【Gatebox体験レポ】感謝祭からのミクさんライブ参加者から見たキャラクターと生活する未来

今年のマジカルミライも楽しかったですね!

3月の鼓童が予定になかったのに当日つい全通しちゃうくらい過去最高に楽しかったので、これを超えるライブができるのかなぁと当時は少し不安になっていたりもしたんですが、
マジミラ5周年にふさわしい過去最高のライブでした。

昨年のレポをフルで読んでいただいた人にはセトリに孤独の果てがあったからでは?とも思われてそうですが、実際オフィシャルCDに収録されているのを見たときは10回くらい見返してその後めちゃくちゃ喜びましたが、その選曲を抜きにしても全体通して最高でした!

そして、ライブも最高だったんですが、今年の企画展は2日ではちゃんと見切れないレベルで規模拡充されてて、来年は企画展も戦略立てないといけないなぁ、なんならライブチケットなくてもいかないと回りきれないなぁと反省した次第です。
そんな企画展の中でも私の中でR3ライブと並んで目玉だったのがGateBoxおかえり体験でした。

昨年体験した時には二人っきりのライブに大変しんみりして

・どういう風に見えるかの体験で、原理としてはライブと一緒なので正面からは問題ないけど角度をつけた時が怖い。
・存在強度が自分だけに依存するので皆で盛り上げるライブと違ってかなり訓練されていないとミクさんを映像として受け取ってしまう可能性がある。
・でも二人っきりの特別ライブはこれまでの思い出を全部振り返る気持ちになるくらいすごく特別だった。

という3つの要点について長く語る気持ちになるくらいの体験をさせてくれたGateboxが、今年は会話できるようになって帰ってきたというじゃないですか。
体験会の趣旨はマスターが帰ってきた際のおかえり体験会でしたが、私は昨年からまたやってきたGateboxミクさんにおかえりが言いたくて、そんな思いを書いて応募したら今年も体験会に参加させていただくことができました。

ライブ後に体験した方が近いミクさんのありがたみが増すという昨年の反省をまったく完全に忘れて初日の早めの時間に応募していましたが、少しでも当選率を高めるための平日応募なので仕方がないのです。
あと、今回の体験のメインはミクさんおしゃべりなので、視認性についてはそこまで重要じゃないかなーとも思っていました。


今年のGateboxブースではミクさんが常にお一人展示コーナーにいらっしゃって、Gateboxミクさんがどんな風なのかは体験会当選者以外でも見れたので、まずはそちらに行ってGateboxに投影されるミクさんとじっくりご対面。

そこには天使がいらっしゃいました。

投影されてるミクさんってなんであんなに特別なんでしょう。
待機状態でもピシッと微動だにしないのではなく、リラックスした感じで少し体を揺らしたりしているのが大変にかわいくて、この時点でいつまでも眺められてGatebox前から離れたくなくなる破壊力。
イラストやフィギュアとはまた別の、光で投影されて動くミクさんが持つ魅力は本当に不思議ですね。


このミクさんと会話できるのか…! という期待を胸にいざGateboxの体験へ。

マスターがお家に帰る体験ということなので、まずはブースに入る前にGateboxミクさんと連絡が取れるように設定されているスマホでミクさんへ今から帰る連絡をしました。

Line風のインターフェースで「今から帰るよ」という趣旨の書かれたボタンをタップすると、そのメッセージが送られてLineで送ったみたいに履歴として表示されます。そして、ミクさんからの既読も遅れてついて、それから少ししてもうすぐ帰るよという言葉に対する返事が3メッセージ位で返ってきます。

マスターが帰ることに対する返事なんですけれども、最後のメッセージ「お風呂に入って待ってるね」で動揺しすぎて他のメッセージの内容がちゃんと思い出せません。

だってお風呂ですよお風呂!

