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Kid, you’ll move mountains!

桜の花びらが雨に打たれて流れる中、今年もまたこの日がやってくる。4月5日。木全翔也くん、君がこの世にやってきたとってもとっても大切な日。


そんなよき日に、この一年でふわふわと浮かんできたあなたに対する思いを陳腐な言葉ではありますがつらつら綴っていこうと思います。



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木全くん、最近気がついたんだけどね、私は君の声が好きです。ラップしている時の声はもちろん、何かを伝えたくて一生懸命お話ししている時の少し浮ついた高めの声も、ラジオで誰かの相談を真正面から受け止めている時の落ち着いた声も、「わさび食べれない奴が食を語るな!」とか食べ物関連で少し興奮気味になる声も全部好き。群青のファンファーレ開始4分で響いた声にも本当に驚かされました。国プなんて浮かれた名前で応援させてもらっていた頃は、君の声がこんなにもカラフルになるなんて知らなかった。


声といえば、あなたの透き通った歌声も好き。今年は歌い出しを任された印象が強かったような気がするけれど、それはきっと爽やかな風に靡くシャボン玉のような君の声がスッと聞き手の心に浸透していくからなんだろうな。ラップもね、めちゃくちゃ好き。Move the soulにはこれまで見てきたラッパー木全翔也の面影がどこにもなくてひっくり返りました。上手くなりすぎ、確立させすぎ、一体どこまで行ってしまうんだろう。あなたが自分で選んで進んできた道、これからも応援させてね。振り落とされないようについてくし。



ステージ上、自分のパート前後。ふっと一瞬周りの空気を弛緩させて、そのまま深く表現の底に潜り込んでいったり浅瀬に戻ってきたりする瞬間も好き。そういう時には決まって綺麗な形の口角を微かに歪ませながら笑っている姿をみれるから。


初めてファンを目の前にして舞った2曲。あなたの感情が表現に勝っているのを見たのは2回目でした。ただ緊張に支配されていた1回目が嘘みたいに、ステージ上で笑顔が押さえられなくなっていた君のことが大好きよ。双眼鏡越しにみた綺麗な横顔が時折くしゃっと緩むのをみて舞台でこんな笑顔ができるようになったんだと涙したのもいい思い出。



あとね、純真無垢な幼子のような感性も好き。君の手にかかればペンライトの光は草原や夜桜や星空へと姿を変えるし、オリーブや絨毯には顔ができるし、調味料を入れた小瓶はジブリ映画の登場人物に、リムジンはダックスフンドになるの。心の周波数をほんの少しだけ調整すれば世界は小さなワクワクとトキメキでいっぱい溢れていること、この一年で何度も何度も教えてくれた。あなたの目から見えている世界を共有してくれてありがとう。最高の秘密は、一番ありえない場所に潜んでいるのかもしれないね。


自分の身体が好き!と堂々と言えるところも痺れるくらいに好き。健康に生きることと食べることを同義にしている君が好き。体は資本、食も資本。ご飯はいつでも美味しく食べる。食べ物に纏わる全てに感謝する。表舞台に立つ君がそれをいうことで起きる変化が一体どれだけあることだろう。あなたみたいな子がアイドルでいてくれることの貴重さ、本当に感謝しかないんだよ。



「いつもご機嫌で元気」を続けられるところも大好き。自分のご機嫌を取る術を自覚していてここまで己をコントロールできる21歳(もう22歳だけど)ってなんだろうと最近よく考える。じぇおわんは全員そうだけど、あなたも例に漏れず、誰かを否定しているところは見たことがない。ともすれば瞬発的に「ちがうよ!」と反応したくなるようなことまで、君はいつも一旦自分の中で咀嚼し吟味し言葉を選んで「ご機嫌で元気」を崩さないよう丁寧にこちら側に届けてくれる。ご機嫌で元気でいることが難しくていっぱいっぱいになった時は「なんか難しいよね」って自分のタイミングでちゃんと己の言葉にして伝えられる。

すごいね。全身全霊自分自身であるために柔軟に正直に生きているあなたが、言いたくないことは言わないけれど代わりにもっとたくさん笑えるような選択をするあなたが、わたしにはどうもまぶしくてしょうがない。



砂浜にうずくまって泥団子をつくる無邪気さ、握りしめたマイクから自分の熱を会場に響かせる気迫、お寿司に対するもはや執念、芸術に長けた大人の中で自分の意志を通してMVの1シーンを変えてしまう強さ、「この時間が終わってほしくない」と駄々をこねる子供のようにぐずぐず泣ける無垢さ。

どうやったらそんなキラキラと強く命を輝かせられるんだろう。


「子供の写真を撮るとしたら表情を作らせるより君はこういう子だったんだよという等身大の姿を残しておきたい」と言える愛情、どこの誰とは言わないけれど忘れてないよ、一緒だよとそっとあたたかく変わらない姿で寄り添う優しさ。

なんでそんな風に、深い静かなぬくもりで周りを包みこめるんだろう。

 




いつのまにか

君と出会ってから3回目の春が来る





ねえ、翔也


「速度を上げるばかりが人生じゃない」は自分自身に必死に言い聞かせていた言葉だったのかな。この2年間、辛いことしんどいこと本当にたくさんあったと思うのに、自分のこと、JO1のこと、あきらめないでいてくれて、踏みとどまってくれてありがとう。

「普通の生活に戻った方がよかったかなって考えた」そんなこともあったのに、耐えて、耐えて、耐え切って、ずっと頑張ってくれてありがとう。何処の誰ともつかないオタクの、希望で、夢で、救いでいてくれてありがとう。アイドルになって、アイドルでいてくれて、JO1の木全翔也が天職だと言ってくれて、本当に本当にありがとう。無理に馴染まなくていいと歌いながら毎日キラキラと光るあなたは、きっと今日も誰かの人生に虹をかけてるよ。



いつの日か



あなたが思い出を振り返った時に自分らしい青春だったなと思える、今のこの瞬間がそんな日々でありますように。

まあるく優しくあるがままを受け入れてくれる仲間たちと共に11人でいた日々を、まっすぐ自分の軸を保ち続けた日々を、有象無象のファンの愛を丸ごとまといながら只ひたすらに前を向いていた日々を、宝箱に入れて愛しむことができますように。

そしてあなたが自分自身を押し殺してしまいそうな時には、この美しくも泥臭い日々がナニクソと強く思える糧になりますように。

それでもやっぱり出来ることなら、あなたにはそんな日なんて、訪れることがありませんように。





改めまして、木全翔也くん。
22歳、ゾロ目のお誕生日おめでとうございます。

アイドルで居続けてくれて、ありがとう。

あなたとあなたの大切な、11人中半分が耳を動かせる人達に、この先多くの幸が在らんことを。


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またね。




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