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この輝きを忘れたくない (7 MEN 侍 2024 LIVE and JOY! TDC 感想)

夏の風物詩といっても過言ではないTDC公演。侍のこだわりもたくさん反映されていて「忘れたくない、忘れてはいけない!」と思ったので書き残すことにしました。
主に矢花さんを見ているので全体を見るこができているわけではないです。
ホールツアーでどれくらい演出等々に変化があるのかも気になるのでなるべく細かく書いておきたい。


オープニング

音楽とともに幕が下りるとステージには誰もいないという驚きのスタート。
じゃあどこにいるの?ときょろきょろしていると、アリーナのお立ち台でマントをを一人ずつ脱いで登場。脱ぐまで誰かわからないそわそわとフードを脱いだ時のメンバーの表情。みんな最大限に決めてきてくれるのでこちらもテンションMAXに。ここの中村嶺亜さんの目が鋭くて、この人にこれから仕留められるんだ… と本気で思いました。

因みに、侍が出てくる前に照明が一気に消えて音楽が流れるんですが、ギターがギャンギャン鳴ってて滾りました。音楽とライティングで期待値マックスにさせておいて幕が下りたらステージに誰もいないあの衝撃、すごい演出だった。

B4N4N4

選曲がうまい。ボルテージも上がるし、声出し曲なのでファン側の喉もいい感じに温まる。出だしの大光ちゃんのパートで毎回狂ってました。B4N4N4自体が狂気の曲なのもあるけど、あの狂気のパートは真面目な人がやればやるほど良いと思ってます。
エムオンくらいからやり始めた、最後の矢花さんパートの悪い笑いも本当に最高。今回はモニターに歌詞やファンが声を出す箇所が出てたわけではなかったので、新規のファンなどは急に両隣が叫びだして驚いたことでしょう。そんなわけで、早くYouTubeにパフォーマンス動画をください。

Waves Crash

ボルテージぶち上げ曲その2。嶺亜さんデザインの衣装との親和性が高いなと毎回思って見てました。イケイケオラオラ曲にレザーやファーのついた衣装が似合わないわけがない。
最初はクールな感じで踊ってるのにだんだん狂気じみていく矢花さんがめちゃめちゃ良かったです。曲のラストで首を切る動作をしていてこちらは大興奮でした。

Try & error

カウントずれの振りとか、たいこんぴを囲んでやるちょっとアクロバティックな振りとか好きポイントがたくさんあるのがこの曲。久々の披露ではあるけど円盤や録画を擦りに擦った身としては実家のような安心感があった。
カウントずれの後にキックを入れる矢花さんが目に焼き付いてる。かっこいい。

オリ曲リミックス

サイレン、Hot Night、Chaos Killerのリミックス。まず、この3曲が違和感なくつなげられることに驚いた。確かに3曲ともかっこいい系の曲だけど、めちゃくちゃ似てる!ってわけでもないと思っていたので。すごくかっこよかった。

矢花担的ポイントはHot Nightのラップをする矢花さん。いつもと違うパート割がみれるのがこのリミックスのいいところの一つかもしれない。本家でクールに歌い上げる本高さんに対して、叫んで訴えかけるような歌い方をしている矢花さんという対比が良い。あと、後半一人でHot Nightを 歌ってて(他はサイレン歌ってた気がする)、よくつられないな~と感心してしまった。

挨拶

だんだん各々の挨拶が確立されてきた感じがして、たくさんライブできてるんだな〜と嬉しくなった。
嶺亜さんの「愛してるでございます!」復唱挨拶はなぜかこちらが照れてちょっと声小さくなっちゃった。キラキラアイドルだった。

ローリングコースター

個人的に思い入れのある曲なので生で聞けて嬉しかった。サムパラでやってた「それが君の座右の銘だって」の君を僕に変えるやつをやってて懐かしさも感じた。
曲調ははかわいいのにバンドスタイルっていうところが7 MEN 侍のギャップを表してるみたいですごく好き。

Rockin'

いい感じにロック、いい感じに夏曲でめちゃくちゃ好き。サマステでやってた頃は慣れてなかった裏拍ノリももう完璧です。この曲から矢花さんがいろんなところを駆け回り始めてすごく楽しい。動き回る矢花さんと隣で静かなこんちゃんの対比も良い。

