ニム/NYM コインリスト/Coinlist トークンセール 登録方法とクイズの答え
仮想通貨や暗号資産の価格が落ち着かず、他のローンチパッドではIDO/IGOを延期する動きが多い中、コインリスト/Coinlistでは次のトークンセール/IDOがアナウンスされました。NYM/ニムというプロジェクト。「公開が原則」「透明性が命」のブロックチェーンですが、プライバシーを守ろうという仕組みです。
NYMのトークンセールは日本時間2月10日深夜早朝3時と朝8時です。オプション1はすぐ(3/31頃)に100%アンロックですが、オプション2は2年にわたってゆっくりロック解除されるので、悩みどころです。
なお、コインリストへのユーザー登録自体ができていない方は、こちらから登録を行い、コインリストで100ドル以上トレード(仮想通貨の売買)を行うと10ドル分のビットコインがもらえます。
NYM トークンセール登録時のクイズの答え
というは、ご存知の人もいるかもしれないので下のほうに記載します。コインリストの登録方法はこのnoteの以前の記事と重複になるので割愛します。先にクイズの答えと解説、いっておきましょう。ちなみに選択肢や並び順は人によって違うので、文字をしっかり見て選ぶよう、注意してください。
クイズの一問目は、「全員がMAXまで購入した場合、何人までがアロケーション/割り当てを受け取れるでしょう?」という、問題。最少でもこれだけの人数は購入できますよ、という数ですね。
オプション1、オプション2、それぞれトークンの価格と、一人当たりの最大購入額、そして、それぞれのセールに割り当てられたトークンの数から導いていきます。
Option1
$500/$0.50=1000NYM
50000000/1000=50000人
Option2
$1000/$0.25=4000NYM
25000000/4000=6250人
となりますので、クイズ1問目の答えは「Option 1: 50,000; Option 2: 6,250」となります。
※ セール当日、待ち行列の自分の順番が表示されたら、この人数から推測して、がんばって起きて待ち続けるか、寝てしまうか決めましょう。
クイズの2問目は「NYMのセールの方式は?」という問題。こちらはいつもどおり、「Users in the waiting room will be given a random spot in the queue when the sale starts. Users who arrive after the sale starts will be placed behind those in the waiting room.」を選びます。「待合室で待っている人はセールが始まるときにランダムの順番を割り当てられます」という意味です。
クイズの3問目は「トークンのロックアップの計画は?」と言う問題。こちらもセールの詳細テーブルの通り、「Option 1: Tokens release on / around March 31, 2022. Option 2: Tokens release quarterly over two years starting on / around May 3, 2022」を選びます。「オプション1は3/31頃に100%アンロック。オプション2は2年にわたって1/4年=3ヶ月ごとにロック解除される」と言う意味です。
クイズの4問目は「セールの支払いで受け付けられる通貨は?」と言う問題。答えは「BTC, ETH, USDC, USDT, SOL, ALGO」です。
クイズの5問目は「トークンのセール価格と最大購入額は?」という問題。こちらもセール詳細の一覧表に記載があります。オプション1が「1NYM=0.5ドル 500ドルまで、オプション2は1NYM=0.25ドル 1000ドルまで」となります。
クイズの6問目は「誰かが購入すると申し込んだのに支払いを完了しなかった場合はどうなる?」という問題。「The user's purchase may be cancelled and the user may be banned from future CoinList sales.」を選びます。「該当ユーザーの購入は取り消しとなり、将来のコインリストのトークンセールには出入り禁止となるでしょう」という意味です。
クイズの7問目は「トークンセールはどこで開催されますか?」という問題。「CoinList.co」を選びます。
クイズの8問目は「コインリストの公式テレグラムアカウントは?」という問題。「coinlistofficialchannel」を選びます。
クイズの9問目は「誰かがボットやキューイットのシステムを不正利用した場合は何が起きますか」と言う問題。「The user's account will be terminated and all purchases will be cancelled」を選びます。「該当ユーザーのアカウントは終了させられ、全ての購入は取り消しとなる」ということです。
左下のピンク色の送信ボタンを押して、下のように緑字で登録完了と表示されれば正常です。Option1が終わったら、Option2も登録しておきましょう。
テレグラムTelegramは詐欺が多い!テレグラムでチャンネルやグループの「検索」をしないこと!
