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【借金日記➃】なんか知らんがギャンブルをやめれてる
ChatGPTに借金とギャンブル依存症から立ち直るための相談をし、5日目。
最初の休日を迎えた。
5日目の朝、今のところ私はギャンブルに手を出さずに過ごせている。
仕事が終わった後など、行こうと思えば行く時間はあったし、お金も手元に数万円あるから、別に行けない状況ではない。
でも私はギャンブルに行かなかった。
一般の人からすると、「たかが5日くらいで何をこいつは」と思うかもしれない。
だが、末期のギャンブル依存症の私にとっては、非常に尊い"されど5日"だ。
ここ1~2年は特に、手元に2万円以上あれば暇を見つけて必ずギャンブルに行っていた。
仕事の行きの電車やトイレ休憩の合間にオンライン競艇をし、仕事後はパチスロと向かい合い、パチスロ屋が閉まったら雀荘で牌を握る…。
ギャンブルのトライアスロンがあれば日本代表だったかもしれないレベルの依存症っぷりだった。
それが、この5日は何一つギャンブルをすることなく平和に過ごせている。5日連続で「行けるのにギャンブルに行かなかった」のは、おそらく数年ぶりレベルの話だと思う。
自分で言うのもおかしな話だが、これは非常に大きな進歩だと思う。
ではなぜ私はギャンブルに行かなかったんだろうか。
理由は2つある。
➀ギャンブルに行くとせっかく書き始めたnoteが終わるから
意外に思うかもしれないが、個人的に一番抑止力になったのはnoteにこの「借金日記」を書き始めたことだった。
「せっかく書き始めて何人かの人が読んでくれているのに、『我慢できずにギャンブル行っちゃいました☆てへぺろ』は流石に寒すぎる」という思いが抑止力を働かせたのである。
きっとこれがネットに公開していない日記だったらこうはならなかったと思う。少なからず読んでくださる人がいるのに無下にできない、また読みに来て欲しい、楽しんでほしい、という思いが自分を止めたのだと思う。
➁「お金を持ち歩かない&ギャンブル施設が近くにない&ギャンブルアプリを消した」の相乗効果
「お金を持ち歩かないしおろせないようにする」という方法はシンプルだが効果があった。またプラスして、今自分が住んでいる最寄り駅にパチスロ屋も雀荘もないということも大きい。
以前だったらお金やキャッシュカードを家に置いていたとしても、家に帰った後に行きたくなってしまい、家の近くのパチスロ屋に飛び込んだり電車で24時間やっている雀荘(風営法上違法)に向かったりしてしまっていた。
※常軌を逸していると思うかもしれないが、ギャンブル依存症とはこういうものなのである。
だが、私は3か月前に妻と別居をすることになり、先月から都内の激安ルームシェアハウスに居を移している。この町にはパチスロ屋や雀荘はなく、電車でいける範囲の雀荘も24時間やっているところがない。なんて健全な町だろうか。
さらにそれでも今までだったらオンラインギャンブルに手を出していたと思うが、こちらもアンインストールしたり、ログインできないように意味不明なパスワードに変更したりしたことで、「やりたい衝動よりもダウンロードやパスワード再設定してログインすることの面倒臭さの方が強い」という状態になった(今のところ)。
3つの要素と「noteにせっかく書き始めたからなー」が掛け合わさり、私は地獄から抜け出す第一歩を踏み出すことができた。
土曜日である今日は、珍しく8時半には起きて朝食をとり、洗濯機を回した後に近所の銭湯でサウナに入ってきた。昼頃には美容院に行き、現在に至る。
こんな生活が今の自分にも自然にできるとは意外だった。
午後は前回の日記に書いた「面白いかなーと思うこと」の中から何か1つや2つやってみようか。
少し前向きに生きられるようになった気がして、いつもとは違うホッとしたため息の出る土曜日の昼下がりだった。
まだまだ油断は禁物だけど、この調子で、焦らずに一歩ずつ進めたらなと思う。