース


【主なデータ】
・古馬重賞"46勝"▶G制以降ワースト1位
・古馬G1"1勝"▶G制以降ワースト1位
・古馬G3"30勝"▶G制以降ワースト1位タイ


【コメント】
競馬ヲタには説明不要な伝説の89世代。
G1"1勝"のインパクトはとても強烈でグレード制以降のワースト記録保持世代である。重賞勝利数やG3勝利数も少ないが重賞数がまだまだ少ない時代な為、合計勝率はこれより酷い世代がこの後2つ出てくるという事実。
G2とG3は84世代や87世代とさほど変わらなく、4歳時の古馬G2成績は17戦10勝で勝率"58.8%"とかなり優秀であった。
しかしG1だけは88世代と90世代に挾まれどうしようもなかった。




90世代(アイネスフウジン)

合計】 [ス5][マ21][中38][長6][牝5][ダ3]
28.0%】 78勝[35頭] / 278レース


【-G1-】 [ス1][マ3][中6][長2][牝0][ダ0]
31.5%】 12勝[7頭] / 38レース

【-G2-】 [ス2][マ6][中14][長3][牝0][ダ0]
32.4%】 25勝[15頭] / 77レース

【-G3-】 [ス2][マ12][中18][長1][牝5][ダ3]
【25.1%】 41勝[25頭] / 163レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(2/8)
・古馬中距離重賞"38勝"▶歴代1位
・古馬王道G1"8勝"▶歴代2位
・古馬G2勝率"32.4%"▶歴代2位
・合計勝率"28.0%"▶歴代2位
・古馬G1勝率"31.5%"▶歴代4位


【コメント】
90年代最強候補の一角、メジロ御三家世代。
JRAの古馬重賞データだけを見るならこの世代が90年代最強と言い切っていいかもしれない。G1G2G3、短中長距離、全て隙が無く圧倒的な数字。
牝馬路線、ダート路線にも強豪が何頭かいるので今のレース体系なら更に数字を伸ばしていた可能性がある。
あえて重箱の隅をつつくとしたら、年度代表馬を輩出していない点だろう。




91世代(トウカイテイオー)

合計】 [ス3][マ17][中24][長1][牝4][ダ3]
18.5%】 52勝[34頭] / 280レース


【-G1-】 [ス0][マ2][中3][長0][牝0][ダ0]
【13.1%】 5勝[2頭] / 38レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中10][長1][牝0][ダ0]
【21.2%】 17勝[12頭] / 80レース

【-G3-】 [ス2][マ10][中11][長0][牝4][ダ3]
【18.5%】 30勝[25頭] / 162レース


【主なデータ】
・古馬重賞"52勝"▶90年代ワースト1位
・古馬G1"5勝"▶90年代ワースト1位
・古馬G3"30勝"▶G制以降ワースト1位タイ


【コメント】
強い世代の後には反動がくる法則な世代。
勝利数も勝率も悪く、特にG3勝利数は89世代と同数で歴代ワースト1位タイある。
タイプ的にはルドルフ84世代、年度代表特化の87世代に似ているが、ワンマン三冠馬、年度代表3頭、G1"1勝"という強烈なインパクトも特徴も薄く、特化している点も無いためコメントに困る。ド直球で言うならTHEただの弱い世代。
この中央データとは一切関係無いが、91世代は交流戦の帝王賞を3連覇している。そして交流開始前の川崎記念3連覇、東京大賞典3連覇も達成している。更にフェブラリーも2連覇しており、交流戦開始があと5年早ければ90年代ダート最強世代として名を馳せた可能性もあるかもしれない。
あと障害路線もかなり強い。




92世代(ミホノブルボン)

合計】 [ス6][マ20][中19][長6][牝1][ダ6]
20.0%】 58勝[35頭] / 290レース


【-G1-】 [ス3][マ3][中1][長2][牝0][ダ0]
【22.5%】 9勝[6頭] / 40レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中7][長0][牝0][ダ1]
【16.8%】 14勝[10頭] / 83レース

【-G3-】 [ス2][マ12][中11][長4][牝1][ダ5]
【20.9%】 35勝[28頭] / 167レース


【主なデータ】
・古馬牝馬重賞"1勝"▶G制以降ワースト1位
・古馬G2"14勝"▶90年代ワースト2位
・G1スプリンターズS3連覇


【コメント】
スプリント、マイル、長距離にスペシャリストがいる職人世代。
G1G2G3の中ではG1の勝率が最も高くG1特化世代である。スプリント&マイルの短距離路線が特に強く、スプリンターズSを3連覇しており高松宮がG1になる前にスプリントG1"3勝"はこの世代が唯一達成している偉大な記録。
G2とG3は伸びが悪く特にG2は顕著。面白い点は、混合G1や混合重賞を勝つ牝馬が何頭もいるのに牝馬戦は何故か勝てず、古馬牝馬重賞"1勝"はグレード制以降でワースト1位という記録持ち。




93世代(ウイニングチケット)

