【ヒュージ・リーダーズ】トリクスデザイア【コロッサル】
はじめに
プレイヤーズコンベンション横浜2024、お疲れ様でした。
今回は11のデッキを持つバンデット・ヒュージとして参戦し、フレンドリー、コロッサル共に堪能しました。
久々にコロッサルのデッキを回せたので、ヒュージ・リーダーズのアイコンでおなじみ《急嵐のトリクス》をジェネラルに据えた、トリクスデザイアについて書こうと思います。
トリクスデザイアについて
トリクスデザイアとは、その名の通り《精神の願望》を撃つ《急嵐のトリクス》デッキです。
ある程度のストームが稼げればヒュージでもそれなりに強力なカードですが、あまり使われているカードではありません。
ですが、最近追加されたカードたちには《精神の願望》と相性がよさそうなものが複数存在したのです。
早速見ていきましょう。
《回路の完成》
まずはこの1枚。
召集によりストーム稼ぎに適しており、トリクスが事実上2マナ軽減になります。
《精神の願望》をコピーしてもストームは誘発しませんが、4枚めくれるのが保証されているのは悪くありません。
加えて《精神の願望》でめくれて他の呪文をコピーしてもかなり強く、総じて相性のよいカードといえるでしょう。
《知識の徳目》
最近はずっとこのカードを研究しています。
まずは《ヴァントレスの幻視》がマナ加速として使える点を評価していますが、コロッサルでは《知識の徳目》で《パリンクロン》の誘発を倍にすることで容易に無限マナが発生します。
《巨大鯨》《パリンクロン》はストーム稼ぎとしても強力であり、マナ加速がサブのコンボパーツを兼ねる点を高く評価しました。
《エルドレインの玉座》
極めて強力なマナ加速であり、トリクスがいれば事実上のフリースペルになります。
その上伝説のパーマネントであるため、《水辺の学舎、水面院》でアンタップすることでさらなるマナ加速が可能です。
《エルドレインの玉座》の登場により、これまでは対象が《彩色の宇宙儀》のみであったマナ加速コンボの成立する可能性が大幅に上昇。
トリクス下で「土地7枚から10マナ出せる」状況でも《パリンクロン》の無限キャストが可能ですが、こちらも《エルドレインの玉座》の登場で従来より大きく成立しやすくなりました。
《エルドラージ覚醒》
めくったらつよい!!!!
ということで、《アミナトゥの占い》亡き後のデッキとしてトリクスデザイアはアリなのではないかという結論に至りました。
では、デッキを見てみましょう。
デッキ
デッキの動き
最終的に
《精神の願望》で大量にカードをめくる
追加ターンを大量コピーして殴る
のいずれかによる勝利を目指します。
序盤について
マナ加速については
《溺墓の寺院》ディスカード
《宝石の洞窟》
《無限地帯》
《知識の徳目》+フェッチランド
《睡蓮の原野》+《不連続性》
《水蓮の谷間》+《溺墓の寺院》or《トレイリア西部》(《さびれた寺院》サーチ)
のいずれかを用意しましょう。
3キルが発生する《始祖ドラゴン》《雇われの剛力、スライサー》などの相手には手番と周りの防御力を考えてキープを変えます。
《意志の力》
《徴用》(スライサー限定)
《ソード・コーストの海蛇》
《鏡殻のカニ》
あたりを用意しておきましょう。
このへんの対策は周りが青濃い目なら最悪なくてもいいのですが、そのスタンスを取ったら死んでも文句は言わないように。
ヒュージ村民は武器自弁。
中盤以降
トリクスを出したら「家路キマイラor《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》+カウンター構え」を目指してコントロールします。
多少のことでは崩されない形を作れたら、適当な追加ターンを撃って勝ちにいきましょう。
盤面が完成していなくても、デザイアをそれなりのパワーで撃てそうならそちらを優先してしまったほうが大抵はいいです。
反省会
…………などと書いていますが、今回のデッキは明確に構築を間違えています。
《時間の亀裂》は《精神の願望》と同じく無限ストームで事実上勝てるため、デッキに入れたほうが絶対に強いですね。
デッキの勝ち手段は「飛行全部どかして追加ターン中に殴る」を想定していたのですが、この場合も《時間の亀裂》があればより確実です。
《精神の願望》でデッキを全部めくった場合も《時間の亀裂》でパーマネント全部戻してから《時のらせん》or《記憶》でデッキ修復して追加ターンで殴るほうがいいですね。
ちゃんと考察しましょう。
おわりに
ということで、ずっと書きたかったコロッサルのデッキ紹介でした。
実は青単のデッキの記事を書いてなかったりもしたのでいろいろ満足です。
今回のプレイヤーズコンベンションでは11個のデッキを全て使えたので、次のデッキが組めるようになって嬉しいです。
横浜で対戦いただいた皆さん、ありがとうございました。
なんと《Sunastian Falconer》をいただいたりもしました。とてもうれしい。
記事読んでますと言っていただけたのも大変励みになりました。
今後もヒュージのことを書いていきますのでよろしくお願いします。
ではまた、ヒュージな世界で。