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【実話怪談】新聞配達
こんばんは
今回は職業訓練校に通っていた頃に知り合ったTさんが若い頃に新聞配達をしていた時に体験した実話会談である。
これはTさんがまだ二十代のころ、仕事をいくつか掛け持ちをしていてその日も早朝に新聞配達の仕事をしていた。
まだ日も上り切らない薄暗い中、いつもの配達ルートをバイクに乗って新聞配達をしていた。
アパートに新聞を投函してバイクに戻ると見知らぬ初老の男性が立っていた。
その男性はTさんに一言、「新聞をくれないか?」と尋ねたという。
予備で持っていた新聞を渡すと男性は「ありがとう」とお礼を言い、Tさんはバイクに跨り走り出す。
その時、ふっ、と何度か配達しているのに見たことない男性だなと不思議に思い、走り出してすぐに後ろを確認すると男性の姿はなかったという。
Tさん曰く、近くに隠れられるような場所もなく、忽然と姿を消したとしか思えないと語っていた。しかしそんなできごとがあっても怖いとは感じることはなくあれは本当に幽霊だったのだろうか?と不思議そうに話してくれた。