合計】 [ス2][マ13][中36][長2][牝9][ダ5]
22.1%】 67勝[35頭] / 302レース


【-G1-】 [ス0][マ2][中5][長1][牝0][ダ0]
【18.6%】 8勝[6頭] / 43レース

【-G2-】 [ス1][マ3][中13][長0][牝1][ダ1]
【21.5%】 19勝[16頭] / 88レース

【-G3-】 [ス1][マ8][中18][長1][牝8][ダ4]
【23.3%】 40勝[30頭] / 171レース


【主なデータ】
・古馬中距離重賞"36勝"▶歴代2位
・古馬牝馬重賞"9勝"▶90年代2位


【コメント】
中距離特化型でG1G2G3どれも平均以上な優秀世代。
古馬王道G1"6勝"はオグリ88世代と同数でかなり立派、中距離重賞に関しては歴代でも屈指の強さ、層の厚さを誇る。古馬で活躍した牝馬が多く牝馬重賞9勝は優秀。ダート重賞も数字はやや平凡だが93ダート勢はホクトベガはじめ強烈なメンツである。
しかしスプリント路線だけは1個上が強すぎた為伸びきれなかった。




94世代(ナリタブライアン)

合計】 [ス6][マ19][中26][長6][牝4][ダ8]
22.0%】 69勝[39頭] / 313レース


【-G1-】 [ス1][マ1][中3][長1][牝0][ダ0]
【13.0%】 6勝[5頭] / 46レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中12][長2][牝1][ダ1]
【23.9%】 22勝[16頭] / 92レース

【-G3-】 [ス4][マ13][中11][長3][牝3][ダ7]
【23.4%】 41勝[30頭] / 175レース


【主なデータ】
・3歳時の古馬重賞"11勝"▶G制以降2位タイ
・古馬G1"6勝"▶90年代ワースト2位タイ
・G3セントウルS"4勝"(4連覇)


【コメント】
THE三冠世代再び…だが年度代表馬は2頭いる世代。
今でも強いと言われる強豪馬が多数いる世代なのにG1数は全く稼げず、特に4歳時の古馬G1"0勝"は空前絶後のワースト記録で、89世代や08世代はじめ弱いと言われる世代ですら4歳にG1を勝っている為その凄さが伺える。
ただ有馬2勝、天皇賞2勝とG1の花形、八大競走を4つ取っているのでイメージ的にはそこまで悪く無いかもしれない。
ルドルフ84世代の頃と比べれば重賞数が増えたのでG2とG3の勝利数&勝率はかなり良い、G1には弱いがG2とG3には強い世代は今後も多数登場するがそのプロトタイプと言えるだろう。
3歳時に古馬重賞を"11勝"しており、これはグレード制以降だと2位タイ。




95世代(タヤスツヨシ)

合計】 [ス5][マ8][中21][長4][牝3][ダ12]
16.3%】 53勝[26頭] / 324レース


【-G1-】 [ス3][マ1][中3][長1][牝1][ダ1]
【20.4%】 10勝[7頭] / 49レース

【-G2-】 [ス0][マ2][中5][長1][牝0][ダ1]
9.4%】 9勝[7頭] / 95レース

【-G3-】 [ス2][マ5][中13][長2][牝2][ダ10]
【18.8%】 34勝[20頭] / 180レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(1/11)
・古馬ダート重賞"12勝"▶90年代3位
・古馬G2"9勝"▶G制以降ワースト1位
・古馬G2勝率"9.4%"▶G制以降ワースト1位
・古馬重賞勝利頭数"26頭"▶G制以降ワースト1位
・合計勝率"16.3%"▶G制以降ワースト2位
・古馬重賞"53勝"▶90年代ワースト2位


【コメント】
SS産駒の襲来、攻撃に全振りの少数精鋭G1超特化型世代。
古馬G2勝利数より古馬G1勝利数の方が多いという日本競馬史で唯一の、前代未聞なハジケまくってる世代。G1に弱いナリブ世代とは真逆である。
G2のレース数は昔より増えてるのに10勝もできないなんて信じられない偉業である。
G2とG3は勝利数も勝率悪く、合計の勝率は08世代に次ぐ歴代ワースト2位で89世代よりも悪い。
勝利頭数も少なくグレード制以降だと最少で層の薄さが顕著である。
カテゴリではダートが優秀で、95世代の賞金王は地方馬のアブクマポーロなのは有名な話。



96世代(フサイチコンコルド)

合計】 [ス10][マ17][中33][長3][牝6][ダ8]
22.9%】 77勝[38頭] / 335レース


【-G1-】 [ス2][マ0][中2][長0][牝1][ダ1]
【11.1%】 6勝[6頭] / 54レース

【-G2-】 [ス2][マ4][中16][長1][牝1][ダ0]
【25.0%】 24勝[17頭] / 96レース

【-G3-】 [ス6][マ13][中15][長2][牝4][ダ7]
【25.4%】 47勝[30頭] / 185レース


【主なデータ】
・古馬スプリント重賞"10勝"▶90年代1位タイ
・古馬G3"47勝"▶90年代1位タイ
・古馬G3勝率"25.4%"▶歴代4位
・古馬G2"24勝"▶90年代3位
・古馬G1"6勝"▶90年代ワースト2位タイ
・◯外の古馬重賞勝利頭数"15頭"▶歴代1位
・7歳以上のJRA平地重賞"11勝"▶90年代1位
・G3関屋記念"4勝"


