【5話/全5話・終】「お金の増やし方」を「桃太郎」で解説【家は『借りる』か『買う』か??編】
5分で【家は借りる方がいいか?買う方がいいか?】を解説
おっつおっつ、皆様お元気ですかな??
いずみと申します。
私は気に入った本を昔話風に話すのに、無情の喜びを得るタイプの変人です。
今日も1時間という短い時間で、できるだけわかりやすくまとめて、解説していくから、よろしくな(^o^)丿
では、今回はこちらの本↴
山崎 元様、大橋弘祐様著
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!」
をわかりやすく、昔話にしていくぜ!
そんで、今回は「桃太郎」風にアレンジしていくぜ!!
じゃあ、よろしくな!!はじめるぜ!!第3回だぜ!!
登場人物↴
(すみませんが、名前を変更してます。お察し下さい・・・)
○もも子・・・可愛いけど、IQ(知能指数)23。
○イヌ・・・可愛いし、金融に詳しいけど、結婚できないタイプ。
○サル・・・可愛いけど、お腹の音がオーケストラ。
○キジ・・・可愛いくて、お金も持ってて、非の打ちどころが無ぇ
きびだんごで仲良くなった4人は鬼が島へ向かいます。
前回のあらすじ↓
鬼が島銀行に就職した『もも子』は『NISA』を『イヌ』から教わった(適当が定番)
むかしむかし、あるところに、
もも子、イヌ、サル、キジがおったそうな
4人は鬼が島で幸せに暮らしました・・・
って終わるわけもなく・・・
もも子は鬼が島銀行に1年間勤め、
実家の村の銀行へ転勤になったとさ。
実家へはキジがまたまたチャーター便で送ってくれた・・・
もも子「ただいまー!おじいさん、おばあさん!今、帰ったよ!!」
おじいさん「おーおかえり、もも子・・・はて、そのお三方は??」
もも子「この3人は私の友達『イヌ』と、『サル』と、『キジ』だよ!・・・みんな、とってもいい子なの!!」
おばあさん「そうかいそうかい・・・どうぞ、汚いところですが、あがって言って下さいな・・・」
イヌ「すみません、お邪魔します・・・」
サル「ありがとう、おばあちゃん!」
キジ「ありがとう。今度私の家にも来て下さいな。歓迎しますわ。」
そして、ささやかながら宴会が行われ、6人は大いに楽しみました・・・
次の日、4人は住む場所を探すため、地主に空き家がないか??を訪ねました・・・
実家は2LDKで、もも子の部屋もそこまで広くなかったのです・・・
イヌ「ていうか、なんで銀行の頭取なのに、田舎の2LDKに住んでいるんだ??」
もも子「なんかそこにお金を、使いたくないって言ってたよ・・・本はいっぱい買ってくれたけど・・・全然読まなかった・・・えへへ」
サル「まあ、もも子さんらしいですけど・・・」
キジ「本を読めば世界は広がるわよ!!・・・私の羽のようにね!!」
ばさっ!!!!(翼を広げる音)
イヌ「キジの場合、飛べないから意味ないけどね・・・」
キジ「うっ!!!うるさいわね!!!あなたは女の魅力がゼロのクセに!!!」
サル「まあまあ、そんなことより・・・」
イヌ・キジ「そんなこととはなによ!!!重要なことよ!!!このサル!!!」
サル「・・・・なんで、わたしが悪いみたいに・・・(泣)」
もも子「ドンマイ、ドンマイ。サルちゃん・・・・あっあれが、地主の家だよ!!」
地主の家は、どこからどう見ても、ボロい小屋だった・・・
キジ「こ、ここが地主の家ですの??・・・えらく臭そうですわね・・・」
もも子「よくわかったね、キジちゃん。たまに、にんにくの香りが凄いんだ・・・地主さん、よく食べるんだって!!」
イヌ「臭いのベクトルが少し違う・・・」
サル「それはそれで、嫌ですね・・・」
もも子「でも、とってもいい人だから大丈夫だよ!!」
ガラガラっ(扉の開閉音)
もも子「こんにちはー!地主さーん、いるー???」
地主「はいはい、いるよ・・・何か用??」
地主は、小さな男の子だった・・・
キジ「あ、あのー・・・この男の子が・・・ここらへんの地主??」
サル「とってもお若いんですね??・・・何歳ですか??」
地主「今年で10歳かな・・・それが何??」
イヌ「ツッコミどころが多過ぎて・・・もしかして、幼児虐待??ネグレクト??」
もも子「いやいや、この子とっても頭の良い子なんだよ・・・なんだっけ・・・MBA??・・・・じゃなくて、NBA??」
イヌ「も、もしかして、MITか??」
サル「ん?なんですか??MITって??」
キジ「マサチューセッツ工科大学・・・この世でもっとも優秀な頭脳が集まる場所ですわ・・・」
サル「ええっ!!そんな頭のいい方が、なんでこんなところで地主をやってるんですか???」
地主「・・・・ホームシック・・・になるから・・・だけど・・・悪い??」
イヌ「そこは・・・10歳の普通の子なんだな・・・」
