自己紹介。CY8ERさんの存在。
はじめに
はじめまして。一土絶(いどた える)と申します。
プロフィールに書かせていただいた通り、アイドルグループHO6LAさんを応援させていただくことにした一般人です。
TwitterにてMVやライブの感想を細々と投稿させていただいていたのですが、あまりの文量の多さに「いいね」をいただいた際の申し訳なさが勝ってしまい、一方でそこでは到底収まりきらない文量を残しておきたいという気持ちも強くあり、noteという形式を取らせていただくこととしました。
メンバーの皆さんはもちろん、他のファンの方へ向けた文章ということでもなく、ただ私自身の頭の中を思うままに書き残すといった内容を想定しています。ただの備忘録のような、楔のようなものですので、気にせず開かず飛ばしていただけますと幸いです。
また、時にはHO6LAさんに関することではないことを投稿することがあるかもしれませんが、基本的なスタンスが変わることはございませんので気にせず開かず飛ばしていただければと思います。
さて、今回は自己紹介記事ということで、ここでは私がHO6LAさんと出会うきっかけをくださったCY8ERさんというアイドルにふれ、CY8ERさんに対する自分自身の記憶と感情を整理する場にさせていただきたいと思います。
※CY8ERさんの楽曲やパフォーマンスについての詳細な考察は別で書かせていただく機会を取りたいと思っています
※今回は誠に勝手ながら、私自身の起点という意味で、過度に主観的な記事となっています
もし読もうとしてくださっている方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ないのですが、自己紹介から超長文です。飽きたら直ちに閉じてくださいね。
CY8ERさんのこと
2021年1月10日。CY8ERさんは、日本武道館でのライブを最後に解散をされたアイドルです。
メンバーは苺りなはむさんを中心として、小犬丸ぽちさん、ましろさん、病夢やみいさん、藤城アンナさんの5人で、自分にとってある種の衝撃をもって受け止められたグループでした。
CY8ERさんと自分
最初の感情は嫉妬でした。
CY8ERさんの『サマー』という曲の中に、「心臓のヒビを愛撫するような」という歌詞が登場します。
どうしてこんな歌詞が書けるのか、同じく言葉を志す者としてそのことが悔しくて悔しくて、一方で内側から湧き上がる興奮を隠すことが出来ないような、そんな心持ちでした。
着目した歌詞のパートは藤城アンナさんが歌われているパートなのですが、声の伸びがとても美しくて、MVに映る姿はクールで綺麗で可愛くて、見入ってしまったことを覚えています。
そして、サマーの他にも公開されているMV・LVを拝見し、
苺りなはむさんの至上最高な声質とオーラに、
小犬丸ぽちさんの底なしの可愛らしさと笑顔に、
ましろさんの圧倒的存在感と表情の豊かさに、
病夢やみいさんの神がかったダンスの表現力と美しさに、
藤城アンナさんの他を凌駕するスタイルとその歌唱に、
どんどんのめり込んでいきました。
言葉が尽くせていないことを十分承知して書いているつもりなのですが、上に書かせていただいた以上に5人全員が輪郭のあるキャラクターを持たれていました。
有り体な、少し失礼な言い方をすれば、レベルが高かったのだと思います。
兎にも角にも同じ次元で活動する人間を見てこれほどに鳥肌が立ったのは久しぶりでした。素晴らしい芸術に出会ったことを確信し、心が動きにくくなっていた自分は、まさにその経験に救われたのです。
彼女たちは実はフィクションで、本当にサイバティックな存在なのではないか。
もっと見たい、聴きたい、もっと応援したい。
もっと、もっと彼女たちの世界を見てみたい。
そのように思いながら出会ったのは奇しくも解散直前の初冬で、自分はメンバーの皆さんが遺してくださった欠片を一つひとつ大切に集めて何度も眺めるしかありませんでした。
解散LIVEにはお邪魔することができました。
長くファンをされている方、あるいはメンバーの皆さんがどのような気持ちでこの公演に参加をされたのか、想像を膨らませることはあれど実感として経験することはできません。