【コメント】
96年競馬大改正、マル外全盛期のG2&G3特化世代。
SS四天王で有名な世代だが古馬G1を勝利したSS産はバブル1頭のみ、古馬G1開催数が一気に増えた恩恵を受けたにも関わらずG1勝利数はナリブ世代と同数とあまり伸びず。しかも秋天2、スプリント2、牝馬1、ダート1と王道メインだった94世代よりも印象が悪い。
G1勝利数は少ないがG2&G3の勝利数が多いのも94世代と同じで、合計重賞勝利数はかなり稼いでおり典型的なG2G3特化世代と言えるだろう。
カテゴリーではスプリント路線が強く、高齢での活躍馬も多い。
外国産馬(マル外)のJRA平地古馬重賞勝ち馬は計15頭で歴代最多で3歳時に勝った古馬重賞"8勝"のうち7勝がマル外(残りの1勝がバブル秋天)。




97世代(サニーブライアン)

合計】 [ス8][マ26][中25][長4][牝5][ダ19]
25.5%】 87勝[44頭] / 340レース


【-G1-】 [ス3][マ4][中2][長1][牝2][ダ1]
【23.6%】 13勝[8頭] / 55レース

【-G2-】 [ス0][マ8][中14][長2][牝1][ダ2]
【27.2%】 27勝[18頭] / 99レース

【-G3-】 [ス5][マ14][中9][長1][牝2][ダ16]
【25.2%】 47勝[32頭] / 186レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(3/8)
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(2/11)
・古馬マイル重賞"26勝"▶歴代2位
・古馬混合マイルG1"4勝"▶歴代2位タイ
・古馬ダート重賞"19勝"▶90年代1位
・古馬重賞"87勝"▶90年代2位
・古馬重賞勝利頭数"44頭"▶90年代2位
・7歳以上のJRA平地重賞"10勝"▶90年代2位
・3歳時の古馬重賞"12勝"▶G制以降1位
・7歳以上のJRA平地重賞勝利頭数"8頭"▶G制以降2位
・G3ガーネットS"5勝"(5連覇)
・G2日経新春杯"4勝"(4連覇)


【コメント】
90年代末の黄金期part1、高齢まで最前線で頑張る超個性派世代。
全ての路線を満遍なく勝っており、G1G2G3全ての勝利数も勝率も高水準を誇る。特にスプリントとマイルの短距離路線とダートが強い。96世代と同じくマル外全盛期なので外国産馬の活躍馬も多くJRA平地古馬重賞勝ちのマル外は計12頭。
97世代は地方交流戦でも無双しており交流ダートグレード競走"44勝"は歴代3位タイ。




98世代(スペシャルウィーク)

合計】 [ス4][マ20][中32][長3][牝7][ダ17]
24.1%】 83勝[45頭] / 344レース


【-G1-】 [ス2][マ2][中6][長1][牝1][ダ2]
【25.0%】 14勝[8頭] / 56レース

【-G2-】 [ス1][マ6][中11][長1][牝2][ダ2]
【23.4%】 23勝[17頭] / 98レース

【-G3-】 [ス1][マ12][中15][長1][牝4][ダ13]
【24.2%】 46勝[31頭] / 190レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(4/8)
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(3/11)
・古馬王道G1"7勝"▶歴代3位タイ
・古馬重賞勝利頭数"45頭"▶90年代1位
・古馬G1"14勝"▶90年代1位
・古馬ダート重賞"17勝"▶90年代2位
・古馬重賞"83勝"▶90年代3位
・G3マーチS"4勝"


【コメント】
90年代末の黄金期part2、未だに信者が多い大人気世代。
G1での強さは有名で、出走可能G1完全制覇や1年で王道完全制覇など様々な記録を持っている。
G1主力組とG1での強さばかり語られるが、G2G3も平均以上にきっちり勝っているのがニクい。
特に4歳(旧5歳)時の成績は凄まじく、古馬のG1G2G3計73レース中41勝している、勝率にして56%。
(外)のJRA平地古馬重賞勝ち馬は計9頭




99世代(アドマイヤベガ)

合計】 [ス10][マ18][中31][長8][牝12][ダ10]
25.6%】 89勝[39頭] / 347レース


【-G1-】 [ス2][マ2][中5][長2][牝1][ダ1]
【22.8%】 13勝[7頭] / 57レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中16][長6][牝1][ダ2]
31.9%】 31勝[16頭] / 97レース

