見出し画像

#016「スラムダンクの講演を終えて感じたこと」つれづれなるままに

皆さんこんにちは。井戸です。
今日は活動報告という主旨でダラダラ書いてみる。

1.SONYさんでの講演で学んだこと

ストレングスファインダーの魅力や、組織開発に活用するためのメソッドを伝えるべく、10月11日(水)にソニーシティ大崎にて講演を行わせていただいた。
以前から投稿していたストレングスファインダー×スラムダンクを、1時間の尺に再構築した内容だ。オンライン/オフライン合わせて400名弱もの方に同時視聴いただけた。
ガチガチだったので呂律回ってない部分もあるが、興味ある方は内容を覗いて見てほしい。個人でストレングスファインダーを受けるのみならず、チームとしてのパフォーマンスを高めるためのヒントを凝縮したつもりだ。冒頭のゴッホの言葉も頭に入れながら聴いてもらえると、より一層ストレングスファインダーの魅力が伝わることと思う。

会場はBRIDGE TERMINALという、SONYさんが管轄するイベント会場。
この会場で過去に講演を行った方々は、一流企業の経営者や有名インフルエンサー、元有名セクシー女優などそうそうたる顔ぶれである。
そんな中、Xのフォロワーが1000人にも満たないザコキャラである僕が講演できたのは、運とご縁以外のなにものでもない。

  • Xでスラムダンクとストレングスファインダーをかけあわせた投稿を始める

  • 元バスケ部マネージャーでスラムダンク好きな自己理解コーチ同期に投稿を見つけてもらい、面白がってもらえた

  • 同期とコネクションのあったSONY BRIDGE TERMINALのイベント責任者である福馬さんに繋いでもらえた

  • 講演をさせていただける運びとなった

概ねこのような経緯で実現した流れだ。
ここから学んだことは2つ。

1)人生は運と人間関係で成り立っている

通常運行でインプレッションの少ない僕の投稿を、偶然見つけてもらえたこと。
その方とはたまたま同じタイミングで株式会社ジコリカイと契約した同期だったこと。
その同期とSONYのイベント責任者に繋がりがあったこと。
その方が、ストレングスファインダーをテーマとした講演者を探していたこと。

これらすべて偶然が引き寄せた運であり、人間関係が繋いでくれた機会だ。今回特別大きなことを成し遂げたわけではないが、自分の中では達成感を得られた経験の一つになった。それでも、「自分の実力」という意識は少しもない。人が繋いでくれたご縁の中で、たまたま自分らしく振る舞える機会があったから得られた経験だ。実力も努力も、運を引き寄せるための必要条件に過ぎない
つまり、運を引き寄せるためには、人間関係を良くすることが最良であり最短であるということだ。そのための準備として、日々賢明に正しく生きるということが求められる。そんな気づきを得た。

2)好きなことを発信することに躊躇しない

2つ目に気づいた真理がこれ。僕のXの投稿なんて、大したインプレッションはつかない。いいねの数も、平均10前後を漂っている程度だ。それでも、400名弱もの視聴者が集う大舞台で講演するという結果を得ることができた。
それは「好きなことを発信し続けていた」からだと思う。
自分はストレングスファインダーのことが好きだ。もっと多くの人に受験してほしいし、それによって眠っている才能を掘り起こして、人生を切り開いていってっほしい。同調圧力に縛られることなく、周囲の評価から身軽になって自分らしく生きてほしい。そんな想いがあり、日々ストレングスファインダーに熱を注いだ投稿を続けている。

これが、インプレッション数やいいね数に縛られていたら、結果は違っていたのだと思う。もっと刺激的な言葉や、プロフ閲覧を煽る言葉、不毛なランキング化、誰得な自分語りなどでXの投稿が覆われていたとしたら、本当に好きなこと・ものが埋もれてしまって、見つからなかったかもしれない。

