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LGBT理解増進法と同性愛に寛容な日本?

香苗:2023年6月16日、性的マイノリティーへの理解を広めるための「LGBT理解増進法」が国会で成立し、23日に施行されたみたいね。

絵馬:なんかメディアでもいきなり出てきて、急に成立した感じがあったわ。ちょっとついていけなかったけど、ちょうど広島でのG7サミット(※)開催を控えていて、G7で日本だけが同性カップルを家族と認める国レベルの法的保障がない!ヤバい!みたいな外圧でスピ―ディーに進んだ、っていうのは聞いた。
※ 主要7カ国首脳会議

香苗:私のSNS上でも色んな意見が飛び交ってた。この法案が通ることで、「トランスジェンダーの方が、『私は身体は男性だけれども心は女性です。』って言えば、身体的特徴が男性の人も女性用トイレや銭湯に入れてしまう。マジョリティの人たちの安心が奪われる!」という懸念だけじゃなくて、当事者からも「性的マイノリティーが国民の安心を脅かすかのような存在として、法案に明記されていることに強い憤りを感じる」という反対意見も多かったみたい。

"LGBT理解増進法"成立 対立ではなく対話を”
2023年6月22日NHK
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/485007.html


絵馬:当事者のための法律じゃなかったら、誰のためやねん!

香苗:さすが、関西人。おっしゃる通り。ところで、今日は歴史的なところから同性愛について考えてみたいなって思って。

絵馬:お!新しい視点だね。

香苗:同性愛は歴史上どのように捉えられていたんだと思う?

絵馬:昔はどうだったかか、、キリスト教はなんか厳しそうなイメージがある。

香苗:さすが、宗教って目の付け所が良いですな。実は同性愛についての考え方は宗教によって様々みたいなの。旧約聖書では同性愛はタブーとされていて、一神教(ユダヤ教、イスラム教、キリスト教)では同性愛は禁じられてきた。一方で、ギリシャ神話ではほぼ全員がバイセクシュアルだったし、日本でも日本書紀の中で、普通に同性愛についての記述があって、お寺のお坊さんとか、戦国武将同士で恋愛してたんだって。

絵馬:へ〜、全然知らなかったけど戦国武将同士の恋愛って、夢あるかも!

香苗:それ頭の中で、戦国武将=全員イケメンに変換されてるでしょ。笑

絵馬:あはは。ばれた。でも、同性愛への受容って欧米の方が進んでいるイメージだったけど、日本は何千年も前から受け入れられてたって事実にびっくりかも。

香苗:だよね!欧米が進んでて、日本は遅れてるから追いつかなきゃってイメージがあったけど、そうじゃない部分もあるんだね。

絵馬:もちろん、性的マイノリティの方々にとっても生きやすい社会にしてくことは大切だけど、一度立ち止まって、今日本にとって何が必要なのかってのは改めて考えたいな。

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