劇場版 推し武道、100の推しポイントと玲奈ちゃん裏主人公説その1
基玲奈さま、8月8日お誕生日おめでとうございます。
本日、そのめでたき日を記念し『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』を人生最高の映画としている私めがnoteデビューとして、題して『劇場版 推し武道、100の推しポイントと玲奈ちゃん裏主人公説』を、不定期にはなりますが書き連ねてみたいと思います。
なお劇場版は勿論、一部ドラマ版やアニメ版、原作のネタバレおよび独自解釈を含みますのでご承知おきください。
また、劇場では22回鑑賞、パンフレットは読み、Blu-rayのオーディオコメンタリーも聴き、幾つかの舞台挨拶映像やインタビューはチェックしてはいますが、見落とし・読み間違いもあるかと思いますし、何かの媒体で知ってはいてもあえて触れていないこともあります。note自体が初めてのため、使い方の不備もあるかと思いますが何卒ご承知おきください。
それでは以下、概ね物語の進行に合わせての推しポイントです。まずは01から10まで。
【01.ドラマ版の七夕まつりの回想から始まる】
劇場版のラストは岡山での七夕まつりというドラマ版のファーストシーンと対になっていますが、それは物語として一周してキチンと閉じている構造と言えます。
第1話での、えりぴよの「あの子もいつかはセンターになれるんですか?」の台詞が入っていれば更にリンクが深まりますが、そうするとクライマックスでの舞菜のサプライズセンターが読めてしまう可能性があるので、敢えて入れなかったのかも知れません。
それでも、えりぴよの「端っこで踊る市井舞菜ちゃん」とのナレーションで、端からやがて真ん中へ行くのかも…という前振りはされていますね。
七夕まつりから話は逸れますが、応援上映でオタ友の紹介の時に女性ファンから「玲奈ちゃんかわいい!」「制服、似合ってるよ!」と声が飛びました。自分はいつも男一人で参加していたのでなかなか声を出せない中、主人公でもChamJamメンバーでもなくとも女性ファンから応援の声が挙がるのは嬉しかったです。
【02.ChamJamメンバーの名前がテロップで紹介される】
映画としては人物紹介でのテロップはベタなテレビ的な表現ではありますが、推し武道を初めて観る方にはドラマ版のダイジェストながらメンバーの名前がまとめて分かるのは親切です。
ただ、テロップは良いとして残念ながら劇場版ではメンバーの中で眞妃の名前だけは誰かから呼ばれるシーンはありません。なので初見だとテロップを見逃したり、たとえ見ていても耳からの情報がない中での2秒程度の表示なので忘れてしまったりすると、そのあと眞妃の名前を復習する機会がないのは惜しいところです。
ゆめ莉は基本的に眞妃に対してだけ呼び捨てで他のメンバーには“ちゃん付け”なので、その辺りの二人の特別な関係性の強調こみで名前が台詞に入ったら良かった気はします。
【03.優佳が卓球で変化球を掛け、文が文句を言う】
同じくメンバー紹介ですが、空気が読めない発言がある優佳と、なんだかんだとツッコミながらフォローする文の日常を連想させるシーンですね。
優佳は何を言ってもちゃんと返そうとしてくれる文を信頼しているからこそ、ポンポンと言葉が飛び出すのかも知れません。
【04.岡山城のインサートカット】
ドラマ版ダイジェストを経て、本編の開始に映る岡山城。自分も岡山へ聖地巡礼に横浜から行きましたが、こうした物語の舞台を再認識させてくれるカットは良いですね。
特に、えりぴよのバイト先のパン屋など岡山県内らしき設定でも実際のロケ地が東京などである場合も多く、劇場版の舞台としても遠征先の東京が出るため、桃太郎像や商店街のアーケードの桃オブジェなど岡山を意識させる工夫がドラマ版以上にされているようです。
【05.新曲披露の前振り】
ここではレッスンの準備中にタイトル候補について軽く触れられるだけですが、クライマックスで唐突にならないようにか序盤から新曲の話題が出て来ます。
そこから、新曲に浮かれず一つ一つのライブを大事にする文の姿勢、更には文に感化され一致団結し気合を入れるメンバーから翌日の豪雨というギャグに繋ぎ、観客が新曲の話題に気を取られ過ぎないようにするのが見事です。
【06.眞妃の私服での胸のライン】
控室での雑談シーン。ちょっと語り難い話題ではありますが、原作やアニメでの眞妃は定番の衣装の胸の谷間が露出しています。Eカップという設定もあります。
しかしドラマ版では生々しくなるためか(加えて実際のローカルアイドルは地元イベントなどで子供に安心して見せられるものが求められる傾向があるためか)、衣装の首元がごく僅かに開いているだけというアレンジがされています。
となると、セクシーイエロー眞妃のキャッチフレーズ通りの魅力を発揮する機会が少なくなるので、キャラを立てるために美しい胸のラインが出る私服を着せているのではないかと推測します。
因みに、ここでは私服ながら各メンバーの担当カラーになんとなく近い色に寄せており、衣装以外でもそれぞれの個性を印象づけるようにしていそうです。
【07.舞菜の横顔から読み取れる表情】
えりぴよさんならこの大雨でも来てくれるかも・・・と思ってそうですね。それを心の声で重ねるとしつこくなるためか、ここは表情のみでの描写という演者の力量を信じ切っている潔さがあります。
【08.風を受けるくまささん】
雨風を受けて劇場の階段を降りてくる一行ですが、くまささんが風を受けて上着をはためかせるパントマイムが上手すぎますね。撮影時、送風機を使うかCGで横殴りの雨にするという手もあったかもしれませんが、予算と時間の都合でなのか普通にまっすぐ雨が落ちているように見えます。
【09.漫符と効果音】
えりぴよの熱血台詞&ポーズに合わせて漫符(漫画的な符号)が現れ華やかな効果音が鳴ります。この作品はコメディですよ、と親近感を持って貰う狙いはありそうです。
また、中盤以降はシリアスになって行くため、その対比を含めてコミカルな演出を入れておいたのでしょう。
【10.優佳による「舞菜ちん」との呼びかけ】
空気が読めないと言われる優佳ですが、割と舞菜のことは気にかけています。戻って来た舞菜に気づいて声をかけるなど、けっして自己中心的な訳ではないでしょうね。
後のシーンでも東京ライブ前日に集合させられている理由を舞菜に質問したり、終盤で久しぶりにレッスンに来たであろう舞菜に最初に気づいて嬉しそうに呼びかけます。
(以下、その2に続く)
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