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大森靖子によるパワハラ疑惑騒動についての私見


⚠注意⚠
・この文章は私が私自身の心の整理をつけるためと、ファンに対して問題提起をするために書いています。
・文章がおかしいところもあるかもしれませんが、どうか暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。

1、ZOCと私


 私がZOCを知ったのは2020年の春、自粛期間が始まって普段よりアイドルウォッチができていた時期で、巫まろ加入後すぐのことだった。

 知ってからすぐ、瞬く間にファンになった。彼女たちの生い立ち、そこから這い上がろうとする姿勢、大森靖子氏の楽曲、ファンになるには十分なくらいに私の心に刺さる要素が揃っていた。むしろなぜ今までなぜ知らなかったんだろう、と悔やんだりもした。

 とくに、彼女たち全員のパフォーマンスが好きだった。当時はZOC公式にもインタビュー動画がたくさん上がっていて、片っ端から動画を見て漁った。彼女たちを知らなかった時期を埋めるようにいろいろな情報を集めながら、彼女たちのことをどんどん好きになっていった。

 しかし、夏に戦慄かなの卒業にまつわる騒動があったときに、ついていけなくなった。あのときもネット上に転がっている本当か嘘かわからないものも含めて、騒動の情報を死ぬほど漁ったけれど、それでも真実は何なのか、何を信じたらいいのか分からなくて、一旦距離を置くことにした。それからしばらくしてリツイートで回ってきた「エイベックスからメジャーデビューする」というニュースも、正直喜べなかった。
 けれど、メジャーデビューシングル中の一曲、「DON'T TRUST TEENAGER」のMVを見たとき、ZOCを見つけたときと同じような感動が私の心を襲った。まろとカレンの圧倒的な歌唱力に大森靖子の歌唱力が加わって、兎にも角にも素晴らしすぎた。

 彼女たちをまた応援しよう。でも、ZOCを今後は「アイドル」としてではなく「パフォーマー」として応援しよう、と心に決めた。アイドルとして応援しなければ、裏切られたと思うこともないし、色々あったけどこれからはファンを裏切るようなことを積極的に行うことはないだろうと思っていた。

 けれど、今回のパワハラ疑惑騒動が起こって、「パフォーマー」として応援しようという意思すら崩れ去った。
 なぜなら、前回までのことは大森靖子やZOC運営が決定的に悪いという証拠が出ていなかったし、何らかのトラブルがあったにせよ、どちらが悪いのかが分からず、単にアイドル同士のゴタゴタと見てとれた。(もちろん、当人たちにとっては、辛いことであったことに違いはないだろう)

 とくに2020年夏に起こった出来事は、事態が複雑で、戦慄かなの自身もグレーなところがあったし、武道館公演後に卒業したかてぃに関しては、本人がグループ内でのいじめを匂わせただけで証拠がなかった。(それでもファンの心がざわつくのには十分なものだったが)
 また、戦慄卒業の際にはekmos所属だったこともあり、サクライケンタも大森靖子も公式に声明を出していたのも救いだった。
 
 しかし今回のことに関しては、大森靖子が決定的に悪いことをしたという証拠が音声として世に出回った。
 それにもかかわらず、大森靖子やZOC運営(株式会社TOKYO PINK)がきちんとした応答・対処をしていないことに非常に大きな疑問を感じる。

2、事の経緯


• 8月13日午前に「大森靖子」トレンド入り
• ツイッターアカウント@ZOC_oomori(現在は削除済み)によって大森靖子が巫まろに恫喝する音声が公開
• ほかにも「り子が裏垢で15歳の新メンバーの愚痴を言っているスクショ」が公開されたり、「武道館の練習中、かてぃのソロのあとに「死ね!」と叫ぶ大森靖子の動画※」が公開された                            ・ネットが騒然とする中、8月13日夜にコレコレが配信予告。         その2時間ほど前に巫まろと大森靖子がZOC公式youtubeでMV「僕たちの音楽」を発表

