リカレントしてみた話とリスキリングっっているの?って思ってる話。
ちらっと聞いたことがある人も多いはず。
リカレントとリスキリング。
まず似てるようで違う言葉、何が違うのでしょうか?
リカレントとは?
リカレント教育とは、「就労」と「学習」を反復して学ぶこと。個人のキャリアアップや、生涯現役でいるための学習として行われるものであり、英語の「recurrent」には「再発する、周期的に起こる」という意味があります。
本来は現在の企業を一度離職・休職し、学び直しを実施した後、再び就職・復職します。
リスキリングとは?
リスキリングとは、英語の「reskilling」より。現在の職業・職種とは異なる分野のスキル・知識を身につけることを指します。企業の変革に伴う業務の消失に備え、新たなスキルを身につけるという目的もあります。
企業の存続のために、社員に成長を促す、ということです。
どちらも「学び直し」という考え方ですが
企業のためなのか、個人のためなのか では大きく違います。
そして「学び直し」といえばこの本。
「LIFE SHIFT」2016年に出版され、日本でも30万部を超えるベストセラーになったこの本では「教育→仕事→引退」と3ステージの生き方をしていた時代から、寿命が延び、定年以降も働くことになるこれからの未来と変わりゆくキャリアの中でリカレントの重要性を説いています。
他人事ではない未来のために、自分も「リスキリング」をしてみよう!
と1年ほど前から慶応義塾大学の通信課程で経営学・経済学を学んでいます。(たまたま真面目に勉強していた図)
ミクロ経済学やマクロ経済学など基本的なところから手を付けています。
なんで今更大学に通いなおそうと思ったのか、という詳しい話はまた別の場にして、実際に学んでいく中で
友達が増えた(仕事をしながら勉強を頑張っている尊敬する人達に出会えた)
話題が増えた(こういうの行きはじめたんです。こういう知識を最近学んで)
株を始めました(大学で学んでいることを直接仕事にしようとは思っていなかったので、収入につながりそうなことを)
経済学系の本を読むようになった(今まで難しそうと敬遠していた)
卒業することも一つのゴールではありますが、
それよりも「新しい学びを得る」ということが目的なので
自分にとって無理のないペースで続けていく予定です。(一生大学生しているかも)
AIで仕事を奪われる時代って言われたり、
今までの働き方では生きていけないって言われるからこそ
自分で時代にあった適応をしていかないといけない毎日。
大人になって学ばなくなる人間より、学び続けれる人間のほうがカッコイイ。
このリカレントと一見似ているけど違う言葉がリスキリング。
近年は国や自治体の助成金も増えてきています。
単なる学びというカテゴリではなく、企業が存続していくために「人」「仕組み」に投資をするという考え方なのかなと。
ITやDXについてもっと力を入れていこうぜ、という動きはよく理解はできるのですが
「そもそもどういう勉強を社員ができたら会社が存続できるのか?ITに強くなるのか?」を会社自体が理解しているケースって実は少ないんじゃないの?
と思うのです。
日本ではまだ30%以上がFAXを使う時代。
企業が置いて行かれているというより、日本の風土が世界に置いて行かれている感じが。。。
実際の内閣府では
という後ろ向きなデータが公開されている。
自分から変革しようとしない企業のためを存続させるために社員が勉強しましょう。というのも違和感です。
学ぶということは
知識をつける中で
今までの価値観や習慣やルールが変わり
新しい選択肢と向き合っていく過程。
企業に依存する時代ではなく個人が自分でスキルアップしていく時代。
企業が社員を評価するように、社員も企業が評価する時代だと思っています。
と、書いている中でも自分も他人事ではないので
「社員が自分のやりたいことをやるために知識を付けることが結果会社の成長につながる」というのもモットーに誰よりも学び続けれる人間であります。
「学び続ける」ということがもっと当たり前に、大人の日常にするにはどうしたらいいのかを考えていきます。