【-G3-】 [ス7][マ11][中10][長0][牝10][ダ7]
【23.3%】 45勝[32頭] / 193レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(5/8)
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(4/11)
・古馬長距離重賞"8勝"▶歴代1位タイ
・古馬G2"31勝"▶歴代3位
・古馬王道G1"7勝"▶歴代3位タイ
・古馬重賞"89勝"▶歴代4位
・古馬スプリント重賞"10勝"▶90年代1位タイ
・古馬牝馬重賞"12勝"▶90年代1位


【コメント】
90年代末の黄金期part3、連覇が多すぎる覇王世代。
99世代は中長距離のイメージが強いかもしれないが、スプリント路線と牝馬路線も強く、全ての路線が平均以上でバランスの取れた万能世代である。オペ1頭で王道G1を6勝しているがオペが居なくても2着がラスカルとドトウなので勝利数は変わらない。同一G2の連覇が多く阪大、目黒、京大、ステイヤーズは3勝している。
(外)のJRA平地古馬重賞勝ち馬は計12頭。




00世代(アグネスフライト)

合計】 [ス2][マ18][中29][長2][牝4][ダ9]
18.2%】 64勝[41頭] / 351レース


【-G1-】 [ス0][マ3][中3][長0][牝0][ダ2]
【14.0%】 8勝[4頭] / 57レース

【-G2-】 [ス0][マ2][中12][長1][牝1][ダ0]
【16.6%】 16勝[12頭] / 96レース

【-G3-】 [ス2][マ13][中14][長1][牝3][ダ7]
【20.2%】 40勝[31頭] / 198レース


【主なデータ】
・古馬長距離重賞"2勝"▶00年代ワースト1位タイ
・古馬牝馬重賞"4勝"▶00年代ワースト1位タイ
・古馬スプリント重賞"2勝"▶00年代ワースト2位
・古馬重賞"64勝"▶00年代ワースト2位
・古馬G1"8勝"▶00年代ワースト3位



【コメント】
黄金期の終焉、不甲斐無いクラシック組を救う世紀末マル外世代。
3年連続の高スペック世代の後とはいえ、今でも最弱世代に挙げる人は多くイメージ的に物凄い損をしている世代であるが、実際に古馬成績は悪い。
古馬G1"8勝"はG1開催数がまだ少ない90年代前半だとマシに思えるが00年代では少ない部類である。しかし逆に言えばココより酷い世代が00年代には2つあるという事。合計の古馬重賞勝利数も少なく、G1だけでなくG2とG3も勝てていないのが現実。
特徴的なのは古馬G1"8勝"の勝ち馬4頭全てがマル外という点、当然こんな珍事は日本競馬の歴史でこの世代だけである。しかしマル外の古馬重賞勝ち馬は計7頭のみでマル外時代も終焉へ向かいつつある。




01世代(ジャングルポケット)

合計】 [ス12][マ19][中20][長3][牝7][ダ7]
19.3%】 68勝[35頭] / 351レース


【-G1-】 [ス4][マ1][中3][長1][牝0][ダ2]
【19.2%】 11勝[9頭] / 57レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中8][長2][牝1][ダ0]
【17.7%】 17勝[13頭] / 96レース

【-G3-】 [ス7][マ13][中9][長0][牝6][ダ5]
【20.2%】 40勝[27頭] / 198レース


【主なデータ】
・古馬スプリント重賞"12勝"▶00年代3位
・スプリントG1"4勝"▶歴代2位タイ
・古馬重賞勝利頭数"35頭"▶00年代ワースト1位


【コメント】
期待されたが新時代の最強世代になれなかったTHE虚弱世代。
3歳時の派手な印象から未だに最強世代に挙げる人もチラホラいる世代だが、古馬戦の世代データでは最強には程遠くG1G2G3全て平均~平均以下の数字となっている。古馬重賞勝利頭数"35頭"は00世代や08世代よりも少なく、これは重賞開催数がまだ少ない80-90年代並の数字である。有力馬の離脱が多いのは事実だが古馬上がり馬の少なさも原因だろう。
3歳時に期待された中長距離やダート路線ではなく、結果的にスプリント路線が1番結果を残してしまったのは皮肉かもしれない。
2024年の今現在、JRAの古馬重賞を最後に地方馬が勝ったのは01世代、
[地]ネイティヴハート06オーシャンS(G3)である。




02世代(タニノギムレット)

合計】 [ス10][マ33][中28][長5][牝4][ダ14]
26.4%】 94勝[43頭] / 355レース


【-G1-】 [ス3][マ3][中5][長2][牝1][ダ2]
【27.5%】 16勝[10頭] / 58レース

【-G2-】 [ス2][マ12][中13][長1][牝1][ダ1]
30.9%】 30勝[17頭] / 97レース

【-G3-】 [ス5][マ18][中10][長2][牝2][ダ11]
【24.0%】 48勝[31頭] / 200レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(6/8)
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(5/11)
・古馬マイル重賞"33勝"▶歴代1位
・7歳以上の中央重賞"13勝"▶歴代1位
・古馬重賞"94勝"▶歴代2位
・古馬王道G1"7勝"▶歴代3位タイ
・古馬G1"16勝"▶歴代4位
・古馬G2"30"勝▶歴代4位
・古馬G3"48"勝▶00年代2位タイ
・古馬牝馬重賞"4勝"▶00年代ワースト1位タイ
・G2中山記念"4勝"
・G3阪急杯"4勝"(4連覇)


