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中古文庫を買ったら高額だった話(ブロードウェイの天使)
月に一回、高知の蔦屋書店に行くのが習慣となってんだけど、そこで変な本を発見しました。
その本は本棚の下の方にあって、表紙を正面に向けてはいるものの、色あせている上にボロボロのビニールに包まれていて、そこはかとなく「放置された感」を漂わせていました。
手に取って裏表紙を見ると、右隅に「定価280円」。バーコードなし。そしてビニールの表面には「中古915円」のシール。
中古? TSUTAYAならいざしらず、高級感が売りの蔦屋書店に、中古品なんてあったっけ? もしかしたら、お客さんが忘れていったのかな? それともどっきりカメラ?
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なんだか気持ち悪くなって元の場所に戻したんだけど、その瞬間、ふいに「拾った子猫をまた元の場所に戻してしまった」ような気分に襲われて、慌てて再度手に取り、いそいそとレジに持って行きました。 レジで、もしかしたら「うちの商品じゃないのでお売りできません」と断られたり、「お客さん、どこでこの本を見つけたんですか!? 店長! てんちょーーー!!」などと騒がれて、さらには非常ベルなどを押されやしないかなどと心配したけど、難なく購入して、帰宅。
あらためて本をよく見てみる。
●タイトル ブロードウェイの天使
●著者 デイモン・ラニアン
●翻訳 加島祥造
●新潮文庫から昭和59年に発行
著者もタイトルも聞いたことがなかったので早速検索! するとすると!
なな、なんと驚いたことに、「もったいない本舗」で32,884円の値がついているではありませんか!
さんまんにせんはっぴゃくはちじゅーえんですよ、奥さーん!
まさかの、古本の恩返し!!
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こんなことってあるんですね。なんだか病みつきになりそう(笑)
それにしても、なんでこんなに高額なんでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。