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【借金日記➀】借金550万。ギャンブル依存で妻とも別居。……それでも私はChatGPTで立ち直りを目指す
550万の借金、36歳で妻とは別居。家族や友人とも疎遠になり、残ったのは自己嫌悪だけ。
夜寝る前にはいつも、「どうしてこんなことになってしまったんだろう……」と頭を抱える。
私は今年、長年のギャンブル依存が最悪の形で表面化し、借金まみれとなって身動きが取れなくなった。妻との別居、家族や友人との関係悪化。その結果、独りきりの生活に陥り、自己嫌悪はますます募る。それでも不思議なくらい、ギャンブルだけは止められなかった。
負けては借金し、嘘をついてまでお金を工面し、また負ける。そんな泥沼が続き、気づけば借金の合計は550万円。36歳の既婚男(とはいえ妻とは別居中)で借金550万――さすがに「これ、本当にヤバいぞ」と気がついた。ここから踏ん張らないと一生取り返しがつかなくなる。返済できなくなるだけではなく、周りにも本当に誰もいなくなってしまう。
そんな頃、会社で「生成AIの活用」に関する研修があった。いわく、今のAIは思考力が高く、業務効率を上げるだけでなく、クリエイティブな課題解決までしてくれる。 使いこなせれば、「めちゃくちゃ優秀な秘書を雇ったようなもの」らしい。
確かに仕事面において大きなメリットがありそうだ。
加えて、その話を聞いたとき、ふと頭をよぎったのが「プライベートの悩みも、もしかしたらAIに相談できるんじゃないか」ということ。
私には切実すぎる問題があった。――そう、ギャンブル依存と借金地獄だ。
今までも家族や友人、心療内科の医師にまで相談したが、何度も迷惑をかけるばかりで、一向に解決の兆しは見えなかった。借金は膨らむ一方。正直、半ば諦めかけていたが、「AIに頼る」という新しいアイディアはまったく考えつかなかった。
AIに対してなら、私の悲惨な現状をさらけ出すことに抵抗はないし、嘘をつく必要もない。それに人を巻き込まずに済む。これは案外、自分に合っている手段かもしれない。思い立った私は、スマホのメモ機能にこう記した。
> 「ChatGPTを活用して借金問題を解決する!」
そして研修に戻り、講師の言葉を再び耳に入れる。完全に沈みきっていた心に、ほんのわずかでも希望が差し込んだのは久しぶりだった。
■ クソみたいな私のクソみたいなプロフィール
改めて自己紹介をしたいと思う。
借金:550万円
金融ブラック(クレジットカードすら作れない)
36歳男、都内在住のサラリーマン(年収700万程度)
家族構成:妻ひとり(別居中)、子どもはなし
実家の両親は健在、4人兄弟の末っ子
趣味:ギャンブルと酒
ギャンブルの内訳: スロット・麻雀・競艇・競輪。負け額トップは競艇、次いでスロット、麻雀、競輪。なぜか競輪だけプラス。
箇条書きに加えて、簡単に私の人生の流れを振り返ると――
関東圏の高校に陸上競技のスポーツ推薦で入学し、そのまま大学の附属校だったのでエスカレーター式に大学へ。ちょうどその大学入学の直前、兄に誘われてスロットを教わった。これが、私の人生最大の過ちだったのかもしれない。
兄が軍資金を出してくれると言うので気軽にパチスロに付き合ったら、初代『北斗の拳』ですぐに連チャンし、6~7万円ほど勝ったと思う。「こんなに簡単にお金が稼げるなんて、しかも楽しい!」と衝撃を受け、私は完全にハマってしまった。
その後、陸上も勉強もそっちのけでスロットに明け暮れ、借金が増えて自分でも何をやっているのか分からなくなり――結局、大学2年で退学。これが最初の挫折だった。
実家に戻って親には「別の大学に入り直す」と言い訳をし、フリーターをしながら申し訳程度に勉強をして、なんとか別の大学に合格。そこを4年で卒業したものの、在学中もずっとギャンブル癖は抜けなかった。バイト代を注ぎ込んでは負け、知人や消費者金融から数十万円単位で借金を重ね、返したりまた借金をしたりを繰り返しつつ、なんとか新卒で教育系の出版社に就職。以来ずっと、大小さまざまな失敗を繰り返し、現在に至る。
何度も「ギャンブルを辞めよう」と思ったが、結局18年間、依存症からは抜け出せなかった。借金はかれこれ550万円。18年抜け出せなかったものから、本当に自分は解放されるのか……? 半信半疑だが、この2025年からはChatGPTを真剣に活用して、人生を立て直す。それをここに宣言しようと決めたのだ。
これからこのnoteに私のChatGPTを活用する日々の出来事と、過去の地獄のような失敗やダメなエピソードを極力明るく語っていこうと思う。
便所で読む新聞の四コマ漫画くらいの感覚で、気軽に目を通してもらえるとありがたい。