【コメント】
現役時代はネットでカルト的人気を博した00年代最強候補世代。
高齢になっても活躍し続け、牝馬路線以外はとにかく層が厚く圧倒的な数字を叩き出してる。弱点の牝馬路線は勝利数自体は少ないがG1のエリ女を勝っているので一応は体裁を保っていると言っていいかもしれない。
古馬重賞"94勝"は18世代に最近抜かれるまでずっと歴代1位だった。
古馬マイル重賞"33勝"は2位の97世代26勝をぶっちぎっての1位である。
データには反映されないがJRAのG1を勝利した02世代の海外馬が3頭いるが、これは歴代最多記録。




03世代(ネオユニヴァース)

合計】 [ス10][マ11][中25][長6][牝13][ダ13]
21.7%】 78勝[43頭] / 358レース


【-G1-】 [ス1][マ0][中4][長0][牝2][ダ0]
【11.8%】 7勝[4頭] / 59レース

【-G2-】 [ス2][マ3][中10][長4][牝2][ダ2]
【23.4%】 23勝[15頭] / 98レース

【-G3-】 [ス7][マ8][中11][長2][牝9][ダ11]
【23.8%】 48勝[31頭] / 201レース


【主なデータ】
・古馬牝馬重賞"13勝"▶00年代1位タイ
・古馬G3"48"勝▶00年代2位タイ
・古馬G2"23"勝▶00年代3位
・古馬G1"7勝"▶00年代ワースト2位
・G3函館記念"4勝"(4連覇)


【コメント】
SS産とSS孫の大運動会、Re:96世代。
G1では弱くG2とG3で強い典型的なG2G3特化世代、主力がSS系という観点から見ても96世代の再来である。96世代はマル外全盛期だったが03世代はマル外の代わりにSS孫が登場し更にSSづくしとなってしまった。
古馬G1の勝ち馬4頭全てがSS産駒で00世代の古馬G1勝ち馬全てマル外と同じ珍記録。
それでもG2とG3には強く、全カテゴリーで満遍なく勝っておりG2G3の勝利数&勝率は全て歴代TOP10に入る。




04世代(キングカメハメハ)

合計】 [ス5][マ21][中19][長3][牝13][ダ8]
19.0%】 69勝[40頭] / 363レース


【-G1-】 [ス0][マ5][中4][長1][牝2][ダ1]
【21.6%】 13勝[8頭] / 60レース

【-G2-】 [ス0][マ8][中9][長1][牝2][ダ0]
【20.2%】 20勝[13頭] / 99レース

【-G3-】 [ス5][マ8][中6][長1][牝9][ダ7]
【17.6%】 36勝[29頭] / 204レース


【主なデータ】
・古馬混合マイルG1"5勝"▶歴代1位タイ
・7歳以上の中央重賞"12勝"▶歴代2位タイ
・古馬牝馬重賞"13勝"▶00年代1位タイ
・古馬G3"36勝"▶00年代ワースト1位
・G1マイルCS"4勝"


【コメント】
死のダービーと3.4歳時の低評価を覆した晩成マイラー世代。
重賞の中ではG3勝率が最も低く、G1勝率が最も高いG1特化世代である。
面白い点が古馬G2勝利数が6歳終了時点で"13勝"だったのが、晩年の7歳8歳で"7勝"し、一気にG2"20勝"の大どんでん返しをしている。G1とG2に関してはカンパニーとダメジャーの要素がとても大きく、この2大巨頭が04世代のデータ的救世主と言い切って良いだろう。




05世代(ディープインパクト)

合計】 [ス8][マ12][中28][長6][牝9][ダ21]
22.8%】 84勝[47頭] / 367レース


【-G1-】 [ス1][マ0][中4][長1][牝0][ダ6]
【19.6%】 12勝[6頭] / 61レース

【-G2-】 [ス2][マ4][中7][長4][牝1][ダ2]
【20.0%】 20勝[18頭] / 100レース

【-G3-】 [ス5][マ8][中17][長1][牝8][ダ13]
【25.2%】 52勝[37頭] / 206レース


【主なデータ】
・中央ダートG1"6勝"▶歴代1位
・古馬ダート重賞"21勝"▶歴代3位
・古馬G3"52勝"▶歴代3位
・G3中京記念"4勝"


