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お久しぶりです。 本日は、抗菌薬選択を限定するための細菌グルーピング~その②と題して、グラム陰性桿菌に対する抗菌薬選択の概要をお話させていただきます。
本日は、抗菌薬選択のための細菌グルーピングのお話の続きです。 まずは抗菌薬選択が比較的シンプルなグラム陽性球菌から。臨床の現場で、問題となる細菌は、グラム染色の鏡検所見から下記4つにグルーピングされるのでしたね。 まずは抗菌薬選択が比較的シンプルなグラム陽性球菌から。
皆様お久しぶりです。
本日は、最適な抗菌薬選択に関するお話の続きです。
寒い日々が続きますが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本日は、菌種同定検査結果に記載がある「薬剤感受性MIC?」のような数字の解釈のお話しです。
本日は「血液培養」のお話です。 読者の皆様もしくは周囲の方々が細菌感染症になられたことがあるでしょうか? たとえば、細菌性肺炎。 肺に特定の細菌が感染して発症するのですね。 そして、一番頻度の高い細菌性肺炎の原因微生物が「肺炎球菌:Streptococcus pneumoniae(正式な菌種の名前:学名)」です。
本日は、細菌検査結果が判明した後の「最適治療抗菌薬」選択のための導入のお話です。 抗菌薬は「2度決定」するのでしたね。 参考:正しい診断なくして適切な治療なし https://note.com/idshowa/n/nba77ccf8479b 1度目抗菌薬決定:初期治療抗菌薬 2度目抗菌薬決定:最適治療抗菌薬 (初期治療抗菌薬と最適治療抗菌薬が同一の場合もあり得る) 初期治療抗菌薬は、2つの感染症診断 ・臓器・解剖学的診断 ・微生物学的診断 この内、主に「微生物学的
ある細菌が、特定の抗菌薬が効かない≒「薬剤耐性」と考える場合には、その薬剤耐性機序が「自然耐性」であるのか?それとも「獲得耐性」であるのか?の判断が大変重要です。 薬剤耐性菌について検討・議論する場合には、この2つの薬剤耐性機序のどちらについてなのか?を明確にしましょう。
薬剤体制(AMR)問題が、公立昭和病院 感染症科・感染管理部ノートの重要テーマの1つです。 薬剤耐性AMR、特に「細菌の薬剤耐性」≒「耐性菌」を考える上で重要なのが、薬剤耐性機序の考え方です。 「自然耐性」と「獲得耐性」~違いが説明できますか?
モンダイ:抗菌薬治療期間はどうやって決めるのか? 本日は、細菌感染症の治療の際、どのようにして抗菌薬治療期間を決めているのか?のお話しです。 読者の皆様が、細菌感染症になり、医師が抗菌薬が必要な細菌感染症と判断した時、果たしてどのように抗菌薬治療期間・日数を決定しているのでしょうか?
本日は、抗菌薬適正使用の具体的な方法についてお話いたします。 まず前提として、2つの感染症診断 ・臓器・解剖学的診断 ・微生物学的診断 この2つの診断が適切であることが、感染症診断が適切であることが、感染症治療を適正なものとするのに必要でした。 そして、微生物学的診断(予想・推定もしくは特定されたもの)が「細菌」の場合に、感染症治療薬(抗微生物薬)として「抗菌薬」が登場いたします。 もし、微生物学的診断が「細菌」以外であれば、抗菌薬はそもそも「不必要」となりますね。
今日は、がんと感染症のお話です。
感染症診療~診断から治療まで~大変重要な「感染症診療の基本的な考え方」の概要をまとめます まず、目の前の患者さんの「2つの感染症診断」を追求 ・臓器・解剖学的診断:患者さんのカラダのどこ?にモンダイがあるのか? ・微生物学的診断:患者さんにモンダイを起こしている原因は?