JUMBO

まさかのボーカルガチャ!いろんな楽器をやる侍たちがみれるのお得だし面白い。6人コンプしたのでそれぞれの印象を書いておく。

・嶺亜さん
安心感抜群。煽りもメンバーとの絡みも全部やってくれる。何一つ不安はない。

・琳寧さん
めちゃくちゃ元気。途中でJUMBOコールがRINNNEコールになる。とにかく元気いっぱいなのでこちらも楽しい。その代わりにファンも琳寧さんも終わった後ありえないくらい体力消耗してる。

・本高さん
あざとい。キーボードがない曲でボーカルやったりしてるからやっぱり安定感がある。キーボードソロで矢花さんと連弾始めたり、結構自由にやってて楽しそう。

・こんぴ
歌が安定していてソロコンサート状態。落ち着いた曲じゃなくても今野さんの美声は合うんだなと再確認。アレンジとかも加えてくれるので楽しい。

・矢花さん
楽器持ってても暴れまわってるんだけど、楽器がなくなってフリーになったときの暴れまわり方は比にならない(褒めてる)。歌い方も超絶ロックなのでめちゃくちゃテンション上がる。

・大光ちゃん
かわいい。普段ドラムに徹しててあまり歌うことがないからか、ちょっと自信なさげなところも良い。一生楽しそうにしててほしいなと心から思った。その笑顔守らせてください。

ボーカル以外にもレフティのギターを右利き仕様で持って弾く矢花さん、ベース弾く大光ちゃん、キーボードやる嶺亜さん、ドラム頑張るこんぴちゃんなどイレギュラーな楽器をやってるところを見れるのも楽しかった!

Smile(琳寧ソロ)

ほとんどの公演を見切れ席で過ごした人間としては琳寧ちゃんの、ステージを上から下まで動き回ってくれる演出はどこかしらで姿を見れてすごくありがたかった。
琳寧さんの優しい歌い方とこの曲がすごくマッチしてて幸せな気持ちになれた。笑顔がかわいい。

LOVEJUICE(こんぴソロ)

ピンクのペンライトに埋め尽くされて披露するこの曲、最高にセクシー。多分こんぴーは不本意だけど、ステージに対してこんぴーが小さくてかわいらしさもあった。

ROCK THA TOWN(大光ソロ)

バックに他5人の演奏をつけての披露。大光ちゃんとは基本趣味が一緒っぽいので今回もすごく好きだった。曲選びといい、魅せ方といい本当に美しい。ショーを見せてもらってる感じですごく楽しい。
最初の煽りタイムもライブは生ものを強く感じられて好きだった。見切れ席の日は大光ちゃんが見えないので煽りに参加できなかったのが悔しい。

うやむや

最初はバラバラな位置でスポットライトを浴びて歌ってて、それが飾られたフィギュアが動いてるみたいで幻想的だった。途中の何かを追いかけるみたいな振りをしてる矢花さんが美しくて忘れられない。
後ろで流れてる映像が今後ホールツアーで回る都市の名所をサイバーパンク風に光らせたもので、本当に全国回るんだなと感慨深くなったりもした。

But…

演出が良い!!!
去年からやってるけど、布の向こう側に侍が透けて見える演出が本当に美しくて好き。去年のLuv Biasの演出より侍が見えやすくなってたのも良かった。自分たちの美しさを完全に理解している。
そして極めつけはラスサビの演出。楽器を光らせるだけでも幻想的なのに、ギター・ベースは本体が透けててどこまでも夢みたいだった。
中盤の口元に手を持ってくる振りをする矢花さんの色気がすごすぎた。あの振りを考えてくれた人ありがとう。

ペア曲レース

このレースだけで感想が大量にあるので項目作っちゃった。
ペア曲レースなるものがあると聞いたときは、この人たち鬼だ!が最初の感想だったんだけど、どのペアになっても最高のパフォーマンスだったのでこの感想は杞憂でした。てか、コンビ厨がたくさんいる侍にこの感想は野暮だった。どのペアが来たって楽しいに決まってる。
ドット絵侍可愛すぎて毎回頭抱えてた。天使の羽が付く嶺亜さんとか自爆する本高さんとか、小さくなって大光ちゃんに引っ付いてターザンを攻略する矢花さんとか製作者が侍をどう捉えてるかが見えて面白かった。水に落ちてぷかぷか浮かんでるこんぴちゃんが個人的推しポイント。

ペア曲

・こっから(りねぽん)
なんでかわからないけどすごくりねぽんを感じた。長年の信頼関係のようなものが見えた気がする。結構激しいダンスなのにサンダルで踊ってる本高さんすごかった。

