【ヒュージ・リーダーズ】20240401禁止改訂について
はじめに
本日、ヒュージ・リーダーズの禁止制限告知が発表となり、コロッサル・リストの追加が告知された。
今回も改訂について意見を書いていく。
過去の禁止改訂に関する記事は以下を参照されたい。
全体の雑感
コロッサル・リストの追加は妥当であるが、コロッサル・リスト全体には課題がある。
コロッサル・リストの追加について
《豆の木のワーム》……いや《豆撒き》はフレンドリーを逸脱したマナ加速である。
登場時はレベル分けが存在しなかったので結構呑気な書き方をしているが、当時と異なりフレンドリー環境においては「3ターン目に5マナ」は原則御法度である。
《豆撒き》による追加の土地セットは、3ターン目5マナを実現する組み合わせが複数存在する点から、フレンドリー環境においては禁止に値するといえる。
一方で、全色に《古えの墳墓》《無限地帯》ての3ターン目5マナ到達が存在するコロッサルでは許容範囲でよいだろう。
コロッサル・リストについて
以下、コロッサル・リストについて3つの観点から意見を述べる。
解禁について
《睡蓮の原野》は解禁して問題ないと考える。
理由については過去記事で述べた通りである。
規制と異なり、解禁のためのデータは通常のゲーム内で収集することが不可能なため、これ以上の論拠を提示することは難しいが、委員会には検討いただきたい。
禁止について
《パリンクロン》は禁止してもよいと考える。
特化したデッキを用意する価値のある無限マナ生成手段であり、踏み倒しスペルとあまりに強力なシナジーを形成する上、出すことに一切の裏目がない。
多様性を損なうカードであり、どうしても残しておく理由はあまり見当たらないと考える。
なお、《Mishra’s Workshop》についても禁止しない理由はあまりない。
《エルドレインの玉座》を2ターン目に出されるゲームを許容するなら大抵のカードは解禁してよい。
コロッサル・リストの追加候補について
《陰謀の解明者》のコロッサル・リストへの追加は現状では必要ないと考える。
強力なカードであることに疑いはないが、出したターンに勝つには特化した構築かそれなりの下準備が必要になる。
ヒュージでは7マナが出せるならやろうと思えば《全知》も出せるので特化するならそっちでもよい。
リアニメイトとの組み合わせで展開するパターンでも、結局「《陰謀の解明者》+リアニメイト+勝ち手段」を揃える必要がある。
それなら「《大釜のダンス》+クリーチャー2枚コンボ」も制限に値するだろう。
しかし、前回の禁止改訂記事で話題に出した際も全く反応がなかったので、どうも世間ではさしたる問題とは認識されていないようだ。
であれば、《陰謀の解明者》が取り沙汰されないというのもまた、このカードに問題がないというだけだろう。
なお、《陰謀の解明者》をコロッサル・リストに加えるのであれば、《大釜のダンス》だけでなく《青銅血のパーフォロス》もまた追加を免れないと考える。
それなりの回数の対戦経験があるが、かなりの再現性で5ターンキルが可能な統率者であり、対処手段も限られやすいことから、フレンドリーにおいてはかなりの問題があると考える。
現状、フレンドリーの赤はかなり優遇されていると感じるが、赤緑について考えるなら議論の俎上に乗せるべきだろう。
おわりに
意見表明は以上である。
現状、制度の施行から日が浅く、制限に関する議論の場の作り方には課題もあると感じるが、プレイヤー間での意見共有を盛んにしていければよりよいものになると思う。
この記事が、その一助となれば幸いである。
それではまた、ヒュージな世界で。
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