※この動画は別アカウントで過去に公開されているという説もある。



コレコレの配信内容
• コレコレはこの話をZOCのメンバーのリークで前から知っていた
• しかし、本人(まろ)は「文春に売るか、もしくは裁判をするから、コレコレとつながる事で不利になるので音源公開はしない」と発言。コレコレも配信で取り上げるのは辞める
• 音声公開後、このメンバーに「結局音源公開したんかい」とラインすると、「多分本人かその周りが公開した、本人も驚いている」とのこと。

これに対してZOCは仙台のツアー会場で謝罪。そのライブレポートも公開し、
これで一件落着、といったたような態度を取っている。

3、炎上に対する対応


 今までの炎上も大森靖子の不器用さが招いた事態である側面があることには変わりなく、プロデューサーとして批判されても仕方のないものであったと思う。


 一方で、兎凪さやか脱退は「未成年飲酒喫煙」による脱退であることは明白であり、戦慄かなの脱退は「薬物疑惑+炎上や度重なる遅刻などの仕事の態度に関する問題」による脱退とみれば、ZOC運営や大森の判断も全く理解できないものではない。(むしろ事実であれば、プロデューサーとして正しい判断とも言える)

 加えて、今年2月のかてぃの卒業の際はいじめによる脱退が匂わせられながらも、大森靖子が危害を加えたという決定的な証拠がなかった。

 しかし、今回の件では大森の加害が明らかになったにも関わらず、公の場で明確な謝罪をせず、大森靖子もZOCも平然と活動を続けている。(二人で撮ったMVと300人規模のライブと第三者が書いたライブレポートを公の場での説明とはおそらく言わないだろう)


 今回の件を、なぜファンに向けてきちんと釈明し、謝罪しないのだろう。

 今まで起こった様々なことを、その度に許しながら、大森靖子を、ZOCを、応援してきたファンの気持ちを、この人は、この人達は何度置いてきぼりにするのだろうか。

 加えて、にっちやんによる「敬語が使えないから(コレコレに)リークしたのは私ではない、カレンちゃんかと思っていた」という発言、それに対する藍染カレンの「私でもない」という応答は、多くのファンが指摘している通り、犯人を元メンバーに押し付ける行為だ。

 炎上直後のライブ、暗い雰囲気を明るくしたいというにっちやんらしい発言だが、これはあまりにも元メンバーへの配慮が欠けるのではないか。

 もちろん今回のことを総合的に見ると、元メンバーが流出に関わっている可能性は否定できないものだ。事実そうなのかもしれない。

 しかし、真実を知らない私達から見れば、元メンバーに責任をなすりつけているようにさえ思う。未だにZOCに執着する元メンバーがやったことだ、といったような具合で、世間の目を元メンバーに向けさせて、自分たちは「和解しました」というのはあまりにも勝手すぎないだろうか。

 また、仙台のライブレポート・8月17日(火)にり子が出演した「豪の部屋」では、今回の問題が「当人たち(特に大森氏)のメンタルの問題」として説明されているが、それなら、彼らのメンタルケアをどう行うのだろうか。
 メンタルの状態がよくないから気をつけます、支え合います、だなんて抽象的な説明に誰が納得するのだろう。
 
 さらに、これに対する事務所の対処もひどい。
 社長が大森靖子だから仕方ないのかもしれないけれど、このようなトラブルが起きた場合、マトモなマネジメント会社なら、きちんと謝罪し、謹慎などの期間も設けるはずだ。
 そもそも流出した音声だって、第三者が立ち会っているように聞こえるのに、その第三者は大森靖子を止めることができていない。
 もし、この第三者がマネジメント会社の人間だとしたら、さらに大きな問題だ。目の前で明らかに立場が上のメンバー(プロデューサー)が下のメンバーを恫喝しているのに、止めにさえ入らない。これは事務所の管理責任の問題にもなりうるのではないか。

