日記・9日目

遅く起きた。バイトがあるが、遅番なので問題はない。出勤ギリギリまで横になって、気力を振り絞っていた。1分1秒でも長く横になっていないと、最後まで働き通せない気がして怖い。

このところ家では、あるものをとりあえず口に入れて凌いでいる。主体的に暮らしを営んでいる気がしない。なんとなくぼんやりと生きるのは本意ではない。明日の休みに料理をしようかと思う。絵だけがものを作り出すことではない。

バイトではそこそこのミスをやったりもしたが、どうにかやり遂げ、帰路に着いた。明日が休みなことだけを考えていた気がする。ありがたく思っているが、まだまだ気持ち的に厳しい。ひどく迷惑をかけているが、思い込むともっと悪いパフォーマンスを披露することになるから、あまり考えないようにしている。

今日は帰ってから友人と電話をする約束があった。友人は真面目で丁寧な人で、今までも何度か人間関係で傷ついているのを見てきた。今回も何かあったようだった。話を聞いて、なんの提案も出来ない自分の経験不足を不甲斐なく思った。

また酒を飲んだ。太ってきたから、本当は口にするものに気を付けた方がいい。運動もした方がいいし、不足しているものは山のほどある。"ままならないものをそうであるままにしない難しさ"を噛み締めた日だった。

明日こそは手紙の返事と絵を描こう。私の思う生活をなせればいいと思う。