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『統率者デッキ:Warhammer 40,000』ヒュージ・リーダーズ視点レビュー

所感

ヤバい。

 

 

改めて、ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードしか使えない統率者戦です。

詳しいルールは以下を参照。

性質上、村の住民たちは日々5マナ以上のカードに飢えています。

そんな中で、蓋を開ければ『統率者デッキ:Warhammer 40,000』は5マナ以上のカードが満載、ヒュージホライゾンの様相を呈しておりました。

全部語っていると到底終わらないので、簡単に各色の注目カードだけ触れていきます。

ぜひご覧ください。

絆魂持ちのデカブツと組ませてよし、ライフゲインに寄せてよしのイケてるジェネラル。

まさか《瞑想パズル》の採用を検討する日が来ようとは……。

自動で毎ターン墓地に行く《霊体の先達》を噛ませると5ライフゲインでよくなるので《悪斬の天使》からなんでも釣れるのも強い。

フルパワーを出そうとすると《Diamond Valley》が欲しそうですが……うーむ……。

うっかり2〜3ターン目に出てくるとゲームを破壊する一枚。

このカードをケアして《僻遠の農場》《トロウケアの廃墟》から置くプレイを考えましょう。

5マナシングルシンボルで広範囲の打ち消しはかなり汎用性が高いです。

現状で採用したいようなデッキは《急嵐のトリクス》くらいかと思いますが、持っておいても損はなさそう。

ヒュージと相性が良すぎる能力で、シンプルに強力な一枚。

《不浄なる者、ミケウス》ときれいにつながるマナ域のため、出した次のターン《トリスケリオン》を踏み倒してゲームが終わります。

お互い伝説なので《雲を守る山、雲帯岳》を共有できることもあり要警戒。

《精神隷属機》なんかもありますが……さすがにタコ殴りにされるんじゃないかな……。

手軽に名前の異なるデーモンを2種戦場に出せるので《リリアナの契約》デッキで。

割と5マナ払う価値のある除去。

ヒュージリーダーズはインスタントタイミングでの墓地対策が少なく、切削が地味に強い。

と言ってたらインスタントの墓地対策が出てきました。

便利な墓地対策として《くぐつ師の徒党》を仕込むテクニックがありますが、今後はこちらでいいことも多いでしょう。

《殺人報酬》の後に出てくるとすごいことになりそうで楽しみ。

《ゴンティの霊気心臓》《マークール》など、怪しい連中と怪しいシナジーを形成するのでいいおもちゃになってほしいですね。

《覇者シャルム》で遊べる一枚。

シンボルはきついですが、ド派手なアクションこそヒュージリーダーズですよ。

なんと有名コンボのおにぎりウーズが使用可能になりました(《クラージ実験体》のことは一旦置いておきましょう)。

《Phyrexian Devourer》と《トリスケリオン》を墓地に置くだけでいいため、ディスカードが基本戦略に組み込めるヒュージリーダーズでは下準備に一切のリソースを使わないコンボという未知の可能性が生まれました。

初期ライフが25なので、デッキに土地でないカードが15枚あれば勝ちなのですが、コンボパーツを探してデッキを切削すると火力が足りなくなる可能性もあるのでなかなか深いです。

環境を壊すことはないでしょうが、ヒュージリーダーズ星人の研究発表に期待しています。

自身しかアンタップしない《港を滅ぼす者》……なのですが、実はヤツよりも凶悪な可能性大。

まず《アルダー・レイヴンガード大公爵》ではなかなかの収穫で、無尽は複数持った場合その数分誘発するため

1.能力で無尽(1つ目)を付与、プレイヤーAに攻撃
2.無尽1回誘発、プレイヤーABCに計6点
3.能力で無尽(2つ目)を付与、プレイヤーBに攻撃
4.無尽2回誘発、プレイヤーACに計18点、Bに計12点
1.能力で無尽(3つ目)を付与、プレイヤーCに攻撃
6.無尽3回誘発、プレイヤーAに計36点、Bに計30点、Cに計24点

と、《港を滅ぼす者》単騎の30点・25点・20点よりも致命的な打点を出せます。

さらにトランプルの存在により、《炎の踊り手、リオーニャ》で増やすとほぼ勝てるのも見逃せないポイント。

単体性能がキキジキコンボの各パーツより高いので、「リオーニャ+ブラッドサースター」は《歯と爪》で持ってくるパイルとしての採用もありかも?