仮想通貨、暗号資産の情報公開は
公式サイト以外に
Twitter
Telegram
Discord
Medium
の3つのSNSと1つのブログ(Medium)が利用されます。
その中でもTelegram(テレグラム)とDiscord(ディスコード)は情報の確認が素早くできて、Twitterに比べて文字の制限もゆるく、非常によく使われています。
しかし、誰でも無料で使えるため、詐欺アカウント(スキャム scam)も非常に多いです。
特に悪質なのが、公式とまったく同じ名前、さらにアイコン(プロフィール画像)も公式と全く同じもの(公式の画像を盗んで使っている)なので、ほとんど見分けがつきません。サポートの振りしてウォレットの秘密鍵などを聞き出そうとしたり、「シークレットセールがある」などとウソの情報でトークンを騙し取ろうとしたりします。
テレグラムにもツイッター同様、ユーザーやチャンネルの検索機能がありますが、これを使うと偽チャンネルに参加してしまうことも多いので、必ず公式ツイッターのプロフィールや公式サイトからテレグラムへのリンクをたどるようにして下さい。
NYM コインリストでのトークンセールの詳細
NYM トークンセールの日時
NYMトークンセールの日時、タイムラインは、
Registration Deadline:Feb 6 at 23:59 UTC
Option 1: Feb 9 at 18:00 UTC
Option 2: Feb 9 at 23:00 UTC
となっていますので、日本時間(UTC+9時間)だと、
登録締め切り2月7日午前8時59分
オプション1:2月10日午前3時
オプション2:2月10日午前8時
となります。
NYM オプション1とオプション2の違いは価格とロック期間
NYMトークンセールの詳細を見てみましょう。上の図の通りなんですがオプション1とオプション2はほとんどが同じです。違うのはトークンの価格とロック期間、そして、最大購入額です。
オプション1はオプション2より価格は2倍ですが、3月31日頃に100%アンロックされるようです。一方、オプション2は3月31日頃から4半期ごとに2年かけてアンロックされる、ということで、かなり気の長い話です。truePNLでいうVestingSaleのようなものですね。オプション2のほうはトークンの割り当てが少なかったり、最大購入額が多いこともあり、長期ホルダー(HODLer)を一定数確保したい狙いがあるようで、トークン価格もかなり安く設定されています。
一方、オプション1は最少でも5万人が購入できるということで、普段のコインリストのトークンセールで確実に購入できる人数(1-4万人)より、かなり多いんですよね。NYMはエンドユーザー向けのサービスなので、より短期的にNYMウォレット(Mac/Windowsで既に利用可能 公式サイトからダウンロードできます。)や、NYMサービスのユーザーを増やしたい、と言う狙いがあるようです。
NYMのトークノミクスTokenmics
オプション1(トークン全体の5%)の100%アンロックは、投資家としては売ってもいいし、ステーキングしても良い、選択肢がこちらにある状態になります。いずれにせよ投資金額のリターン(トークン)が手元にすぐ返ってきます。
これは健全なことなんですが、上場して流動性が供給されたときには一気に「売り圧」となる可能性があります。仮想通貨・暗号資産の市況があまりよくないなか、これがどう出るか、ですね。
また、リリーススケジュールを見ると、チームとバッカーのアンロックも、1-2年ガッチリロックされてるプロジェクトも少なくない中、結構早いので、このあたりもどう出てくるか、、というところで、ステーキングがスムーズに開始できるか、サービスの利用が実際に進むかどうかになりそうです。
NYMとはどんなプロジェクト?
最初にも書きましたが、ブロックチェーンは「公開」「透明性」がキーワード。ウォレットアドレスが分かれば、その人の取引は全て他の人にも筒抜けです。あくまで「見れる」だけで、それだけでは仮想通貨や暗号資産を盗むことはできません。これがブロックチェーン・仮想通貨・暗号資産のセキュリティや信用の仕組み。
しかし、これが法定通貨になった上で、例えば「1人1ウォレットまたは1アドレスしか持てない」、といった制限がかかったとしたらどうなるでしょうか?
ビットコインを使って売買したお店、確定申告した税務署、飲み会の割り勘の支払いを送金した友人や同僚。みんな、あなたの取引履歴や残高を知ることができてしまいます。
プライバシーなんて無いも同然、どころか「無い」です。あなたが何を買ったかは見えなくても、「どの店でいくら使ったか」「給料をいくらもらってるか」くらいは丸見えです。
しかも、世界中から見られてしまいますから、例えばロシアや北朝鮮のスパイも敵対関係にあるアメリカ(や日本)の政府関係者や企業・資本家などのウォレットアドレスを調べて、その中身を調査しようとするでしょう。
こうなると国家安全保障の問題になりかねませんよね。というわけで仮想通貨や暗号資産のプライバシーとNYMプロジェクトの重要性、ガッテンいただけましたでしょうか。
NYMはどうやってプライバシーを守るのか?
現在のインターネット上での通信のプライバシーやセキュリティを守る匿名化の技術として、SSLのような暗号化のほかVPNやTorなどがあります。ブロックチェーンを組み合わせた「mixnet」によって、仮想通貨取引以外にメールのやり取りやショートメッセージ(SMS)などのやり取りのプライバシーも提供するようです。確かにあなたのドメインメールも、例えばプロバイダー管理者なら見れるわけですし、SMSも携帯電話会社なら、恐らく見ようと思えばいつでも見れますよね。
こんなふうに私たちのプライバシーは「暗黙の信頼関係」の上にギリギリのところで守られている(ように思われている)だけなので、こういう明示的な「プライバシーを守る仕組み」はNYMに限らず、多少コストがかかるようになっても、様々な場面で取り入れられていくでしょう。
そして、その「コスト」支払いに使うのがNYMトークンとなるわけです。また、mixnetの中間で働いてくれるミックスノード(mixnode 既に5000以上稼動しているようです)へのインセンティブ・支払いにもNYMトークンが使われます。無料のVPNサービスも、最初のうちは便利ですが、「善意」で済むうちはともかく、「タダほど怖いものは無い」となるかどうかも紙一重なので、トークンを介したビジネスとしての信頼関係と、ブロックチェーンと言うテクノロジーを組み合わせてプラバシーを守る「仕組み」を確立できそうなところまで持ってきたのがNYMの偉いところです。あとはオープンソースに奈手散るウォレットやクライアントの出来とスループット次第でしょうね。
タイムラインを見るとNYMは2018年にスタートしており、2020年にテストネットをローンチし、2022年にメインネットローンチの予定。バッカーにバイナンスとHUOBIの名前もあり、CEX上場もいつかは分かりませんが、規定路線と考えられます。