話は変わるが、好きなことの話をする上で引用したいXの投稿がある。

元自衛隊芸人のやす子さん。ネタフリップもってきたのに枚もめくらず、好きな駐屯地の話をするって・・・どんだけ好きやねん。この微笑ましい投稿に「好きなことが明確で、それに変態的な情熱を注げる人って、強いな。人間力高いんだな」と思った。
度合いは違えど、自分のストレングスファインダー好きと、スラムダンク好きが功を奏して、ご縁に繋がった。周りの目に流され量を狙うのではなく、好きという質に特化したから引き寄せたチャンス。好きなことを発信することに躊躇しないことで、運を招き寄せられることを体感で知れた。

下記は視聴者からいただけたアンケート結果の一部である。
自分のこれからのあり方や、ストレングスコーチとしてのスタンスに自信と確信を宿すことができた、とても温かで意義あるコメントをいただけた。感謝でしかない。

視聴者さんからの心温まるコメント

一番学びが多いのは、視聴者ではなく講演者本人だ。

2.SONYさんの風土

それにしても、講演会場として使わせていただいたBRIDGE TERMINALや、大崎のソニーシティビルのオシャレなこと。大企業としての威厳を残しつつ、アイデアやイノベーションの創出を活性化し得る解放的な空間の広がり、その中に3DプリンタLabなどプロダクト開発にも気軽に着手できる場所も併設されており、思わず息を飲んだ。

4枚目はソニーシティビルのロビー。盛れたため自己満だ。

そして講演後は懇親会を開いていただき、今回の主催者である福馬様や、入社から44年間もSONY一筋で働かれている方とも交流をする機会をいただけた。そこで、浅はかではあるが単純に気になっていたことを聞かせていただいた。

「Nizi Project、鬼滅、YOASOBIなど、どうしてSONYさんからは定期的に世間を席巻しうる巨大コンテンツが生まれるんですか?単に優秀なプロデューサーが多く打率が高いのか、水面下でたくさんの空振りをしており、たまたまヒットしたものが注目されているのか(打数が多いのか)?」

おそらく擦られ倒した質問だろう。そんな質問にも丁寧にお答えいただいた。

「打数が多いのだと思います。採算が大幅に赤字化しない範囲で、どんなチャレンジも後押しする風土がある」

なるほど。定期的に大ヒットを飛ばしているSONYさんでも、水面下では恐ろしいほどの失敗や空振りがあり、その中で世間に注目されたもののみ、認知されてもてはやされているに過ぎないのか。圧倒的な量からしか、質は生まれないのだと気付かされた。そして、そんな数の空振りを許容してくれるSONYさんの自由闊達な風土を、とても素晴らしく感じた。

そういえばこのBRIDGE TERMINALでの講演イベントも、SONYさん側にも、主催者の福馬さんにも、ほとんどインセンティブは入らない。それでも継続できているのは、それぞれの講演者が主張したい内容が、どこかの誰かの思考と結びつき、将来イノベーションの種になる出会いになるかも知れないという希望が根底にある気がした。どれだけ空振りしても、1つでも何か革新的なアイデアと結びつけば、YOASOBIに匹敵する大きなチャンスを引き寄せるかも知れない。失敗を恐れず、トライし続けるチャレンジャーへの敬意を改めて感じた。

話はそれるが、2つの思考態度がある。Aは成果・成功を求め、失敗を避ける思考態度。

Bは学び・成長を求め、失敗を受け入れる思考態度。Aはわかりやすい評価を手に入れやすいが、将来的な成長・革新的なイノベーションは臨めない。Bは短期的には評価されないが、将来への大きな成長可能性と、革新的なイノベーション機会を得ることができる。SONYさんは圧倒的B「成長する思考態度」を企業という母体単位で持ち、個々の社員にも深く浸透していると感じた。
そんなとりとめもない話。


とりあえずこれで、長らく投稿してきたスラムダンク関係のnoteやXたちが報われた形だ。次回からは通常通りのnoteと、また別の機会に繋がり得る種まきを行っていきたい。
それではまた!

いいなと思ったら応援しよう!