4、ZOCおよび大森靖子を擁護している人へ


 今までの炎上では、ZOCや大森靖子を擁護する側・元メンバーが擁護する側が分かれることも仕方がなかった。真実が明らかにされていない以上、どちらを「信じるか」でファンの行動が変わることは仕方のないことだろう。


 けれど、今回の件でZOCおよび大森靖子を擁護している人はぜひ考え直してほしい。

 もし、あなたの大切な人が、あんなふうに恫喝されている音声を聞いたら心配しませんか。
 ライブレポートのように「単なるぶつかり合いで」と説明され、「水は恫喝した側が自分でかけた」「今は和解済み」と説明したとして、本当に納得しますか?

 たしかに、本人たちや一部ファンが言う通り、これ以上の説明はさらなる炎上を生むかもしれない。

 けれど、きちんとした説明と謝罪と再発防止策の提示がない状態をファンが許してしまったら大森靖子もZOCもまたこういうことを繰り返す可能性すらある。
 

 当人同士で終わったことを掘り返しても良いことはないと思う人もいるかもしれない。でも、これから安心してZOCを応援するためにも、私はこの件に関してきちんと追求し続けたいし、この件に関するアクションが公式でなかったとしても、ファンを完全に辞めたとしても、絶対に忘れないでいようと思う。パワハラが公式の謝罪や再発防止対策なしに許され、風化されるべきではないと思うからだ。

5、結びに


 ネット社会は話題の入れ替わりが早い。きっとこのままZOCメンバーが沈黙を続ければ、今回のパワハラ騒動も風化してしまうのだろう。

 しかし、今回のことはコンプライアンス的にも、道徳的にも絶対に許してはいけないことだ。

 こうしたことが起こってしまった以上、単なる言葉のみでの反省では、事務所とグループの構造からして信用はできない。きちんとした第三者を入れて対処したほうが良いのではないかと思う。

 私は今回の件について、公式からきちんとした説明・再発防止策の提示がなされるまでZOC及び大森靖子を追うのを止めようと思う。

 今回の炎上が、運が悪く私の夏休み中だったこともあり、情報を追いすぎて心が疲れてしまったのも、ファンを休む1つの要因だ。大森靖子氏とり子ちゃんの言葉を借りるなら私の「自分自身のメンタルが原因で」ファンを休み、そして、こうして文章を出すことで、今回のことをこれ以上追うのはやめようという決意表明でもある。場合によってはもうZOCのファンは辞めるかもしれない。

 私みたいな一ファンがファンを辞めたところで、ZOCには何の害もないだろう。しかし、今回起きたことに対して、何の対策もしない彼らを無防備に応援はできない。メンバーには15歳の未成年もいる。

 ファンが安心して応援するためにも、大森靖子氏、マネジメント会社である株式会社TOKYOPINKには、社会人としてきちんとした対応をお願いしたい。


6、追記

 この文章を書き始めた時点で、まともな応答をしている著名人がいなかったが、8月17日(火)に大森靖子が出演予定だったラジオのメインパーソナリティを務めている荻上チキ氏が唯一マトモな応答をしていた。

 彼は過去に「大森靖子の音楽に救われた」と発言しており、何事もなかったようにラジオも放映されるのかと思っていた。けれど、彼はそれをしなかった。


 それでも今回の件で、大森靖子と絶縁宣言をするわけでもなく、ただただ誠実な対応を求め、いつか出演してもらうときにはこの件についてもお話してもらった上で、様々な問題を一緒に考える機会を作りたい、とまで言っていた。

 私はこの件でずっと心が死んでいたけれど、荻上さんのラジオを聞いて心が救われた。
 大森靖子がきちんとした対応をしない限り、荻上さんと再度対談することは叶わないだろう。もしかしたらそんな日はこないのではないかとすら思っている。

 けれど、いつか、きちんと説明をして、また2人のラジオを聞ける日が来ることを祈っている。
 


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