見出し画像

「個」と「場」

弊アカデミーで研修を受けている人間ならもう嫌になるぐらいに僕から伝えられているのが
世界は陰と陽、対照的な二つの概念や物事で構成されている。
という前提ですが。

私たちひとりひとり、つまり「個人」の対義になる概念って何だろうかと
ここ数年思案しておりました。
最近になってようやく一つの答えに辿り着きました。

「個」に対義になるのは「場」です。

「場」つまりはフィールド。
一人と一人の間に関係性が生じた時。そこに「場」が生まれます。

例えば夫婦だってそう。これは一対の男女が婚姻関係に成った際に生じる場である。

一対でなくても人が集まればそこには場が生まれる。
仕事の集まりもそう。まさに職場。
コミュニティも場。
クラスも場。
駅も場。

場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場場

世界は場で溢れている。
様々な機能を持った場で溢れている。

個と場が連続的に生まれて、そして繋がり、この世界を構築している。

個はあくまでも個で存在しており
その個の中で様々な出来事が起きているのがそれぞれの人生なんですが
不思議な事に、「個」は「個単体」では存在できない。

場がなければ個は存在できないのです。
個と個のつながりにおいて形成される場。

様々な機能を持ったこの場がある事で私たちは存在している。

チャーリー浜の
「君がいて、僕がいる」というギャグは実は正しい。美しい。

これが理解できてくると
コミュニティというものがいかに大事か
そしてそのコミュニティとどう関わっていけば良いかが自ずと見えてきます。

場というのは
個の為の場であり
個というのは
場の為の個である

図で表すと


であり

である。

全体像は

このようになる。

個の為の場だけで生きていると自己都合。
場の為の個だけで生きていると自己犠牲。

自分らしく生きることも利他で生きる事も並行して行わなければ意味を成さない。

自分という絶対的な「個」は
「場」という相対的なものがなければ存在できない。

何より「個」と「場」を繋ぐのが「言葉」なんですね。
言葉は大事。

世界は言葉でつくられる。

今日はここまで


いいなと思ったら応援しよう!