hiroen-日本で一番星に近いコワーキングスペース-について
1.志賀高原内のコワーキングスペース
hiroenは志賀高原内に2019年12月にオープンしたコワーキングスペースです。長野県の「リゾートテレワーク拠点整備事業」の一環で山ノ内町に出来た最初のコワーキングスペースとなります。志賀高原内のバスターミナル「山の駅」の2Fに入っています。
hiroenの入る山の駅は志賀高原の玄関口(写真中央)
2.hiroen = 広縁
hiroenは「広縁」であり古民家にある縁側の一番広いものを意味します。縁側は「内側と外側を曖昧にする」という意味があり、「自分と相手」「日常と非日常」など、普段の生活や仕事で2極に位置するものをhiroenに訪れることで曖昧にしてもらいたい、という意味が込められています。また「広縁」という漢字から「ご縁を広げる」という意味を込めています。
広縁 = hiroen
3.Shinonome→hiroenとチャレンジは連鎖する
hiroenを運営する株式会社Shinonomeは「篠の目」という古民家の一部を意味しています。これは「学生が内なる世界から外を見渡せる窓となるようにITを通じて貢献する」という意味です。コワーキングスペースを作るにあたり、「学生が外に踏み出した際の遊び場(チャレンジと成長の場)としてリアルな場所が存在するように」という意図を込めて、また社名であるShinonomeと同じ英字体で「hiroen」としました。
shinonomeのロゴ
hiroenの中にもshinonomeがあります。
4.hiroenのコンセプトは「生態系」
hiroenは「生態系」というコンセプトで運営しています。これは「hiroenに関わる人達が少しずつhiroenを形作り、hiroenは自然にその姿を変えていく」ことを意味しています。
コンセプトの実現のためにhiroenでは余白を意識した設計をしています。本を置いたり私物を持ち込んだりして良いように、敢えて何もないスペースを用意しています。お客様が持ち込んだ本などを置き、自由に貸し出ししたりもしています。
本や作品展示、パンフレットなど様々なものが置いてあります。
5.「何もしない」をする
hiroenは「コワーキングスペース」と名付けているので「仕事をする」ことはやってほしい行動の一部ではあります。仕事以外のくつろぎや、雑談など、昼寝、テレビを見る、ただ景色を見てボーッとする、も同じくらいやっていただきたいです。仕事は自分のコントロールの中でやり、それ以外の時間を使い倒すために仕事する人から見たら「誘惑」が多い施設になっています(笑)
くつろぎスペースにはコタツ、ソファ、テレビなどがあります。
寄付されたマンガがぎっしり
6.地域とのHubになり「新しい故郷」を作る
hiroenのある志賀高原はリゾート地でありホテルが立ち並んでいます。hiroenをキッカケに志賀高原の魅力を知っていただき、この場所へ何度も訪れる「新しい故郷」として思ってもらうために、地域の人と顔の見える交流を生み出すべくオンライン/オフライン共に各種イベントを開いています。
2019年12月のオープニングツアーの様子
おまけ hiroenから見える景色
hiroenから見える景色を載せます。毎日見ていても自然の動きを間近に感じれるので飽きません。