キジ「少しホッとしましたわ・・・」
地主「そ、それで?今日は??もも子・・・・賃貸契約??それとも、売買の方??」
もも子「今日はね、これから4人で住む家を決めようと思って!!・・・そう言えば・・・みんなで住む家って、借りるの?買うの?」
イヌ・サル・キジ「・・・・・・・」
地主「なんだ・・・決めてなかったのか・・・・じゃあ、家は『借りる』と『買う』どちらが得か??を説明してやるよ・・・ある意味、永遠のテーマだから、話を聞いた後、しっかり考えるんだよ・・・」
もも子・イヌ・サル・キジ「・・・・は、はい。お願いします。」
そして、10歳の天才少年の『講義』が始まった・・・
地主「さて、もも子質問だ!・・・家は欲しいか??」
もも子「ほしーい!!・・・えっ??もしかして、もらえるの??」
地主「いや、やらねーよ・・・じゃあ、なんで家が欲しいんだ??」
もも子「そ、それは・・・やっぱり自分の物になるから・・・じゃないかな・・・」
地主「そうだな・・・たしかに・・・自分の物になる。しかし、想像してみな。1000万円で買った家は1000万じゃ売れない・・・必ず安くなる・・・」
もも子「確かに・・・それでも、10年住んで、500万円で売ってもいいんじゃない??」
地主「そうだな・・・人口が増え続けている東京だったら、まだ大丈夫かもしれない・・・しかし、この著者の住んでいる熊本ではどうだ??」
もも子「くまもと??・・・・要するに、地方ってこと??」
地主「そう、地方。つまり、田舎だな・・・熊本に限定すると、10年後には人口の7%、20年後には人口の20%少なくなるってデータが出てる・・・」
もも子「・・・・・え??」
地主「つまり、熊本で家を買う人は、だんだん少なくなる・・・ってことだ」
もも子「・・・・・それで??どうしたらいいの??」
地主「・・・・・お前、わかってないだろ??」
もも子「あはははははははは・・・・・ごめん、さっぱりわかりません」
地主「じゃあ、もも子がきびだんごを100円で売る。とすると、はじめは100個売れてたのに、そのうちの20%減少、つまり、80個しか売れなくなったら、どうする??」
もも子「えっ??・・・・頑張って売る??」
地主「具体的にだよ・・・・たとえば、80円に値引きするとか・・・」
もも子「あっ!そうだね!・・・・はじめは100個売れてたんだから、それくらい売れてほしいから80円にするかも!!・・・・そうしたら、お客さんは買いやすくなるし、また、100個売れるから、どっちもハッピーだ!!!」
地主「そうだな・・・つまり、家も同じことが起こる。」
もも子「そ、そうか!!100円じゃ売れなくなるから、値引きしないと売れなくなるんだ!!」
地主「そうそう、だいたいわかってきたな・・・・つまり、人口が20%少なくなるってことは、価格が20%安くなるってことと、同じ意味なんだよ・・・・もちろん例外もあるけどな」
もも子「れいがい??」
地主「たとえば・・・そうだな・・・駅が近い。とか、スーパーや学校が近いとか、高級住宅街だったり、とか・・・・まあ、その土地に、誰の目から見ても『価値』があるところは例外・・・つまり、値段は高いままだ・・・・シャネルのバックみたいなもんだな」
もも子「・・・・うーん、なんとなくわかったかも・・・汗」
地主「つまり、家を買うのは、『その土地にブランドバックみたいな魅力』があるかどうかで決めればいいんだ・・・でも、この判断は俺達みたいな専門家でも間違うことがあるから・・・・もも子みたいな素人はまず、『買わない』方向で良いと思うぜ。つまり、『借りる』方にしとけ・・・ってことでもあるな・・・・どうだ?わかったか??」
もも子「うーん・・・・なんか『投資』みたいだね??」
地主「おお!なんで、もも子が『投資』なんて言葉知ってんだ??・・・まさか!!ねずみ講にでも引っかかったか??」
もも子「ち、ちがうよー・・・・わたし、1年銀行で働いてたから・・・なんとなくはわかるんだよ・・・」
地主「そ、そうか・・・すまんな、取り乱した・・・・」
もも子「つまり・・・・投資と同じ感覚で、家を買わないと損しちゃうってこと???」
地主「そうだな・・・・わかってんじゃんか、もも子」
もも子「えへへ・・・ほめられた」
イヌ「じゃあ、借りるってことでいいか??」
もも子「うん」
サル「私はみんな一緒ならなんでもいいです」
キジ「家賃は私が出しますわよ」
地主「じゃあ、物件紹介するか・・・・」
もも子・イヌ・サル・キジ「お願いします♪」
こうして、4人は幸せに暮らしましたとさ・・・・
めでたしめでたし~
終わり
みなさま、お楽しみ頂けましたか??
ではでは、またお会いしましょう!!
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