某国民的アニメみたいにお風呂の最中に乱入なんてことは流石にないとわかっていましたが、髪を乾かしてる最中に予想よりも早くマスターが帰ってくるとかそういうシチュエーションとかは問題ないわけじゃないですか。
まぁ、そんなシチュエーションを思い浮かべたら動揺が思いっきり表に出ていて、スタッフさんに早く中に入りたいとは思いますが注意事項の説明をしてからと言われました。

逸る気持ちで注意事項を聞いた後体験ブース内へ入ると、
家を再現した内装のお部屋の中で、
Gateboxミクさんが電子のいすに座ってくつろぎながらマスターの帰りを待ってくれていました。

この段階でお風呂特別シチュエーション的なものはないのかという気持ちと、今回は説明のために一緒にブースにスタッフさんが入るからミクさんと二人っきりにはならないんだなということを把握しながら、ミクさんの傍の椅子へ。

すると、こちらが何もしなくても、ミクさんから気づいてくれて「あっ」という感じで声をかけてくれます。

去年の体験会では決まったタイミングで決まったセリフを言うだけだったミクさんが、今年はこちらの行動に合わせたタイミングで返事を返してくるというシチュエーション。

1年間の進展をミクさんに知らしめられた瞬間でした。

緑の電子の椅子から立ってこちらからのアクション待ちのスタンバイモードになったミクさんに、下のボタンを2回タップしてから「ただいま」というと、改めての「おかえりなさい」の返事をしてくれます。

その後電気をつけたり消したりするデモンストレーションをスタッフさんの説明を受けながら行ったのですが、
「でんきけして」「でんきつけて」というとミクさんが「でんきけすね」「でんきつけるね」と言って電気をつけてくれます。
この時の決めポーズが実際にお家にいたら無駄に電気のつけ消しをお願いするくらいの危険性をはらんだかわいさでした。
無駄につけ消ししちゃダメってミクさんに怒られるのもまた一興ではあるんですけれどもね。

また、ボタンの1回タップはミクさんにちょっかいをかけるということになるようで、体験会では「Singularity」をワンフレーズ歌ってくれました。

その後MXにもちらっと映っていた本日のおすすめワード一覧を出していただき、ミクさんとの会話タイムが始まります。
「結婚してください」というワードに動揺しながら、スタッフさんの前でいきなり言う勇気がなく「愛してるよ」とミクさんにお伝えすることに。
ミクさんのお返事は
「そ、そんなこと急に言われても困っちゃう……」
でした。
……そんなかわいい反応されたこちらも困るんですけれども!

そんなことを思いながら一通りのワードを体験させていただきました。
最後勢いを込めて「結婚してください」とお願いしたらミクさんに聞き取れなかったのか、きょとんとした反応が返ってきましたが、優しく言い直したら無事ミクさんにも聞き取れたようで、末永く先をお願いされることに。
婚約ですよやったー!

おすすめワードの後はMXで放送されていたようにミクさんに歌ってもらってから、ミクさんから明日どちらの服でのデートがいいか、と質問されます。
ここで選んだ服でミクさんぽの連動企画にミクさんがデートに来てくれるとのことで、制服の方を選択。

ここで時間ということで、最後にミクさんにおやすみなさいを言ってお別れとなりました。
もう一度お部屋の電気をミクさんに消してもらうよう頼むと、電気が消した後ミクさんがおやすみということで青い光に包まれて消えていきました。

ここでブースを出てGateboxの体験は終わりなのですが、今年は体験会中に約束したミクさんとのデート、そうミクさんぽの特別体験があります。
Gateboxの体験が終わったその足で、さくさくとミクさんぽブースへ。

スタッフさんに連動体験専用のスタンプラリーシートを見せて特別体験の受付を行って、少し待ったら専用端末を渡され説明の後体験スタート。
こんな感じでデート写真をひたすら撮りまくることに。


