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無人店で買い物、日本にも

ファミリーマートが2024年度までに、無人店を1000店出すと発表しました。

ファミマ、無人店1000店 通常の品数維持:日本経済新聞

日経新聞を投資に活かすことを目的に、気になった記事を取り上げていきます。
投資初心者たる私が、その記事を見て、調べ考えたことを発信していきます。

無人店の先駆け

アメリカで、Amazonがいち早く無人店舗を展開しました。
その名も、Amazon Go。2018年にオープンしました。

客は、Amazonのアカウントと、Amazon Goのアプリをもって入店するだけです。
入店時にQRコードをかざしたら、店内では欲しい商品を鞄などにしまって、再びQRコードをかざして退店するだけです。

店内には、たくさんのカメラやセンサが取り付けられており、それによって客が手に取った商品を判別、自動で決済処理を行うのです。

皆さんが不安になるような、間違った決済は起こらないようです。
わざとセンサを惑わすような(手に取った商品を別の棚に戻すなど)ことをしても、正確に決済されていると聞きます。

無人店とはいいますが、実際にはAmazon Goの店舗には従業員がいるようです。ただし彼らは決してレジ打ちのような仕事はしません。そこには人はいないのです。

日本の無人店

日本では、タッチトゥゴーという無人コンビニがあります。その場所は高輪ゲートウェイ駅です。
2020年3月に開業したばかりの新駅です。

ここにいけば日本でも無人コンビニを体験することができます。

また、ファミリーマートもすでに無人店を展開しています。それは、東京の丸の内。この決済システムは先のタッチトゥゴーと同じTOUCH TO GOが手掛けます。(なんかややこしいですね。あえて片仮名とアルファベットで書きわけています。)
このTOUCH TO GOはJR東日本が出資している会社です。

また、ローソンやダイエーなども無人店を導入し始めています。

無人店は増えていく

過去に私のnoteでも書いたように、世界人口はまもなく減っていきます。今後人手が不足していくのは間違いありません。


そうなる前に手を打っているのが無人店です。もはや人手不足は始まっていますね。コンビニもなかなかアルバイトが集まらないという現状があります。

無人店はすでに夢物語ではなくなりました。技術が一般化すると共に導入コストも下がっていきます。さらに、導入してしまえば、人を雇い続けるより安く経営していけます。
導入しない理由がなくなっていくのも時間の問題です。

あとは、消費者側が慣れるだけ。そう長い時間は必要ないでしょう。

そこで、投資家として考えるのはどこにお金が集まるか、ですよね。

無人店運営で儲かりそうなところ

まずは無人店を展開するコンビニです。
人件費を押さえられますから、利益率の向上が期待されます。
また、これまで需要はありそうでも働き手のいない地域には出展できていなかったことが想像されます。すると、無人になればそうした場所にも出店できるようになりますから、その分の利益向上も期待できそうです。

続いて、システム関連です。
先ほど取り上げた、TOUCH TO GOはJR東日本系です。

また、ローソンは富士通と、ダイエーはNTTと組んでいます。これらの企業もシステム及びセンサなどを開発販売し始めたら、大きな利益を上げるのではないでしょうか。

コンビニからなくなるサービスはなんだ?

逆に、コンビニに人がいなくなることでなくなるサービスもあるかもしれません。
たとえば、レジがなくなるのであれば、公共料金の支払いができなくなるかもしれません。
それのためにレジを置くこともあり得るとは思いますが、取り扱いのない店舗が生まれる可能性は十分にあり得ると思います。

現在、公共料金についてはQRコード決済サービスによって支払いが可能になっているものもあります。すると、コンビニで支払えないのならと、QRコード決済の利用者が増えることも考えられます。

また、荷物の発送受付もコンビニで行っている場合があります。
逆に、荷物をコンビニで受けとることもできます。

これは、第三者であるコンビニ店員が荷物を管理しているからこそ成り立つサービスです。もし、本当に無人になればこのサービスは姿を消す可能性も否めません。

ただ、いくら無人コンビニ化したとしても、商品の陳列等にはまだ人手が必要ですし、レジはなくともコンビニ店員はどこかにいるでしょう。ですから、荷物の発送、受取が全くなくなるのかというと、むしろそのような便利なサービスを強化する可能性はあります。

レジ打ちの作業がなくなる分、別の顧客サービスに従業員をあてることができるのもまた真実です。

コンビニ各社がどこに焦点を絞って来るかが見物です。そうした動きに敏感になれるよう、日々キーワードを拾っていくことも欠かせませんね。

まとめ

世界人口はまもなくピークを迎えるという予想が出てきています。
日本は早くに高齢化が進みましたから、すでに人手不足の問題が生じています。

そのため、小売店舗の人手を減らす、無人店を整備する動きが強くなってきました。

JR高輪ゲートウェイ駅にはすでに無人コンビニが営業しています。

また、ファミリーマートやローソン、ダイエー、その他の企業も無人化に向けて準備を進めています。

無人店のシステム面を担うのは、JR東日本系のTOUCH TO GO、富士通、NTTなどです。

コンビニなどの無人化により、サービス面でも再編が進みそうです。レジがなくなれば、公共料金の支払いができなくなるかもしれません。その場合にはQRコード決済サービスなどの利用者が増えるかもしれません。

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