【ヒュージ・リーダーズ】20231201禁止改訂について
はじめに
本日、ヒュージ・リーダーズの禁止制限告知が発表となり、禁止と禁止解除がそれぞれ1枚ずつ告知された。
今回も改訂について意見を書いていく。
過去の禁止改訂に関する記事は以下を参照されたい。
全体の雑感
いろいろ述べるが、だいたいこの記事の後追いになるので一読のこと。
禁止への感想
やむを得まい。
大量の踏み倒しを行える《アミナトゥの占い》のカードパワーは極めて高く、「コロッサル環境でしか使用できないがコロッサルでは明らかに強すぎる」という問題を抱えていた。
呪文のコントロール奪取によって定義されているコロッサルでは「自分のターンでなければ土地1枚とインスタント(+瞬速)の踏み倒しにしかならない」という性質が有利に働く。
《厄介なキマイラ》下では強いスペルを唱えない原則から、事実上《徴用》を撃った者が負けに大きく近付くこのカードは不健全である。
ヒュージ・リーダーズの歴史と共にあった1枚だが、禁止になるのであればやむを得まい。
禁止解除について
コロッサルであれば大きい問題は生じないと思われる。
この記事を書いた時代はレベル分けが存在しなかったためかなり危惧していたが、現状であればコロッサルの範疇で収まるであろう。
運良くかつてのスライサー現役時代に戦ったことがあるが、卓の全員が意識していれば統率者としては対応可能である。
デッキから急に飛び出てきたら？ 頑張れ。
現状のコロッサル・リストについて
《睡蓮の原野》は解禁して問題ないと考える。
声明では赤緑以外の色のマナ加速について触れられているが、《睡蓮の原野》は《トロウケアの敷石》により白の、《不連続性》により青のマナ加速として機能するため、マナ加速の格差を埋めうるカードである。
コロッサル・リストは最大限短くあってほしいので、なるべく解禁を望みたい。
また、禁止カードとして《パリンクロン》を追加で指定することも検討してよいと考える。
このカードが存在することでゲームが面白くなることは基本的になく、《知識の徳目》《エルドレインの玉座》の登場により無限マナ(時として無限ドローも)の成立要件は緩くなっている。
禁止カードが増えることはあまりよいことではないが、コロッサル・リストで禁止すべき問題を感じるとすればこのカードになるだろう。
なお《Mishra’s Workshop》および《Bazaar of Baghdad》には別種の問題があるが、これについては措く。
おわりに
現状、意見表明は以上である。
今回の禁止改定はレベル分けに伴う過渡期であるため、今後プレイヤーの意見によって様々な変更があるだろう。
私は現在も3段階のレベル区分が妥当であると思うが、これについてはより環境が整備されてから議論するトピックとしたい。
ボーナストピック:フレンドリーの3キル
コロッサル・リストを長くしたいわけではないが、思考実験としてフレンドリーで3キルできる可能性について書いておく。
まず、《災厄招来》はありとあらゆる3キルを発生させることができる。
クリーチャー2体による即死コンボは複数存在するため、6マナ以下の呪文を踏み倒してクリーチャー2体が揃えばよい。
《熱狂のリフレイン》から7マナ出すパターンなども含めれば非常に多くの派生があるため全ては記述しないが、やり方はとても沢山あるので各自考えてみてほしい。
墓地を利用したい場合《紅蓮術師の道》で手札を捨てながら6マナを捻出できるため、大量リアニメイトも可能である。
《鋭き砂岩》→《荒地》→《水晶鉱脈》と置くことでディスカード1回を挟みつつ2ターン目に宝物1つを生成して《大釜のダンス》が撃てるため、やはり無限コンボを揃えて勝利できる。
ということで、もうお分かりかと思うが、コロッサル・リストに加えるべきは3キルに最も貢献しやすい《鋭き砂岩》だ。
※試したい方は自己責任でお願いします。
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