【コメント】
THE三冠世代part3~ダート&G3無双編~世代。
05世代の古馬G1"12勝"のうちディープが4勝、ダートが6勝。
年2回しかない中央古馬平地G1カテゴリー(スプリント、マイル、牝馬、ダート)で6勝をあげたのは日本競馬の歴史上05世代のダートのみ、という観点から見ればその恐ろしさが分かると思う。スプリントG1とマイルG1は5勝世代があるが、ダートG1の歴代2位は09世代と20世代の4勝である。
当時から05牝馬に強い印象を持つ人は多いと思うが、05牝馬は牝馬戦も混合戦も含め古馬G1未勝利である。牝馬が古馬G1を勝てなかった世代は00年代では00世代と05世代のみ。
G3に関してはもはや無双状態で前後の04世代と06世代から勝ち鞍を奪いまくっている。特に5歳時の1年で古馬G3"24勝"は凄まじく、この年間勝利数は18世代と並び歴代1位のタイ記録。
05世代は障害も強く障害重賞"18勝"は歴代3位の多さで、中山大障害を5連覇している。




06世代(メイショウサムソン)

合計】 [ス13][マ20][中32][長6][牝10][ダ4]
23.0%】 85勝[42頭] / 369レース


【-G1-】 [ス3][マ1][中4][長3][牝2][ダ1]
【22.9%】 14勝[11頭] / 61レース

【-G2-】 [ス0][マ8][中21][長3][牝0][ダ1]
33.0%】 33勝[18頭] / 100レース

【-G3-】 [ス10][マ11][中7][長0][牝8][ダ2]
【18.2%】 38勝[28頭] / 208レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(6/11)
・G2"33勝"▶歴代1位タイ
・春天3勝(3連覇)▶歴代1位タイ
・7歳以上の中央重賞"12勝"▶歴代2位タイ
・古馬王道G1"7勝"▶歴代3位タイ
・古馬中距離重賞"32勝"▶00年代1位
・古馬重賞"85勝"▶00年代2位
・古馬G1"14勝"▶00年代3位
・古馬ダート重賞"4勝"▶00年代ワースト1位
・G2オールカマー"4勝"(4連覇)


【コメント】
人気世代に挾まれメディアにスルーされる地味な職人世代。
G1とG2に強くG3に弱い世代で05世代とは真逆の特性を持つ。
G2では特に中山の強さが異常で中山の古馬G2だけで12勝している。しかし何故か中山記念だけは未勝利。G3では4歳時のG3勝利数"4勝"はグレード制以降でぶっちぎりワースト記録である。
カテゴリーでは芝はオールマイティーで特に中長距離が強く4歳時の古馬王道G1完全制覇を達成している。逆にダート路線は歴代屈指の弱さで、JCDを勝ってはいるが、ダート重賞が増えた90年代半ば以降での古馬ダート重賞4勝はワースト1位である。ついでに交流重賞でも悲惨な数字を叩き出している。




07世代(ウオッカ)

合計】 [ス19][マ20][中24][長2][牝10][ダ7]
22.1%】 82勝[51頭] / 370レース


【-G1-】 [ス4][マ3][中6][長1][牝4][ダ0]
【29.5%】 18勝[11頭] / 61レース

【-G2-】 [ス2][マ5][中9][長1][牝1][ダ0]
【17.8%】 18勝[16頭] / 101レース

【-G3-】 [ス13][マ12][中9][長0][牝5][ダ7]
【22.1%】 46勝[35頭] / 208レース


【主なデータ】


【コメント】




08世代(ディープスカイ)

合計】 [ス1][マ13][中18][長2][牝7][ダ14]
14.8%】 55勝[37頭] / 371レース


【-G1-】 [ス0][マ1][中1][長0][牝1][ダ3]
【9.8%】 6勝[5頭] / 61レース

【-G2-】 [ス0][マ3][中8][長1][牝0][ダ0]
【11.7%】 12勝[8頭] / 102レース

【-G3-】 [ス1][マ9][中9][長1][牝6][ダ11]
【17.7%】 37勝[32頭] / 208レース


【主なデータ】


【コメント】




09世代(ロジユニヴァース)

合計】 [ス6][マ14][中18][長3][牝8][ダ22]
19.0%】 71勝[39頭] / 372レース


【-G1-】 [ス0][マ1][中4][長0][牝1][ダ4]
【16.3%】 10勝[6頭] / 61レース

【-G2-】 [ス0][マ5][中6][長1][牝2][ダ2]
【15.5%】 16勝[13頭] / 103レース

【-G3-】 [ス6][マ8][中8][長2][牝5][ダ16]
【21.6%】 45勝[31頭] / 208レース


【主なデータ】


【コメント】




10世代(エイシンフラッシュ)

合計】 [ス18][マ16][中27][長4][牝7][ダ12]
22.5%】 84勝[46頭] / 373レース


【-G1-】 [ス2][マ1][中3][長2][牝2][ダ1]
【18.0%】 11勝[10頭] / 61レース

【-G2-】 [ス2][マ6][中12][長1][牝1][ダ2]
【23.0%】 24勝[19頭] / 104レース

【-G3-】 [ス14][マ9][中12][長1][牝4][ダ9]
【23.5%】 49勝[33頭] / 208レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(7/11)
・G3函館スプリントS"4勝"(4連覇)


【コメント】




11世代(オルフェーヴル)