・PARODY(れあたい)
世界観がすごい。嶺亜さんも大光ちゃんもこんなに仄暗い感じが似合うんだ!っていう新しい発見。普段明るい感じなのに裏がある殺人鬼役とかやってほしいな~
絵を破り捨ててる時の嶺亜さんの無邪気さと闇が混ざったような表情が忘れられない。同じタイミングで大光ちゃんがくるくる回ってるんだけど、姿勢も所作もすごくきれいで見とれてしまった。
大光ちゃんは仮面を被っていて曲中はほとんどお顔が見えないんだけど、最後に仮面を取って椅子に座ったときの帝王感に圧倒された。美人だしかっこいい。

・本音と建前(やばこんぴ)
自分たちの魅力を最大限にわかってるよねこの二人… ただでさえ矢花さんに狂ってるのにさらに狂わされた。赤いシャツに黒のハーネスとか本当にこちら側をどうにかしようとしてるとしか思えない。歌いだしでお立ち台に座ってる矢花さん本当に色気すごかった。正直良すぎて記憶はない。2人にしか出せない色気だった…

アスパラベーコン

演出も曲も歌詞も全部よかった。これを本気でできるグループを推せてよかった。
琳寧さんって本当に天才なんだと思う。トンチキソングって歌詞をよく読むと大真面目ってところがポイントだと個人的に思っているんですが、その項目を完全にクリアしてて素晴らしかった。完璧なトンチキソングを作れる人たちがグループにいるの将来安泰だなと。アスパラとベーコンでいがみ合って「俺”だけ”を愛せよ」って歌ってたのがアスパラベーコンになって「俺”たち”を愛せよ」になってるの良くないですか??メンバーが作ったことで歌詞により深い意味合いが持たせられるのも良い。「自分だけ信じて 俺たちを愛せよ」とかもただアスパラベーコンを愛してねって意味合いだけじゃなくて、侍を愛してねって意味で受け取っても良さそうなのがいいよね。

ユーロビート曲調も程よく事務所感を感じられて謎の安心感があったし、ただのパラパラ曲じゃなくてやぽのラップ的な要素が入ってることで曲が締まり、なおかつちょっとネタ感もプラスされてすごく好きだった。
ベーコンのれあこんぴが猫ちゃんすぎてかわいかった。



夏メドレー

選曲が良い(n回目)。恋祭り全然知らなかったんだけどめっちゃ好きな曲だった。新しい発見をありがとう。あといつかSummer Splash!フルでやってください… 陸橋のラップやってる侍ちゃん見たい。
そして、画期的だった2バル・3バルまでの客降り。見切れまくって何も見えなかった日もこれがあるから生き延びることができました。近くでメンバーを見れるってそれだけですべてをチャラにしてくれる威力がある。

I know.(矢花ソロ)


この曲の感想はすべて個人の見解です。本当に勝手な解釈なのでご注意を。

勝手に矢花さんは「作曲した当時の感情の鮮度が高い時に披露すること」に意義を見出していそうだと思ってたので、生でこの曲を聴ける日が来ると思わなくて本当に嬉しかった。

I know.を作って5年たった今もサムパラの時と同じ感情を抱えて歌ったのか、むしろその感情が強まったのか、違う意味を込めて歌ったのか、いつかどっかで教えてもらえたらいいな。
個人的には間奏?のモニターに出てる詩を見る限りはその当時の感情が強まってそうな感じがして、大人になっても若いころの感情を持ち続けられていて本当にすごいと思った。芸術家って感じがしてすごく好きです。

誕生日公演でブルースハープで披露したのも矢花さんらしいなと泣きそうになった。誕生日という節目なのもあるけど、サムパラって2020年の8月11日、12日にやってたと思うのでちょうど披露してから4年なんですよね。そのタイミングで当時と同じパフォーマンスをするの意味を持たせすぎだよ…(こちらが意味を勝手に感じ取ってるだけかもしれないけど)

秘密(嶺亜ソロ)

かわいいアイドル曲!ってだけじゃなくてモニターでこちらへの思いも演出してるのすごかった。黒いシルエットと手をつないだ嶺亜さんのイラスト見たとき本気で「誰よ、その女!」が口から出そうになったんだけど、そのシルエットに黄色いペンライトを持ったファンたちが映った瞬間嶺亜さんの愛に号泣しました(ガチ)。ブログでも毎週愛を伝えてくれるしこの人は聖母か何かなんですかね。
あと、黄色のペンライトで会場が埋まるとお花畑みたいですごくかわいい。

