第2回 地下アイドルというお仕事
さて、地下アイドルを既に好きだという方も、興味がある方も、全く興味がない方も『地下アイドル』という言葉は、世間でも知られている言葉です。
では、地下アイドルとアイドルの違いは何が違うのでしょうか?
世間でアイドルというと、やはりジャニーズ事務所が1番最初に浮かぶと思います。
当然ながら、女性グループだと坂道グループが浮かぶことでしょう。
しかし、アイドルというのは、本来どういった存在だったのでしょうか?
アイドルは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を指す。とWikipediaの1行目に書かれています。
では、地下アイドルというのはどうでしょうか?
実は地下アイドルという言葉は、Wikipediaにはないんです。
最初に上がってくるのは、ライブアイドルという存在です。
Wikipediaには、こう書かれています。
ライブアイドルとは、マスメディアへの露出よりもライブ等を中心に活動するアイドルのこと。
歴史的変遷や言い換えが多く、プレアイドル、地下アイドル(ちかアイドル)、またインディーズアイドル、リアル系アイドルとも呼ばれる。
と記載があります。
つまり、メディア(テレビや雑誌)ではなく、ライブを中心に活動するアイドルの事です。
これが地下アイドルの定義です。
はじめに記載したように、ここでお話しをしているアイドルというのは、『あこがれの的』であり『熱狂的なファンを持つ人』という事が当てはまるでしょう。
しかし、いわゆる会いに行けるアイドルというグループが生まれたことにより、その定義事態に変化が生じています。
というのも、お金を出せば会えてしまう=偶像ではなく、憧れの的でも手に届く距離にいてしまうのです。
もちろん、アイドルを目指す女の子たちにとっては、願ってもないチャンスとなり、多くの地下アイドルが増え続けて飽和状態となってしまっているのです。
そして、その飽和状態の中で、コロナ禍という未曾有の危機に瀕しています。それはなぜなのか?
明日はそのことについて、触れていきたいと思います。