合計】 [ス12][マ23][中33][長4][牝12][ダ9]
25.0%】 93勝[50頭] / 372レース


【-G1-】 [ス4][マ5][中3][長0][牝1][ダ2]
【24.5%】 15勝[10頭] / 61レース

【-G2-】 [ス0][マ7][中19][長3][牝3][ダ1]
31.4%】 33勝[26頭] / 105レース

【-G3-】 [ス8][マ11][中11][長1][牝8][ダ6]
【21.8%】 45勝[32頭] / 206レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(7/8)
・G2目黒記念"4勝"(4連覇)
・G3新潟大賞典"4勝"


【コメント】




12世代(ディープブリランテ)

合計】 [ス13][マ21][中23][長6][牝14][ダ10]
23.5%】 87勝[48頭] / 370レース


【-G1-】 [ス1][マ1][中8][長3][牝4][ダ2]
31.1%】 19勝[9頭] / 61レース

【-G2-】 [ス3][マ5][中6][長3][牝1][ダ0]
【17.4%】 18勝[15頭] / 103レース

【-G3-】 [ス9][マ15][中9][長0][牝9][ダ8]
【24.2%】 50勝[36頭] / 206レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(8/11)
・G1ヴィクトリアマイル"4勝"(4連覇)
・G3クイーンS"4勝"(4連覇)


【コメント】




13世代(キズナ)

合計】 [ス9][マ11][中21][長3][牝15][ダ22]
21.8%】 81勝[44頭] / 371レース


【-G1-】 [ス1][マ1][中3][長0][牝2][ダ3]
【16.1%】 10勝[8頭] / 62レース

【-G2-】 [ス0][マ2][中10][長0][牝5][ダ1]
【17.6%】 18勝[13頭] / 102レース

【-G3-】 [ス8][マ8][中8][長3][牝8][ダ18]
【25.6%】 53勝[35頭] / 207レース


【主なデータ】
・G3マーチS"4勝"(4連覇)

【コメント】




14世代(ワンアンドオンリー)

合計】 [ス12][マ22][中21][長5][牝5][ダ7]
19.4%】 72勝[44頭] / 371レース


【-G1-】 [ス3][マ4][中4][長0][牝1][ダ0]
【19.0%】 12勝[8頭] / 63レース

【-G2-】 [ス1][マ10][中9][長3][牝0][ダ1]
【23.7%】 24勝[16頭] / 101レース

【-G3-】 [ス8][マ8][中8][長2][牝4][ダ6]
【17.3%】 36勝[32頭] / 207レース


【主なデータ】


【コメント】




15世代(ドゥラメンテ)

合計】 [ス5][マ19][中27][長4][牝9][ダ14]
20.9%】 78勝[46頭] / 372レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中6][長2][牝1][ダ2]
【17.1%】 11勝[6頭] / 64レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中13][長2][牝2][ダ1]
【24.0%】 24勝[19頭] / 100レース

【-G3-】 [ス4][マ14][中8][長0][牝6][ダ11]
【20.6%】 43勝[33頭] / 208レース


【主なデータ】


【コメント】




16世代(マカヒキ)

合計】 [ス14][マ15][中14][長6][牝9][ダ9]
17.9%】 67勝[47頭] / 373レース


【-G1-】 [ス3][マ0][中2][長1][牝2][ダ2]
【15.3%】 10勝[8頭] / 65レース

【-G2-】 [ス2][マ4][中9][長4][牝1][ダ1]
【21.0%】 21勝[17頭] / 100レース

【-G3-】 [ス9][マ11][中3][長1][牝6][ダ6]
【17.3%】 36勝[30頭] / 208レース


【主なデータ】


【コメント】




17世代(レイデオロ)

合計】 [ス4][マ17][中28][長0][牝11][ダ14]
19.7%】 74勝[41頭] / 374レース


【-G1-】 [ス0][マ2][中6][長0][牝2][ダ2]
【18.4%】 12勝[8頭] / 65レース

【-G2-】 [ス0][マ5][中10][長0][牝2][ダ1]
【18.0%】 18勝[13頭] / 100レース

【-G3-】 [ス4][マ10][中12][長0][牝7][ダ11]
【21.0%】 44勝[32頭] / 209レース


【主なデータ】
・G3小倉大賞典"4勝"(4連覇)


【コメント】




18世代(ワグネリアン)

合計】 [ス21][マ22][中31][長5][牝11][ダ18]
28.8%】 108勝[58頭] / 374レース


【-G1-】 [ス5][マ3][中6][長2][牝4][ダ2]
33.8%】 22勝[14頭] / 65レース

【-G2-】 [ス2][マ8][中10][長1][牝4][ダ2]
【26.7%】 27勝[20頭] / 101レース

【-G3-】 [ス14][マ11][中15][長2][牝3][ダ14]
【28.3%】 59勝[42頭] / 208レース


【主なデータ】
★G1G2G3の勝率が3つとも20%を超えた世代(8/8)
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(9/11)
・G3新潟大賞典"4勝"(4連覇)


【コメント】
大正義令和最強世代。




19世代(ロジャーバローズ)