ヒュージのために生まれてきたとしか思えない超兵器。

6/4先制速攻の時点でかなりのスペックを持ちながら、かなりゆるい条件でブッ飛んだ火力を出してきます。

誘発の手段としては続唱がシンプルながら強力で、《頂点壊滅獣》で早いうちにめくれた時などはひとり死にかねません。

赤だけでも《世界大戦》《勝利への高まり》《嘲笑+負傷》などヤバそうなカードはちらほらありますし、《失われし宝物庫の学者》→《奔流の機械巨人》→《マグマ・オパス》とかそもそも《アミナトゥの占い》とか…………。

開発部にヒュージ村民がいるのか????

面白いコスト軽減能力を持つカード。

基本的には《原初の飢え、ガルタ》のほうが出しやすいので2枚目としての採用になると思いますが、防御性能の高さは魅力です。

6マナで11点の打点を展開するジェネラル。

トランプル付与や墓地回収も含めて、とにかく堅実。統率者にしないほうが強いかも。

多色

条件付きの《戦闘の祝賀者、イモーティ》。

このカードの強みは何よりも黒いところで、《具現の技》確定ガチャなんかは一応可能性を感じますね。

地味ながらこのカラーリングでそれなりにドローできるジェネラルは可能性があるかも。

7/7のサイズはかなり偉いので、そちらを活かして立ち回る形になるでしょうか。

デーモン期待の超新星。

今まで《沼地の王ソルカナー》を使ってたのはなんなのかという圧倒的性能です。

《戦慄宴の悪魔》で気持ちよくなりましょう。

高レベルヒュージにも耐えうるジェネラル。

青と黒という強力な固有色を持ち、手札消費の激しさを補いながら家路キマイラをすり抜けて《旗印》での勝ちに向けた盤面を固めるのはかなり厄介に思えます。

ここまでガチガチにならずに《絞墓の群衆》や《大衆蜂起》でドローしてもよし、幅広いレベル帯で楽しめそうです。

かなり多芸で注目のカード。

《精神の制御》に1マナ足したら瞬速がついたと考えるとなかなか強いです。

真っ先に思いついたのは「相手の《陰鬱の始源体》を2体フィズらせながらコピー」だったのですが、多分もっとなんかありますね。

ジャイルーダガチャの当たりが増えたのも単純にえらい。

ヒュージの装備ジェネラルは選択肢の少なさに喘いでいるため、戦場に出ただけで仕事をする重い装備品というのは一定の需要があります。

《アッシュベイルの英雄、グウィン卿》は色も噛み合いますね。

本音を言えば《武具師、アーイシャ・タナカ》にも採用できてほしかった…………。

Ⅰ章にすごいことが書いてある英雄譚。

ありとあらゆる悪さができるのでみんなも考えてみよう。

まあまあ可能性ありのカード。

《家路》で悲しいことになるものの、ハマると派手で楽しい効果なので使ってみたいですね。

ヒュージのコスト軽減は強い。

かなりイージーにスペルを連打する体制が取れるので手強そうですね。

《マグマ・オパス》《精霊の傑作》と噛み合いがいいのが面白そう。

うっかり《鉄面提督の報奨》を4マナくらいで撃ててもそれはもうすごいことになります。

無条件の蘇生&ライフゲイン。書いてあることがおかしい。

しかも人間。

《霊体の先達》《栄光の目覚めの天使》《ゴライオンの息子、アブデル・エイドリアン》とサクリ台でループが成立するので、最低でも無限ライフになります。

…………ということで、黒で5マナ以上の背景が存在しないため、今後ヒュージ・リーダーズは極めて真面目に《正体を隠したもの》を採用するフォーマットになりました。

委員会の歓喜の声が聞こえる…………。

参考文献は以下です。お役立てください。

飛行速攻はなかなかの大盤振る舞い。

カラーリングとしてはあまりカウンターを起きませんが、《超能力すり》がカッ飛んでいくのを見られたら面白いじゃないか。

無色

《マイコシンスのゴーレム》と組み合わせるとすごいことになります。

《妖術師の衣装部屋》でも誘発するので、無色ジェネラルにもやさしいですね。

超高級《魔法の馬車》。しれっととんでもないことが書いてあります。

《サイバードライブの起動者》のほうが爆発力はある印象ですが、こちらは非常に堅実。

《古代の証人、アリボー》に入ってて突然全員飛んで死んだ、というのがありそうですね。

《ヨーグモスの息子、ケリク》で採用されるかもしれないな…………という一枚。

《アスフォデルの灰色商人》を釣るリターンが大きいのかな、という感じですが、最終的に抜けてる気もします。

色拘束がけっこう強いですが、黒単なら入れてもいいかも。

おわりに

以上、『統率者デッキ:Warhammer 40,000』のレビューでした。

普段なら個々のカードでデッキを作って紹介するのですが、とても追いつかないのでこういう形になりました。

今後もヒュージ・リーダーズについていろいろ書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それではまた、ヒュージな世界で。

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