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ベルク、中間決算/2025/02、増収減益!

ベルクが10月10日、2025年2月期の第2四半期決算(中間決算)を公表しました。その結果は増収、減益とやや厳しい決算となりました。売上高は11.5%増、営業利益が2.3%減という結果です。

これに伴って、EPS(1株当たりの中間純利益)も296.03円、昨年が329.05円ですので、減少しています。

BS(貸借対照表)の方ですが、自己資本比率は53.6%、54.2%ですので、わずかですが、減少しています。ただ、50%を越えていますので、安定した数字を維持しているといえ、財務は健全です。

配当の方ですが、第2四半期と期末を合わせると108円でしたが、今期予想は116円ですので、8円増配の予想です。ベルクは年々配当を増配しており、過去5年間、毎年配当額が上昇しています。配当性向も約20%を維持しており、高い還元率といえます。

通期予想ですが、この中間決算とは一転、増収増益を予想しています。特に、営業利益が20.8%増と大幅な増益予想です。進捗率を計算すると、50.4%、51.6%ですので、、ほぼ、この通り進みそうです。

ちなみに、EPS(1株当たりの当期純利益)も、この中間決算をベースに計算すると、571.18円を103.7%超えていますので、達成できるのではないかと思われます。

この決算を受けて、投資家はどう見たかですが、決算発表日の翌日、10/11ですが、オレンジの売買高は大きく上昇、株価、赤、終り値ですが、急騰しています。ボリンジャ―バンドの3σ(99.7%)を突き抜ける勢いですので、投資家は買いと判断しています。

ちなみに、現在(10/11)、株価は6,710円、PERは11.75倍、PBRは1.33倍ですので、業界平均と比べると、PER、PBRもやや低いですので、割安感のある株価水準といえそうです。

補足_01:
経費の増加ですが、率で見ると、0.16%、原価の上昇が0.5%ですので、ダブルで利益を圧迫していることがわかります。ただ、どちらかというと原価の上昇が減益の主な要因といえます。

補足_02:
経費に関しては、単純計算で人件費が112.9%増と大きく上昇していますが、売上高も111.6%ですので、率では、それなりに相殺できており、その他経費の改善でトータルでは、率で0.16%増まで詰めています。従って、この中間決算では、原価の上昇(粗利の減少)が減益の主な要因といえるかと思います。

値上げが依然として続いていますので、仕入原価が昨年と比べ、大きく上昇していることが大きいと思われます。

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