noteでTex記法が使えるようになったらしい(ついでにアルティン整域は体を示す)
昨日歓喜のツイートがされた.
ということで, 記法の小手調べに(?)アルティン整域は体であることを示そう.
取り急ぎなのでアルティン環とか整域とか体の定義はとばす(ゴメンナサイ).
$${R}$$をアルティン整域とする. 任意の$${0\neq x\in R}$$に対し, イデアルの下降列
$$
(x) \geq (x^2) \geq \cdots \geq (x^n) \geq \cdots
$$
を考えると, $${R}$$はアルティンよりある$${k\in\mathbb{N}}$$があって, $${(x^k) = (x^{k+1})}$$となる. よって特に
$$
\begin{align*}
x^k&=x^{k+1}r \quad (\exist r\in R) \\
x^k(1-xr) &= 0 \\
xr &= 1 \quad (\text{$${R}$$:整域より})
\end{align*}
$$
よって$${x}$$は可逆. 以上から0でない任意の$${R}$$の元が可逆より$${R}$$は体である.
…おー!ちゃんとできてる!!これは便利なりましたわ.
一つ注意点としてディスプレイ方式は数式専用の段落機能のため, 通常文の段落の中でドル記号を打ってもうまくいかない.
$$
y = ax
$$
このようにそのまま表示される. 新たな段落で
$$
y = ax
$$
と書くとうまく表示されるだろう.