【ヒュージ・リーダーズ】アマレスメイズ【フレンドリー】
はじめに
最近レベル分けが発表され、注目の集まるフォーマットであるヒュージ・リーダーズ。
このフォーマットは統率領域に《荒地》が4枚ある性質上、5マナ以上しか使用できないにもかかわらず、土地枚数をある程度削れます。
土地サイクリングの増加もありいろいろ試していたのですが、飽きたので逆に土地を増やすことにしました。
最低30枚(デッキの6割)は土地を入れる心積もりでいろいろ考えたので、本日は研究成果のひとつ、アマレスメイズを発表したいと思います。
アマレスメイズとは
《映し光るもの、アマレス》を統率者として使用する《迷路の終わり》デッキです。
「パーマネントを出すたびにデッキトップを見て、出したパーマネントと共通のカードタイプを持つなら手札に加えられる」という能力を持つ都合上、デッキを土地で固めることに意味があるジェネラルです。
通常EDHでも土地80枚くらいのデッキが組めるので、ヒュージへの移植もかんたん。
ヒュージの《迷路の終わり》デッキは過去に参考文献がありますが、ここから大きく進歩し、現在は3色でも最低12枚の門が使えます。
デッキが50枚しかない都合上、アマレスをフル活用すれば比較的素早く門が集まるので、かき集めて勝利を狙っていきましょう。
デッキ
デッキの動き
とにかく土地をバカスカ並べます。
それ以外することがないとも言います。
とはいえ、手順がありますので解説します。
序盤
手札はいずれ溢れるので 初手は何かしらのマナ加速がなければひたすらマリガンして大丈夫です。
また、ヒュージでは通常「4ターン目に5マナのアクション」がセオリーですが、このデッキには5マナのカードがあまりないので、4ターン目はマナ加速であればなんでもOKです。
具体的には《岡門》の宝物生成でも許容です。
こうして兎にも角にもマナ加速を終えたら、土地をひたすら出すフェイズに移行します。
土地をひたすら出すフェイズ
このフェイズでは、以下のカードを使って手札にうなる土地を出していきます。
なんと4マナから土地を出しまくれます。
順当にいけば3〜4マナの加速になるでしょう。
土地がアンタップインかつこの呪文を手札に戻せるため、出した土地からもう一度キャストするマナが出る状態であれば、アマレスの能力で手札に入った土地を更に出すことができます。
加えて、表面はクリーチャーなのでアマレスの能力で回収可能という完璧さ。
このカードに限り、4ターン目にキャスト可能なら他のマナ加速なしでキープも可能です。
《神託者への旅》はいろいろな使い方があるので、皆さんもぜひ試してみてください。
こちらは5マナ帯ですが、土地の回収とクリーチャーの生成が可能と多機能なのがウリです。
基本的に使い切りと考えて、生き残ればラッキーという姿勢でいきましょう。
ヒュージ黎明期より第一線を走り続ける伝統と信頼の1枚。
ざっくり言えば、土地をセットすると手札から追加で土地を置けるようになります。
非常に使い勝手がよく、大量に土地を入れるデッキでは大抵お世話になりますね。
本来なら大きな手札の消費を伴いますが、そこはアマレスが補ってくれます。
加えて《死者の原野》とバウンスランドによる無限トークンコンボも可能であり、こちらも揃いそうなら狙っていきます。
土地いっぱいデッキを組む理由。
出れば確実に15枚前後の土地は並ぶので、楽しんでいきましょう。
6枚の踏み倒しは一見地味ですが、ここから上記のパーマネントたちが出るとものすごいことになります。
単純に4マナ程度は伸びるので、適当に撃っても悪くないです。
すべてがめちゃくちゃになります。
このデッキは土地を伸ばす過程でアマレスの能力によりハンドも増えるため、15枚程度のドローは現実的に可能です。
「現代ヒュージは土地の枚数を絞れる」という話をしましたが、このカードはそれを逆手に取って相手のマナ基盤を破壊する可能性を秘めています。
《歪んだ世界》と異なり、土地しか出さないので撃って即負けるわけではなく、多くの場合ではこちらだけ一方的にアクション数の優位が取れるでしょう。
過去に負けた経験から学びました。
土地を出す時に《死者の原野》を引いていれば大量のゾンビで殴り勝つこともできる、きわめて面白いカードです。
身も蓋もないですが勝ちます。
各種TIPS
アマレスと木霊がいる場合、アマレスの能力を先に解決することでトップから手札に加えたパーマネントを出すことができます。
トップがハズレ確定の状態でアマレスの誘発を解決しなければならない時、フェッチがあれば再抽選できます。
《知識の徳目》はマナ加速に使えます。
《死者の原野》がある状態で土地を出すと、アマレスの能力で土地とクリーチャーを手札に加える機会が1度ずつ発生します。基本的には土地を加える方から解決しましょう。
余裕があればデッキ内に残っている土地の枚数は数えておきましょう。
門の枚数によってはバウンスランドで《バルダーズ・ゲート》を戻して出すことでマナ加速ができます。
《耕作する巨躯》で土地を置くときは、《ガンド門》を引いて門がアンタップインできる可能性を考慮して門を置くのはなるべく後回しにします。
《東の樹の木霊》がいる場合、《迷路の終わり》を起動して門を出した際の誘発で《迷路の終わり》を出せます。《種子生まれの詩神》がいると宇宙です。
おわりに
ということで、大量の土地を使ったデッキのご紹介でした。
《東の樹の木霊》+《死者の原野》はフレンドリーで許される限界地点を攻めている感じのするコンボですが、とりあえず今は許されているということでひとつ。
これ以上土地を増やすと大抵はクソコンボになってしまうのですが、またいいのが思いついたらご紹介します。
それとは別にもうちょいまともなフレンドリーデッキも出していきますので、皆さんもどんどんフレンドリーレベルの記事を書きましょう。
ほんとはコロッサルの話もしたいんだ。
それではまた、ヒュージな世界で。
おまけ:土地を増やしたクソコンボの例
よい子はフレンドリーを壊すのはやめよう!