そこには寂しさと共に、ある種の満足感や「エンドロール」に足る思いが溢れていたのかもしれません。
ただ、スモークの向こう側へ消えていく彼女たちを必死に目で追いながらマスクの中で自分の口をついた言葉は、
「行かないで。」
でした。
どんなに結末で終末であっても、いなくなってほしくなかった。
涙が溢れました。
まだ、見たい世界が沢山あるのに。
まだ、伝えることのできていない思いが沢山あるのに。
我儘で傲慢な、しかし自分の中では純な感情でした。
ありがたいことに、CY8ERのメンバーの皆さんは、解散をされた後もそれぞれ活躍されていて応援させていただくことはできますし、SNSの更新もしてくださり皆さんの姿を拝見することができます。
それはとても嬉しい、喜ばしいことなのですが、
やはりそれは”CY8ER”ではないのです。
「エンドロール」の後に続く物語は決して後日譚ではなく新たな物語で。
自分は、辿り着くことのできなかった物語の結末を無闇に探すしかなかったのだと思います。
CY8ERさんの曲を聴いたら本当に過去のものになってしまう気がして、しばらく楽曲を聴くことが出来ませんでした。
『時を止めて』のオフショットを拝見し、少しだけ整理ができて、CY8ERさんがアイドル”だった”のだと、自分の中で認められるようになりました。
でもやっぱり心のどこかに穴が開いたようで、空になってしまったようで、今度はその穴を埋めるようにただひたすらに楽曲を聴き、MVを見続けました。
とても勝手で恥ずかしいことですが、また心が動きにくくなっていくのを感じました。
あの時CY8ERさんを見ていた自分は、とても短い時間だったけれど、確かに本物の輝きを見ていたと。過去形の感情の力はとても強くて、今が持っていかれそうになってしまいました。
そんな時に出会ったのがHO6LAさんでした。
初LIVEでの彼女たち自身の輝きに加え、『ピリカリラ』の歌詞の始まりが「また始まるお話があるんだ」となっているところ。
新たな物語への期待と歓喜の感情はもちろんなのですが、
CY8ERさんの物語とは別のものと言い切ってくださったようで、そこにどこか安心した部分がありました。
新たな物語の始まりを見せていただけたところで、自分の中でCY8ERさんをしっかりと”記憶”に焼き付けることが出来たような気がしています。
CY8ERさんへ
このような場所で書くことではないですし、いつの日か届ける目的の文章として手紙やメッセージをしたためたいと考えているのですが、ひとまずここにも書かせていただきます。
CY8ERさんは最高です。
CY8ERさんのことが大好きです。
いつも支えてくれて、ありがとうございました。
HO6LAさんという、新たにできた大好きな物語と共に、これからも見させていただいて、聴かせていただきます。
おわりに
書きながら何度も読み返していたのですが、もう自己紹介文というテーマを逸脱した内容であるなと、投稿させていただく前から感じています。
ですが、これでいいのだと思っている自分がいるのも確かです。
これから好きなものに対して言葉を尽くし、考え抜いて文章を書かせていただきます。時にただ好きという感情を伝えるだけの内容も書かせていただくことがあるかもしれませんが、言葉を大切にしていくことには変わりません。
そして、その大きな起点は間違いなく、CY8ERさんとの出会いなのです。
拙筆で誠に恐縮ですが、自分自身は満足しているのだと思います。
小さな試みの新たなスタートを、CY8ERさんの思いと共にここに残させていただきました。
最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。
冒頭にも書かせていただきましたが、読んでいただく工夫の欠けた文章ですので、今後も続けて読んでほしいとは考えていません。
もし何かのきっかけで自分の感動の欠片を共有してくださった方がいらっしゃいましたらそれは至上の歓びですが、どうか皆さんの大切な思い出を心に留めておいてください。
改めてになりますが、ありがとうございました。