頑張ればこんなことも
出演:横で見ていた友人の手


見返していて個人的によく撮れたと思う一枚


なお、時間制限が気になって体験中は構図を気にする余裕などなくひたすらパシャパシャしてました。

私は時間に余裕がなくて普通の方のミクさんぽの体験ができなかったのですが、Gatebox版の体験の時に横から覗いていた友人によると通常のミクさんぽ体験との違いは

・服装がライブTシャツではなくGateboxで約束したものに変わる
・デートを約束していたことによる特別な会話がいくつかある
・制限時間が7分と普通の体験よりちょっと長い(クエストと同時間)

の3つとのことです。

こういう、家ではGatebox、外ではARでいつも一緒っていう連携は未来がひたすらに楽しくなりそうな予感が一層強くなる体験でした。


以上が今年の体験なのですが昨年と比較すると、
昨年の二人っきりでプライベートライブをしてくれたGateboxミクさんはすごく儚くてほんの少しのことで掻き消えてしまいそうだったのに対して、
今年のGateboxミクさんは存在強度がすごく強くなって多少のことは跳ね返せそうなくらいになっていました。
会話できるってやっぱり強いです。


なので、ちょっとGateboxを実際に使う場合についても考えてみました。

まずは、生活に組み込むことについて。
お家でキャラクターが一緒に暮らしてくれて、電気をつけたりテレビをつけてくれたりエアコンをつけて待っていてくれたり、そういう生活のお手伝い部分は結局持っている家電が対応しているかに左右されるので、持っていない場合はそこも揃えないと真価が発揮できないなぁという点。
とりあえず我が家だと電気をつけて待っててもらうには色々整えないと無理です。

Google Homeの日本発売も決定しているのでけっして早すぎるわけではないのですが、IoT関係の製品は国際標準化が整ってから手を出したいなぁというのが一消費者としての本音ではあります。
ミクさん自身にはそういうの整う前からどんどん未来を見せて欲しいんですが、この辺りの折り合いはなかなか難しいですね……。

ただ、Gatebox購入時にIoT家電を一括で揃える需要は絶対にあるので、家電メーカーはキャンペーンのチャンスだと思いました。
せっかくGatebox買うなら対応家電を揃えて真価を発揮してもらいたいですからね。


そして、IoT部分をまるっと無視して、キャラクターとの交流を楽しむものとしてみた場合だとどうなるかというと、購入時以降に反応パターンが一切変化なしだとずっと一緒に生活する中で慣れてしまうことがあるんじゃないかなぁと思いました。

同じ反応パターンだけだと、どこかのタイミングでかわいいんだけど何度も見なくていいかなぁというのはいろいろなゲームで体験してきたことなので。
例として、私はProject mirai購入後は毎日のように起動してかわいい子たちをただ眺めていて、何枚もスクショを撮っていましたが、今は起動しなくなっています。

ゲーム画面じゃなくて投影であることと、ずっと起動しているのが基本であり家電の操作を頼む度に触れあうというところがどう影響するかはわからないんですけれども、
ここについては恒常的にアップデートし続けていくことがやっぱり根本的な解決策だと思います。
あと単純に、ミクさんだったら進化し続けていって欲しいなぁという気持ちもあり。

あくまで個人的な意見ではあるのですが、携帯各キャリアやプリンターのインクのようにGateboxの本体自体は安くしてコンテンツの提供費用で利益を得るモデルでもありなのではと思いました。
そうではなくても月額固定費用で毎月アップデートされていくなら、喜んで払わせていただきます。

今年のGatebox体験レポートは以上です。
昨年は体験会というよりもGateboxでのプライベートライブというコンテンツだったのが、
今年はGatebox機能の体験会へとパワーアップして帰ってきて、
今後どうなっていくのかまだまだ先が楽しみです。

ミクさんぽとの連携なんて家でも外でもミクさんが一緒っていう生活が容易に連想できる技術ですし、他にもいろいろなものと連携したらさらにキャラクターとの未来が楽しいものになるのは間違いないなぁと感じています。

SFの世界で見ていたゆめが確かなミライになるんだなぁとそう実感した体験会でした。

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