合計】 [ス8][マ21][中24][長4][牝10][ダ8]
20.0%】 75勝[49頭] / 375レース


【-G1-】 [ス3][マ4][中3][長1][牝1][ダ1]
【20.0%】 13勝[7頭] / 65レース

【-G2-】 [ス0][マ9][中8][長3][牝1][ダ1]
【21.5%】 22勝[18頭] / 102レース

【-G3-】 [ス5][マ8][中13][長0][牝8][ダ6]
【19.2%】 40勝[32頭] / 208レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(10/11)

【コメント】




20世代(コントレイル)

参考データ ※2024/10/27現在

合計】 [ス5][マ13][中20][長3][牝15][ダ20]
20.2%】 76勝[51頭] / 375レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中4][長0][牝1][ダ4]
【13.8%】 9勝[8頭] / 65レース

【-G2-】 [ス1][マ5][中9][長3][牝3][ダ1]
【21.3%】 22勝[18頭] / 103レース

【-G3-】 [ス4][マ8][中7][長0][牝11][ダ15]
【21.7%】 45勝[34頭] / 207レース


【主なデータ】
・G3シリウスS"5勝"(5連覇)


【コメント】




21世代(シャフリヤール)

参考データ ※2024/10/27現在

合計】 [ス7][マ17][中24][長5][牝11][ダ8]
19.2%】 72勝[43頭] / 375レース


【-G1-】 [ス1][マ2][中4][長2][牝4][ダ3]
【24.6%】 16勝[11頭] / 65レース

【-G2-】 [ス1][マ7][中15][長1][牝1][ダ1]
【25.2%】 26勝[18頭] / 103レース

【-G3-】 [ス5][マ8][中5][長2][牝6][ダ4]
【14.4%】 30勝[26頭] / 207レース


【主なデータ】
★[ス][マ][中][長][牝][ダ]全カテ古馬G1勝ち世代(11/11)
・G2札幌記念"4勝"(4連覇)


【コメント】
世代くくりで見るとかなりの優秀世代。
2024年は6歳でG1とG2勝利数は今の段階でもかなり多いが、G3が伸びない。06世代に似ているタイプ。




22世代(ドゥデュース)

参考データ ※2024/10/27現在

合計】 [ス17][マ16][中24][長3][牝3][ダ6]
18.6%】 70勝[46頭] / 375レース


【-G1-】 [ス2][マ2][中8][長1][牝0][ダ0]
【20.0%】 13勝[8頭] / 65レース

【-G2-】 [ス2][マ7][中8][長1][牝1][ダ0]
【18.4%】 19勝[16頭] / 103レース

【-G3-】 [ス13][マ8][中8][長1][牝2][ダ6]
【18.3%】 38勝[31頭] / 207レース


【主なデータ】


【コメント】
2024年は5歳、この段階では優秀な世代。重賞勝利数も1年先輩の21世代に届く勢い。




23世代(タスティエーラ)

参考データ ※2024/10/27現在

合計】 [ス3][マ3][中6][長0][牝8][ダ4]
6.4%】 24勝[20頭] / 375レース


【-G1-】 [ス1][マ0][中1][長0][牝1][ダ0]
【4.6%】 3勝[3頭] / 65レース

【-G2-】 [ス0][マ1][中1][長0][牝2][ダ0]
【3.8%】 4勝[4頭] / 103レース

【-G3-】 [ス2][マ2][中4][長0][牝5][ダ4]
【8.2%】 17勝[17頭] / 207レース


【主なデータ】

【コメント】
2024年は4歳だが、かなり伸びが悪く今後の巻き返しに期待。




24世代(ダノンデサイル)

参考データ ※2024/10/27現在

合計】 [ス1][マ3][中0][長0][牝1][ダ0]
1.3%】 5勝[5頭] / 375レース


【-G1-】 [ス0][マ0][中0][長0][牝0][ダ0]
【0.0%】 0勝[0頭] / 65レース

【-G2-】 [ス0][マ2][中0][長0][牝0][ダ0]
【1.9%】 2勝[2頭] / 103レース

【-G3-】 [ス1][マ1][中0][長0][牝1][ダ0]
【1.4%】 3勝[3頭] / 207レース


【主なデータ】

【コメント】
2024年は3歳、この段階ではまだまだ未知数。






★出走可能レース数と勝率★


【レース数とは】
その世代の3歳から7歳まで
”5年間”の出走可能レース数である

【勝率とは】
その世代のレース勝利数(8歳以降含む)を
”5年間”の出走可能レース数で割る
”8歳以上の勝利も数に含めて5年間で割る”





★レースと距離の区分★


芝の混合戦はSMILE区分を利用
中距離は"I"と"L"を1つにまとめたモノ

[ス] 芝1000m~1300m
[マ] 芝1301m~1899m
[中] 芝1900m~2700m
[長] 芝2701m~
[牝] 牝馬限定
[ダ] ダート

★1400mと1800mはマイルに分類
★2500mは中距離に分類

※グレード前の世代は参考記録
( )は世代ダービー馬

※新設等のグレード無し重賞と海外馬はノーカウント




★重賞関連note★



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