証(克樹ソロ)

本高さんって本当にピアノのミスタッチがなくてすごい!力強く弾いても柔らかさが残ってて、こんな風に弾けたら楽しいだろうなと思います。努力の賜物。
歌詞にもいろいろ感じるところはあったんですが本高担じゃないやつがあーだこーだ書くの野暮だなと思ったのでやめとく。「愛」だった。

シャウト

バンドパート再来の1曲目がシャウトなの攻めてる。重低音がズシズシきて最高だった。
去年の嶺亜さんの言いつけを守って「Woo~」のところを全力で歌ってたら前の子が耳を塞いでしまったので非常に申し訳ないことをしたなと… まあ、我が道を行くので今後もやりますが。

ちょっと和風アレンジ入ってた気がする。本高ピアノソロからベースが入ってくるあたりが顕著だったような。笙っぽい音が入ってるの好きだった。

Rollin’

噂でしか聞いたことがないあののけぞりパフォーマンスを見ることができて成仏できそうだった。ギター、ベース組はともかく、ボーカル組までのけぞって歌ってるのどうなってる?苦しそうな声にならないのすごすぎる。
矢花さんが倒立してるのかってくらいの角度になってたのもパフォーマンス魂感じてぶちあがった。

For The Glory

この曲すごく好きなんだけど、表拍ノリと裏拍ノリが混在していてこちら側の技量も問われる曲だなって思ってる。それをうまく使い分けるのが楽しい。
イントロのギターのところで矢花さんが楽しそうにこんぴーのエフェクターを踏んでて、大好きな「ベーシストがギターのエフェクトをいじってる」シチュエーションもやばこんぴも摂取できて最高の瞬間2024だった。

サムダマ

この曲の7 MENコールをするために生きているといっても過言ではない。矢花さんが死に物狂いで煽ってくれることのファンでもあるのでずっと楽しい。お気に入りの煽りフレーズが今回爆誕したんですが、ファンじゃない人が見たらびっくりされそうなのでここに書くのはやめておこうかな。あざ笑うように鼻で笑ってから「オイオイオイ(呆笑)」って煽りが入ってくるの最高。

足跡

こんぴの「ほどけてくシューレース」のパートがすごく耳に残ってる。体の芯まで染み渡るような美しい声だった。
この曲のポイントは何より嶺亜さんの落ちサビだと思う。あんな歌詞歌われたら、いつまでも応援させてくださいって気持ちになっちゃう。
矢花さんは終始お顔が髪で隠れていて長毛種のワンちゃんみたいだった。2020ふゆパラのときもそんな感じだったのでちょっと懐かしさも感じた。

Glorious

曲調が好き!!ちょっと某テーマパーク味があるのがすごく良い。
この曲をラストに持ってくるのが侍らしいし、and JOY!というタイトルにふさわしい終わり方だなと思った。最初のお辞儀の振りに各々個性が出ていてかわいい。矢花さんの恭しい仕草が好きなので最初のお辞儀を見るのに命懸けてる。
あと、スーパーやぴタイム。これは見た人にしかわからない可愛さ。

さよならまたねもうちょっと(アンコール)

もうこの曲聴いたら条件反射で寂しくなる。みんな歌詞に引っ張られてちょっとおちゃめな感じになるの可愛くて良い。
この曲、歌詞だけでなく振りもかわいいのでいつかダンスバージョンも見たい。

構成

個人的に去年が7 MEN 侍の自己紹介のような幅広い人を対象としたライブだとしたら、今回のand JOY!は痺愛に特化したライブだったのかなと思った。曲選びの懐かしさとかふれあいタイム(客降り)が長いのとか。
どこまで意図してたかはわからないけれど、最近ファンになった人も昔から応援している人もみんなまとめて7 MEN 侍を振り返ることのできるライブだったんじゃないかなと思う。



最後に

もう本当にすっごく楽しかった!まだまだ始まったばかりだけれどもうこの夏が終わってほしくない。どこかに閉じ込めておいてループしたい。
去年も同じことを思ったので、侍を推し続ける限りずっとこの気持ちが更新されていくんだろうなと思うと素敵なグループを推せて幸せだなと思います。
これでやっと7 MEN 侍2024夏の前半戦が終わったかどうかくらいのスケジュールなの本当に怖い。


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